側弯症に対するエビデンスと理学療法
今回は「PHYSIO ONE」から1つ抜粋した「側弯症」に対する理学療法を紹介します。
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ではそのPHYSIO ONEから抜粋したものを紹介します。
側弯症の病態
・脊椎が側弯し、ねじれも加わっている状態。側弯の角度が最低でもコブ角が10°以上であることが側弯症の定義とされている¹⁾⁵⁾
病態生理
・側弯の正確な病因は現時点で不明であり、遺伝、結合組織の異常、脊柱の発達異常など様々な因子が関わっているとされている³⁾⁵⁾⁶⁾
・大別すると、筋バランスの崩れや不良姿勢によって引き起こされるもの、骨の組織的変化によって引き起こされるものがある
原因による分類¹⁾³⁾⁶⁾
1. 原因が特定できない特発性側弯症(80%を占める¹⁾)
2. 先天的な椎骨の異常による先天性側弯症
3. 神経障害で脊柱を支える筋が麻痺して起こる神経原性側弯症
→特発性側弯症は年齢によってさらに細かく分けられる ¹⁾³⁾⁶⁾
・乳幼児期側弯症(0-2歳)
・学童期側湾症(3-9歳)
・思春期側弯症(10-17歳)
・成人側弯症(18歳以上)
※上記のうち、6-24ヶ月、5-8歳、11-14歳で進行しやすい¹⁾
重症度による分類¹⁾
・軽度:20°未満
・中等度:21-35°
・中等度〜重度:36-40°
・重度:41-50°
・重度〜かなり重度:51-55°
・かなり重度:56°以上
臨床で代表的にみられる症状
・脊椎の伸展が難しい
・姿勢を保つのが辛い、また、だんだん痛みが生じる
腰痛の発生リスクは一般人の20倍¹⁾
・明らかな側弯が目視できる
側弯症の有病率
一般人の有病率:約2-3% ¹⁾⁴⁾
そのうち保存療法が必要となるのは10%、手術適応は0.1-0.3%¹⁾
男女比¹⁾
Cobb角10-20°では1.3 : 1.0
Cobb角20-30°では5.5 : 1.0
Cobb角30°以上では7.0 : 1.0
側弯症のリスク要因
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