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偶然だったかもしれないけれど,自分にとって,あって良かったもの・瞬間・・・ #5

#5 追い抜かれたこと

小学校の高学年の頃のことだと思う.

1000mくらいの競走がクラブ活動であって,
授業でも体力測定でもなかったから,
みんなそれほど真剣でもなくて,
自分が何となくトップで走れていた.
そのままゴールできそうなときに,
ゴール直前で
当時仲の良かった友だちに抜かれて
2位でゴールすることになった.

気配にも足音にも,まったく気づかなかった.
油断と言われれば,返す言葉はない.

ゴール後,
お互いに軽口を叩いて
それで終わったこと.
選手に選ばれるとかも全く関係のない練習の一環で,
くやしさもほとんどなかったのだけど,
なぜか,
よく覚えている.

慌てて,スピードを上げたけれど
間に合わなかった.

今でも,
走ることに限らず,
物事が終わりそうなときに,
最後まで気を抜かない,と
その場面を思い出しながら
自分に言い聞かせたりしている.

自分の気づかないところで
諦めていない人がいる,ということもあわせて.

ポケットの中の原石


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