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ライディングスクール#04*ツーリングって楽しそう
2024.3.17
ライディングスクール4回目の記録。
今回はツーリングに行くのが不安な人向けのコース。
ツーリングの季節がやってくる
今日は雲多めだけど雨は降らず。
気温も低くないのでライディングには悪くないお天気。
今日の参加者は7人だけ。私以外全員男性。
メインはスラロームのときの若手イントラAさん(午前)→#02でメインだったベテランイントラBさん(午後)
サブは初めましての若手イントラCさん(午前の前半)→Bさん(午前の後半)→Aさん(午後)
入り組んでるなぁ。笑
・オリエンテーション
→スケジュール確認、自己紹介、AMのコース紹介
・準備体操
・マット運動
→転倒時の摩擦を減らす。気持ちを「バイクに乗るぞ」と切り替える。
・プロテクター準備
・車両準備
→今日もCB400SF Revo(赤・白)ちゃん。
・運転姿勢
→つま先を内側に向けることでニーグリップをしっかり。
→レバーの下に足を入れっぱなしにしない。バンクしたときにつま先を先に擦ってしまうことを回避するため。レバーの上に足を置いて、つま先を落とさない(レバーを下げない)ように気をつける。
→目線は遠くを見て、前の状況を把握すること。
→上半身の力を抜いて、腰から回してあげる。
・慣熟走行
→5mくらい、クラッチの位置を確認するために進む。慣熟走行はパイロンをいくつか飛ばしてうねうね。
すぐに第2センターへ。
初心者には怖いツーリング場面①
午前中はツーリングでよく出くわす場面の練習。
スタート→坂道発進→坂道でのUターン→左折で砂利道→左折でUターン→もう一度Uターン→左折でスタート地点へ。
しばらくやったら、5分の休憩を挟んでコースを逆回転に。
逆回転にすると、砂利道が下りから上りに変わったり、左のUターンになったり、下り坂での停止、発進ができたり、交差する場所が出てきたり、また違った練習ができる。
*坂道発進
・回転数を上げて発進すること。
・"回転数上げる→リアブレーキ外す"の順序を間違えないこと。
前半はリアブレーキ外すの早くて少し後退したり?
教習所ほどの急坂ではないけれど、それでもちゃんと回転数とクラッチ繋げてからリアブレーキ離すっていうのを意識しないとだめ。
最初は丁寧にやるから失敗しないんだけどね。やっぱり気が抜け始めた後半だよね。ちゃんと2連続でエンストした。笑
そしたら若手イントラAさんに「わざと坂道で2速にして止まってもらって、ちゃんと1速に落としてから発進する練習をしましょう。」って言われた。
2速発進で失敗したと思われたのか、それとも2速にするのをためらっていることに気づかれたのか。笑
*坂道の下り
・停止はフロントブレーキを使いすぎない(リアブレーキもしっかり使う)。
*不整地走行(下り)
・速度の調節を不整地に入る前にすること。
・フロントブレーキを強くかけたらタイヤが滑る。
・速度を抑えて、バイクを立てて曲がる。
*不整地走行(上り)
・半クラッチも使って、アクセルをある程度回さないとエンストする。
・目線(先を見る)→坂の角度を確認しないでいると、急にアクセルを回すことになってリアタイヤが空転する。
砂利が深いところはやっぱりタイヤがとられてる感覚がある。低速でトコトコ行くのは出来そうだけど、実際は駐車場とか怖いな。
*Uターン
・上り坂でのUターン(右)は、足をつくなら左足をつく。右足は低くなってるので、つきづらい。
途中からベテランイントラBさん登場で、「下半身で操作する」といういつもの注意再び。笑
・肩、胸、おへそが回ってない。
・ハンドルにしがみついてる。
・上半身(背中)が反ってる=怖がってる、びびってる
・一言で言うと固い。
・まずは頭の位置を前に。
「上半身の力を抜いて、ニーグリップをしっかりしておへその下を行きたい方向に向ける」
"おへその下"だけ、意識しなさいと言われ、とにかく意識したら……。
めっちゃ小回りできたし、腕の力がいらない!!
