【視力低下と頚椎可動域の関連性について仮説を立ててみた】
脊柱とそこに関連する勉強をしていて思ったのでメモ程度に残そうかと思います。
頚椎の特徴
・屈曲、伸展、回旋、側屈が可能
・回旋動作=C1/2がほとんどで他は補助程度
・屈伸動作=C3~7が主動関節
眼輪筋の特徴
・6つ存在する。(上斜筋、下斜筋、上直筋、下直筋、外直筋、内直筋)
・上斜筋、下斜筋は滑車しながら走行していて他より筋が長い。
・眼球はほとんど単独では動かない。
・支配神経は3つ。(動眼神経Ⅲ、滑車神経Ⅳ、外転神経Ⅵ)
仮説
※ここでの仮説はあくまでも後天性、つまり生活習慣の中で何かしらの悪影響が原因で変化してしまった、というのが前提条件。
例)デスクワークが多い人、ゲーム好きな人、スマホ時間の長い人、その他何かと対象との視点距離が短い人
・同じ狭い場所をずっと固定しながら見る
・視界の狭小化
・狭い視界のみ見る行動なため頸部動作も低下
・同時に眼球運動も低下
・ずっと座位姿勢保持
・円背姿勢の増悪
・胸椎後弯増悪
・頭部前方突出
・ヘッドフォアードポジションによる頚椎過伸展
・C1/2可動域低下による回旋動作困難感
・過伸展位保持による後頭下筋群の伸張性低下
・脳脊髄液および頸動脈の循環不良
・頭部や眼球周囲の循環不良
この流れで視力低下と頸部の可動域低下に繋がるのかな。
これだとずっとHFPだから、いざ姿勢を正そうとした時には頭部突出したまま脊柱の伸展をしようとするから肩関節周囲のアウターマッスルがオーバーユースとなって求心性ストレスがかかる。
すると肩こりとか出るだろうし、筋膜連結の関係で広背筋や前鋸筋も引っ張られる。 そうなれば腋窩動脈も狭小されるだろうからさらに血流循環の不良が増悪して、頭痛の原因にもなるだろうし視力低下の因子にもなるんじゃないかなぁ。