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教育とは、子どもの中に宿る善性をゆがめることなく助けることであるので、受動的、追随的でなければならず、決して命令的、規則的、干渉的であってはならない。フリードリヒ・フレーベル(Friedrich Wilhelm August Fröbel)

教育とは、子どもの中に宿る善性を
ゆがめることなく助けることであるので、
受動的、追随的でなければならず、
決して命令的、規則的、干渉的であってはならない。

フリードリヒ・フレーベル(Friedrich Wilhelm August Fröbel)
(ドイツの教育学者 幼児教育の祖 1782〜1852)
 http://www.pt-hamamoto.biz/fwd3/1653

人間界では、教育という考え方が、少し不自然になっているのでしょう。

その影響で、本来自分自身で学ぶことを、他人に依存し過ぎたり、誰かや環境のせいにしたりして、与えられるもの。与えるもの。と考えてしまいがちですね。

同じようなことをやるにしても、一律に同じことを伝えたとしても、それは、ごくわずかの存在にしか、当てはまらないことが多く、それができるかどうかで、能力があるなしの判断になっているような、本当に歪な状況になっているのが人間界でしょう。


一人ひとり違う存在ですから、同じはあり得ません。

もっと言えば、そのタイミングで、必要なものも千差万別でしょう。

それを規則的、一律にしてしまっては、ましてや強制などしても、あまり意味のあることにはなっていきませんね。


どうぞ、自分自身にも、未来を託す子供たちにも、こうあるべきだ。というような、過去や今の押し付けは、どんどん手放していってください。

無限大に広がる自然界と未来を、過去と今で縛ってしまうのは、本当にナンセンスなことです。


今の教育となどで教えているようなことより、もっと大切な伝えなければならないことがあります。

表面的なテクニックなどではなく、自然界の本質、自然とは何かということを、しっかりと伝えていくことの方が、はるかに重要なことです。


それをしっかりと身につけて上で、表面的な知識や情報、技術などが、大いに役立つことになります。


人間は何ものをも育てられません。自然界で育てるのは自然です。

人間は見守ることしかできません。

このことにも気づいていく必要がありますね。


まずは、背中を見せること。

子供たちの社会で問題になっていることなどは、大人の社会のそのままの投影です。

大人が行動を変えることなく、子供たちの行動や環境を変えようとしても、それは何の意味もなく、問題の解決に至ることはあり得ないでしょう。


大きな争いなどが、一人ひとりの身の回りから、小さな争いの種をなくしていくこと以外に、根本的になくしていくことができないのと同様に、イジメの問題などを解決していくには、大人たちのそういう言動が変わらなければ、子供たちの世界から、この問題がなくなることはないでしょう。


そして、個性を生かしていくこと。

個々に学ぶタイミングも、アプローチも、全く違うのが自然な姿です。

その個性に沿って、必要なことを伝えていくことに、手間暇を惜しんでいては、せっかくの素晴らしい能力を、充分に引き出せなくなってしまいます。


全ての能力を、自然に沿わせて、無限を感じられるほどに、その能力のより多くを、引き出していってください。


フレーベルさんの、こんな言葉もありました。

子供は5歳までにその一生涯に学ぶすべてを学び終えるものである。
知恵を求めることは、人間の最高の目的であり、
人間の自己決定の最高の行為である。

(浜本哲治)


オーベルヴァイスバッハのフレーベルの生家 Wikipediaより


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