胸椎伸展を引き出すための屈曲性トレーニング(スペシャルライター増田)
今回はスペシャルライターの増田さんです!ではどうぞ↓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
皆さんはじめまして!
今回、ゲストライターをさせていただくことになりました
C-I Baseballの増田稜輔(ますだりょうすけ)です。
といっても
「誰だこいつ・・・」という声が聞こえてきそうなので
本題に入る前に自己紹介させてください。
■自己紹介
私は野球現場を中心として活動しながら外来整形外科で勤務している
理学療法士です。6年目です。
主に野球現場ではトレーナーの立場から選手を見ることが多く
エクササイズやトレーニングを通して
【身体動作に変化を出していく】ことをコンセプトに
選手に介入しています。
私がなぜ野球現場を中心として活動しているのか・・・・
理由はこちらのnoteを読んで頂けば分かると思います。
↓↓↓
noteを要約すると
一人でも多くの野球選手の怪我を減らすには
医療機関で選手が来るのを待っているだけでは
ダメだ!だったら野球現場に出よーって思ったのがきっかけです。
日本中の野球選手の怪我を予防していくのは
私一人では無理なので
優秀なスタッフと共にコミュニティーを作り現在は活動しています。
野球現場に興味がある方はぜひ!!
多くのセラピストが野球現場に出れる環境を私は作っていきます!
野球現場で日々選手に関わる中で
「あれっ?なんか今までのやってきたことと逆だな」
「でも動き良くなっているぞ」
という経験がありましたので
今回はそんな私の経験を皆様にご紹介させて頂きます。
やっと本題です。
■投球障害肩への介入方法
よく経験するのがMER時の肩関節2nd外旋時の痛みだと思います。
皆さん、投球障害肩の選手にどのように治療介入してますか?
一般的に言われているのが
・肩関節の外旋制限
・肩甲骨の後傾制限
・肩甲骨の内転制限
・胸椎の伸展制限
みなさん上記の4つに対して
徒手やストレッチ・エクササイズ処方にて介入していると思います。
しかし、なかなか制限が改善されないことってないですか?
そのような選手に対して
”伸展とは逆の屈曲性を向上させる”と改善するケースが良くあります。
そして、屈曲方向の運動を行ったのに伸展方向の可動性が改善されます。
伸展制限があるから伸展方向の動きで出すだけでは不十分な場合があります。
■屈曲性トレーニングが有効な理由
ここからは屈曲性トレーニングがなぜ有効なのかについて
解説していきます。
理由としては2つあります。
①肩甲骨の安定性について
②脊柱の可動範囲について
①肩甲骨の安定性について
野球選手でよく見られる姿勢
・肩甲骨前傾
・肩甲骨内旋位
いわゆる巻き肩の状態です。
なぜこのような姿勢になっているのか?
肩甲骨は肩鎖関節を介して鎖骨とのみ連結しています。つまり肋骨上に浮遊している状態であり非常に不安定です。
野球選手に見られる、肩甲骨前傾/内旋位は肩甲骨の上部を肋骨に固定し安定性を確保している状態です。
このような選手に、前胸部のリリースやストレッチを行い肩甲骨の後傾/外旋方法への可動性を促通したらどうなりますか?
ここから先は
¥ 390
理学療法士最大級のオンラインサロンFree PT salonを運営!知識・技術を学ぶのはもちろん、発信力をつけて、みんなとコラボしてプロダクトを作る!やりたいことを実現する場所!→http://reha-basic.net/free-pt-salon/