……びっくり。
これにはイントラBさんもニッコリ。
「すごく小回りできたでしょ?力要らないでしょ?ちょっとわかった?」
すごくわかった。全然違う。めっちゃ嬉しい。
肩とか顔とか胸とか力抜くとかいろいろ言われて、でもまったくわからなくて、できなくて、それが今日のたった一言、「おへその下を向ける」ってだけで、バイクの動きが全然違うのがわかった。感動。
この感覚、忘れたくない。
そのあともおへその下を向けることを意識。
イントラBさんとイントラAさんでおしゃべりしながら、私の運転チェック。Aさんは拍手してくれた。
「あなた私に散々注意されてずっとできなかったのにね。笑」ってBさん。
はじめてちょっとわかったよ!!笑
午前中はここまで。
これまでで一番充実した半日。
初心者には怖いツーリング場面②
午後もまた第2センターで。
午後はどちらかというと、ツーリングにおいて速度が出ている場面の練習。気持ちよーく走っているときの危険ね。
*直線ブレーキ
60〜70km/h(3速)から25mで停止。
スタート位置でイントラAさんから加速と減速の運転姿勢の確認。加速は前に重心を乗せて前が浮くのを押さえる、減速は後ろに重心を乗せて後ろが浮くのを押さえる。
1回目、クラッチを早く切りすぎて止まれず。
イントラBさん「クラッチ切るの早すぎて危険。クラッチは最後だけ。」
全然止まれなくてあれー?って思ってたけど、クラッチ切っちゃったからだったんだね。
2回目はまぁまぁ。とりあえず止まれたけど、姿勢とかは意識できず。
*旋回ブレーキ
60km/hで旋回中にブレーキ。
フロントブレーキを強くかけるのは危険だから、リアブレーキ中心で。
1回目、スピード不足。40〜50km/hになってた。
イントラBさんに「今何キロ出てました?」って確認されて、やっぱりわかるんだなぁ。
止まれるけど、難易度が下がってるからちゃんと速度を出すこと。もっと余裕がなくなるはずだから、それを体験するように。4速くらいまであげること。4速は勇気がいる。ちょっとビビってたらそれが伝わったのか、「60km/hで6速はふつうですよ。」って言われた。
2回目、速度は出せた。止まることもできた。でもまだまだ。60km/hの旋回が、怖い。
*旋回回避
60km/hで旋回中に進路変更、停止。イメージは左に停車車両があったような想定。
50〜60km/hで避けたけど、合図出せず。しがみついたブレーキ。進路変更前の目視もできてない。まったく余裕がない。
「今、合図出しました?」ってBさんには毎回のように笑われる。笑
*隊列走行
マスツーリングをイメージして、千鳥で隊列を組んで走る。
道路交通法ではキープレフトが原則だけど、隊列を短くするためには千鳥が良い。
ただし、右左折のときは一列になること。
3人が交代でリーダーになって、先導。
リーダーやりたい人1人、やりたくない人4人。
よって、3人が決定。笑
私はもちろん、やりたくない人。笑
ツーリングでは、一番後ろをリーダー、先頭をサブリーダー、スキルが低い人を前の方に置くのが鉄則。
後ろの方がレベルが上がる。速度も上げないと、離されちゃうし。
最初、イントラBさんが先導で走ったとき、とにかく「🐤さん、頑張って追いつきましょう。」って言われまくった。間が空いて、離れちゃう。
参加者リーダーのときは真ん中らへんに入れてもらって走行。
リーダーはいろいろみなきゃいけなくて大変。
早めの合図、手での合図も大切。
駐車場所も、全車が停められるスペースを見つけること。
出発して、低速走行してみんながついてきているか確認。
右左折のときは全員が曲がり切れるかの確認。
途中、イントラAさんがわざと直進車として走行してくる。
ちゃんと先を見ること、余裕をもつこと。
2回くらい焦って停止で右足着地。そうするとやっぱり隊列から離されちゃう。
あと初めて2速発進してしまった。気づいたけどエンスト覚悟で多めに回したらいけた。
*高速走行
最後、サーキットコースへ。
6速100km/hの高速道路のイメージで。
バンク角がすごい(最大傾斜角10°)。サーキットって、あんなに傾斜ついてるんだ。テレビで見てるのと全然違う。上り坂みたい。いや、上り坂だ。
まず、空気抵抗がすごい。
前傾姿勢じゃないと走れない。
ちょっと体を持ち上げると、すごい力で後ろに引っ張られる。
シールドは下げるべき。最初下げなかったら髪の毛やら小石?虫?が顔に当たって痛い。
頭下げたら勝手にシールドも下がったけどね。それくらい風圧がすごい。
直線も、風のせいか思い通りの走行ラインを走れない。
ちょっとの段差?で飛ぶ。これは速度のせいだろうけど。
ちょっと怖さもあるし、スピードを出すのも大変。
でもめっちゃ楽しい!!
4〜5周して、止まって、イントラBさんに「怖いですか?」って確認されたけど、「怖くはないです、楽しいです!」って言ったら笑ってた。笑
ほんとは終わりだったけど、「まだもう1〜2周走りたい人!」っていう質問にほぼ全員が挙手。笑
2〜3周おかわり。笑
たーーのーーしーーいーーーーー!!!!!笑
回ってるときは必死で何周したかなんてわからないけど、とにかく楽しかった。
ほんのちょっとしか横見て走れなかったけど、横見ると角度がわかる。楽しい。
第1センターに帰ってきて、給油で倒す。サイドスタンドが緩かったみたいで上がっちゃった。
Aさん、すいません。引き起こしはできます。笑
車庫前で最後の最後に、前ブレーキ強すぎてまたイントラBさんに注意される。
「ほらー!また前ブレーキ!!まだまだだなー。」って。笑
すんません。また修行に来ます。笑
車庫入れも他の参加者さんに手伝ってもらって完了。
ありがとうございました。
過去一楽しかった!
振り返り、まとめ。
今日はとにかく、"下半身で操る"の意味が少しわかった気がするのが、とにかく収穫。
他の人の反省で「余裕がない」って言ってたことに対してのイントラBさんのアドバイス。
余裕をもつことの反面で、余裕がなくても大丈夫なくらいスキルを上げる、という考え方もある。
確かにね。
余裕がないときでも正しい動きができるくらい、スキルを高めたいな。
いつか乗れる日が来たら
CB1100RS
乗った人が楽しかった!って言ってて、ベテランイントラBさんもお金があれば買いたい、おすすめって言ってて、終わってからまたがらせてもらうことに。
うん、びっくりするくらい、足まったくつかないけどな!!!笑
「🐤さんは全部つかないから同じです。早く大型取りましょう。」って、Bさん。笑
今日のコースは不整地走行とか坂道発進とか、文字面を見ちゃうとレベルが高そうに見えたから少し躊躇した。
でも、終わってみたらめっちゃ楽しかった。
公道に出る気はさらさらないけれど。笑
それでも少しずつ、難しそうだと思ったことができるようになるのは嬉しいし楽しい。
次、オフロードを誘われた。
オフロードの技術はオンロードにも通じる。
下半身で乗るっていうことが、もっとわかるようになるはずだって。
イントラBさんに、「🐤さんも最初と比べるとだいぶ手がかからなくなりましたね。」って言われて笑っちゃったわー。
4回中3回、見てもらってるもんね。成長してるのわかってもらえるかしら。笑