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普通二輪教習#07#08*砕け散る、ランプと心

2023.11.26
第1段階 4,5時限目

シミュレーターでも下手っぴさん

1コマ目はシミュレーター。担当の指導員さんは、推しの指導員さん。(まだこのときはそこまで推しでもなかったけど。笑)
若い男性と、2人の複数教習。

シミュレーターは実車ではできない危険なことをやるもの。
1段階では1回、2段階で3回。
今回は急ブレーキと、カーブでの速度と、カーブの先のトラップを避ける体験。

最初は急ブレーキの体験。
スタートから、エンスト。←
アクセル回さないと、半クラで発進しない。
まっすぐ走るのも難しい。

コーンのところから急ブレーキ。
なんだけど……思ったよりも短く止まれない。
「クラッチ握ってない?」
🐤あ。←
「制動距離変わっちゃうから次はクラッチ握らないでね。」
🐤すみません。笑

リアよりフロントは倍、効きがいい。
速度が1.5倍でも、制動距離は2倍。速度と制動距離が比例しないことを学ぶ。

次、カーブを曲がる。
速度を40,60,80km/hにして、それぞれ曲がる。
次はカーブの先にトラップ。
何かあるって思ってるから、2速だけど20キロ〜30キロで走ってたから回避できた。橋の風に煽られたのが一番びっくりしたかな。

指導員さん曰く、だいたい40km/hまでなら曲がれる。
道路の先に何かがあっても、20km/hまでなら回避できる。
橋で風に煽られたときはハンドルでまっすぐ進む。車体を起こそうとしても、無理。
実際の道路だと、知らない道やカーブの先で一番気をつけるのはマンホール。マンホールはいろんなところに仕掛けられてるから注意(特に濡れたマンホール)。

まぁ、公道を走ることは……今は怖くて考えられないや。

最後に次から課題に入っていくので、教本で課題の確認。
「どんなことやるのか」「注意点は何か」先に頭入れておくと良いとアドバイスされる。

課題のはじまりはじまり

2コマ目の指導員さんは、よく配車係に入ってて、配車券を出してくれる人。ニコって笑顔がかわいらしい、若手の指導員さん。

小雨で肌寒い。小屋の中、ストーブ出てた。

シミュレーターで言われた通り、いよいよ課題へ。
「下にコースがあるので、まずはそっちで練習しましょう。」
お!今日も私のホーム、下のコースね!笑

今日の取り回しは割とうまくいった気がする。シートよりもハンドルに近い方で支えてみた。あとは、動かすときはできるだけ垂直にすることを意識。
他の指導員さん、待っててくれた。トロトロしててすいません。

外周を一周して、坂を下っていく。
発進手こずり、モタモタ。
自分で坂を下るのは初めて。エンジンブレーキのみで下れた。ひとまずホッ。

8の字はトラウマに

まずは大きく8の字、緩やかに。広い場所を使って、大きくカーブする練習。
今日は(も?)発進と停止が不安定。

「ブレーキはもっとすっと踏んで良いよ。低速を長くキープしすぎて、ふらついてるので、もっと一気にスピード落として、すーっと止まる。」
フロントのカックンブレーキで転かしてるから、そろ〜ってなっちゃうのよね。

走行中はとにかく「上半身力抜いて〜」って何回も言われた。力入ってたのかなぁ。

上半身の力を抜くこと。
力を抜いていれば、顔を向ければ肩が一緒に回る、つまりハンドルが回る。力が入ってると、顔だけ動いて肩や腰が回らないからハンドルが動かず、バランス崩れるだけ。
上半身は、楽に。腕や肩がつっぱらないように。

いよいよ、ちゃんと?8の字。
「本当は2速なんだけどね。とりあえず1速でやってみましょう。無理だと思ったら、コース外れて良いですから。どこからでも抜けられるし、パイロン倒しても良いし。(隣にある)波状路だけは気をつけてね。そっちはいかないように。」

ほぼ直線のところから入り、、、
「あ、無理。←」
さっそく曲がりきれずコースアウト。
「あはは。パイロンの外でいいよ、大きく回ろう。」
たくさん並んでいるパイロンの外側を、大きく回る。

そして、、、行ってはいけないと言われていた波状路付近でバランスを崩し、転倒。青とオレンジのランプ破壊。バラバラに砕け散ってた。あ〜……。ごめんなさい。。。

「そっちいっちゃったか〜」
なんでだろうな。波状路危ないってわかってたはずなのに。なんでこっち来ちゃったかな。
破片を集める指導員さん。ごめんなさい。。。

「んー。もう一回大きく回ってみようか。」
ということで、8の字のコースはやめて、また広いところを大きく回る。不安定だけど、2速に入れて回れることを確認。

「あ、いいこと思いついた!こっちでやろう!」
指導員さんが思いついた"いいこと"=スラロームコースで8の字を描くこと
「目印にパイロン倒しておくね。」
真ん中のパイロンを倒し、そこで曲がる練習。
「こっちの方が横幅あるから、余裕もって回れるから。動線意識して回ってみよう。」

