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バイクに、乗りたい*二輪免許取得のきっかけ

憧れだった二輪免許

2024年、32歳で二輪免許を取りました。
ずっとずっと乗ってみたかったバイク。
でも、免許を取りに行くまで、教習所に行くまで、それはそれは悩みました。

身長152cm、痩せ型。子どもの頃は常に背の順で一番前。運動神経は悪い方ではないと思うけど、こんなヒョロヒョロの私がバイクになんて乗れるのだろうか。32歳にもなって、バイクの免許なんて、取れるのだろうか。

21歳で車の免許を取得したとき、教習を受けながら、「バイク、かっこいいなぁ。」なんて憧れていたことを今でも覚えています。
身近にバイク乗りは一人もおらず、本当に、単純な憧れ。かっこいいな。ただそれだけです。
教習所卒業時のアンケートにも、「他に取りたい免許は?」の質問に、私がバイクなんてバカにされるかな?とは思いつつも普通二輪にしっかりと丸をつけた記憶があります。
それなのに、その思いは忘れ去られていました。

親の反対、そして仕事に忙殺される日々

私がバイクの免許を取得するにはいくつかの壁がありました。
一番は私がバイクに乗ることを大反対する親の存在。学生時代、反対する親を説得することはできず、バイクを諦めました。

そして、社会人になり、とにかく仕事に追われ毎日遅くまで残業、休日なんてあってないような日々。地元も離れ、かつて通っていた、楽しかった教習所も遠い存在に。
気づけば私の頭から、バイクなどというものは消えていました。

ところが。コロナ禍を経て、仕事に大きな変化が。さらには転勤があり、地元に戻ることに。
休日が、プライベートの時間がまったくなかった私に、なんと休日というものが現れ、暇な時間ができてしまった。

さて、困った。
ただただ仕事しかしてこなかった7年間、私には趣味と呼べるものがない。
私はせっかくの休日に何をして過ごすのだろうか?パートナーもいないし、友だちは家庭をもち、仕事をし、毎日忙しくしている。
私は一人で何をする?私の趣味って??

そんなときにふと、思い出したのです。

「そういえば私、バイクに乗りたかったんだ。」

一度やりたい、ほしいと思うと諦めが悪いのが私だったはず。
とにかく背中を押されたい私は、ひたすら情報収集。が、調べれば調べるほど、自信がなくなる検索結果が。
「引き起こしができないとそもそも教習所に入れない。」
「低身長の女性が免許を取るのは大変。」
「若い子ならまだしも、歳をとってからの教習は苦労する。」

こんな結果ばかり出てきて、教習所に行く勇気は出ず。その上、親の説得まで待っている。億劫すぎる……。それにこの歳でバイクとか言い出す女ってどうなのよ。なんか恥ずかしい。

でも。
気づいたら、何度も教習所のホームページを開いている自分がいる。

やっぱり私、免許取りたい。

また、ネットでひたすら検索。
「低身長」「150cm」「女子」「二輪教習」「補習」「教習日記」などなど
いろいろと組み合わせ検索し、たくさんの方の教習日記を読ませていただきました。
身長150cmに満たない女性が免許を取得している日記。50歳を過ぎて教習に通われてる方の日記。教習で大怪我をしても免許取得を諦めなかった方の日記。

とにかくたくさん読みました。特に、苦労された方の日記は何度も何度も、繰り返し読みました。
そして、思いました。やっぱりチャレンジしたい。

免許を諦める理由なんて、探せばいくらでも見つけられます。
背が低いから、仕事が忙しくて時間がないから、女で力もないから、30歳も過ぎてるから、親が反対してるから、怪我して仕事に影響が出たら困るから、危険だから、乗れなかったら恥ずかしいから、出来ない自分を見て傷つきたくないから、バイクを買っても保管場所がないから、免許取ってもきっと乗らないから……。
他にも、諦める理由なんていくらでも。

でも、こうやって諦めて後悔してきたこと、たくさんあるなぁ。そうやってさっきの諦める理由を見てみると、全部言い訳にもならないことしか言ってないなぁ。いつからこんなになっちゃったかなぁ。

よし、とりあえず免許を取ろう。

バイクに乗るかどうか、そんなことはあとで考えればいい。親の説得も、後回しでいいや。教習所で乗って満足するかもしれないし。そもそも、免許取れないかもしれないし。笑

そう自分に言い聞かせて、休日出勤をしている日のお昼休憩中に、入所仮申し込みを済ませてしまったのでした。

……こういうのって、勢いだよね☆笑

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