最初は1速で。
「いい感じだね。じゃあそのまままっすぐ行って、2速に入れて、S字とクランクの間で曲がって帰ってきて、そのまま2速でやってみよう。」
2速、やっぱり速い。コースアウトして横の壁(フェンス?土??)に突っ込みそう。
目線を先に、行きたいところに向ける。動線意識。交差するとこ見ちゃうと近づいちゃうから、もっと先見る。
意外と曲がれてる。バンクももしかしたらできてるのかな。

縦の長さを、パイロン狭めてカーブを少し急に。
それでも、回れてる。
2速はやっぱり膨らみそう、壁に突っ込みそうって思って怖かったけど、思ってたよりは曲がれた。2速の方が安定はする。曲がるの怖いけど。
「走ってるバイクはそう簡単に倒れないから大丈夫。」
確かに倒れそうな感じはしなかった。

カーブではニーグリップ。
ずっと力を入れるのは大変だから直線は楽にして良いけど、カーブはしっかりタンクを挟む。
さっきの転倒は体が離れちゃってたらしい。
ニーグリップができないと、上半身が不安定になる、ふらつく。

目線は曲がるところを見るより、もっと先。クロスする部分とか。
視線は下げない。頭を下げると不安定になる。

2速で少しだけ、できるかも?って思いが出てきたところで、ギア抜けして転倒。
「ギア抜けしちゃったね。足が乗っちゃってニュートラル入っちゃったのね。それで前に進む力がなくなっちゃって、ふらふら〜ってなって倒れちゃったんだけど、ギア抜けしちゃったときは下げた方がいいね。それか止まっちゃう。クラッチ切らないとエンストしちゃうけど。今はあれあれ?って焦ってるうちに倒れちゃったから。」

「そろそろ時間だから戻るけど、ちゃんと回れてたよ。2速で曲がるとき、足出しちゃうかなって思ってたんだけど。笑」
曲がるとき足出すって発想はなかった!笑

メンタルの部分が大きいけどね。こればかりは人それぞれだから。怖いなっていう気持ちがあるけど、曲がれてるから、曲がれるって思えれば大丈夫。つかめればすぐできるようになると思うよ。」

メンタルって話されてるとき、なんか泣きそうになった。
怖いとは思ってない、と思う。たぶん。
でも、自信がない。転けずに止まれるだろうか。曲がり切れるだろうか。停止の指示が出れば毎回不安になるし、カーブも不安。これが怖がってる、なのかな。怖がってるんだな。

ランプ壊しちゃったし。

終わりで坂道上るのも、自分でやったの初めて。
「上りはアクセルちゃんと回さないと進まないから。先上がるから、あとから来て。」
できた。できたけど、四輪の指導員さんとか歩いてた人たちをどかしてくれた。ありがとうございます。危険運転する人間なんでw(二輪小屋からいろんな指導員さんこっち見てたよね。笑)

ランプとともに、砕けた心

んー。なんか。やばいかも。今日はダメージがでかいぞ。
同じ項目がもう一時間あるから、今日の時点では復習はつかず。まぁ8の字しかやってなくて、それすらできてないから補習は確実なんだけど。問題は本当にできるようになるのかって話。

「YouTubeとか教本、見てみてください。8の字ができれば、S字も大丈夫だし。クランクは角度があるからまた少し難しいんだけど。怪我しないようにやっていきましょう。」

ゴールが遅かったから、原簿記入中にランプ修理は先に戻ってたベテラン指導員さんがやってくれてた。
「何色?」「青とオレンジ」サッと裏に行って2色取って戻ってきた。
すみません。本当にすみません。次の教習までに間に合ったかな。

8の字、もうちょっとできると思ってた。
思ってた以上に凹んでる自分がいる。
できないだろうなって思ってたはずなのに。本当はできるかもって思ってたのかな。期待してたのかな。
帰りに車で運転しながら泣いてるし。悔しいのかなぁ。怖いのかなぁ。でもやっぱりできるようになりたいんだよなぁ。乗りたい、乗れるようになりたいって思っちゃったんだもん。

今日は、楽しめたかな。楽しくなかったわけはない。でも、不安と失望感が強くなっちゃったかな。わくわくはできなかったな。

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