プレイスタイルをスタンド風にする。
こんばんは、なんかくだらない話を書こうと思い、メモ帳をあさっていたら、ゲームマスター視点でプレイヤーを数多見てきたことによって気づいたことがありました。それはプレイスタイルの違いです。
そこで今回は有料記事ですが、面白い(ネタ)部分を無料で公開し、そうじゃない部分をちょっとだけ有料部分にいれるという試みで執筆してみます。つまり、有料ですが無料の人でもほぼ同じ内容が見れるというお話です。
プレイの特徴は特殊能力の世界
マーダーミステリーのプレイヤーを見てくると気づくことがあります。それは、プレイヤーによって得意としているプレイ中の技術がけっこう異なるということです。もちろん基本的な方針は同じゲームを行っていますので似通っていますが、特殊条件、つまり「嘘」をついたり、自分にとって不利な状況を覆すための戦術が人によって異なるんだなということに着目しました。これは、プレイヤーによってかなり分かれます。その能力は体系別にできるのではと考えました。そこで、それらの手法に技術名の代わりにスタンド名をつけてみようという試みです。なお、スタンド名は近いところからひっぱってます。
時系列を縮める「ザ・ハンド」
時系列を並べている時に、自分の空白の時間をごまかすために時系列の表記が曖昧なハンドアウトをもらっている場合は自分の行動時間を少し前後させ本来ある空白の時間を消しに行く証言をするプレイヤーのスタンドです。これにより、本来は犯行を行っている時間を消し込むという必殺技でもありますが、まわりとの状況の相関関係を無視してザ・ハンドを発動させてしますと、困ったことに自分がいないはずの時間軸に自分を出現させてしまうという諸刃の剣でもあります。
相手の発言を逆手にとる「スーパーフライ」
自分からは相手を追求するようなコメントをだすことは殆どありませんが、相手から自分への追求などがあった場合に、これに対する完璧なカウンターコメントを用意し、場合によっては追求したプレイヤーに疑いの目が向かうような効果を発揮するスタンドです。主に「事前配布型」のシナリオにおける犯人役でそのスタンド能力の進化を発揮します。過去に何人か事前配布型のシナリオで「スーパーフライ」使いにお会いしたことがありますが、これ論破できんの?って事前準備を聞いて思ったことがあります。
議論時間を消す「デス13」
時を止めるわけではありませんが、本編に関係あるようにみせかけたり、内容と繋がっているような情報やネタを投下することで、本筋から議論をそらせ無駄な時間を浪費させるスタンド能力です。プレイヤーとしてはとても楽しい時間を過ごしていますが、結果として推理しなければいけない時間をどんどん奪われている(ダメージを受けている)とも言えます。議論を薦められては困るようなポジションのキャラクターがこのデス13の持ち主だと、いいように話題を撹拌され本筋の議論ができないまま、まるで夢の中にいたように楽しい時間が過ぎていって、気がついたら終了のブザーがなるかもしれませんね。
世界を書き換える「トト神」
マーダーミステリーにおいてはかなり上位スタンドですが。ハンドアウトを読み終えた後に、自分がつくべき嘘を考える時に普通の人は存在している物語に付け足すように考えるのですが、トト神のスタンド使いは、お話ごとごっそり書き換える能力があります。
この能力の凄いところは存在している作品の今後起きる未来予測を含めて想定して書き換えるため、一部だけで嘘をつくと破綻しやすいことが、起きにくいという鉄壁の嘘(全部書き換えているから嘘ではないという謎状態)ともいえます。弱点は、実際に存在しているストーリーの質が低いと、作品そのものが持っている嘘よりも、話ができすぎていて、本編から浮いてしまうという逆転現象がおきるところです。
このスタンド使いは実在します。
会話から相手に罠を設置する「キラークイーン」
相手の会話を誘導して、そのキャラクターにキーワードになる言葉を前半に発言させておいて、後半の情報が揃ってきた時に前半にそのキーワードを発言していることを取り上げて、キャラクターの疑惑を際立たせるという地雷のような能力から「キラークイーン」と読んでいます。これもトト神同様にハンドアウトなどから、今後起きるであろう未来予測能力が長けている人がスタンド使いの可能性が高いです。最初の時点でこのような情報が存在しているということは、後半になるとこの部分がフォーカスされる可能性があるということを予測して、事前に自分への疑いがまわってこないように他におしつけるムーブをするという非常に高度な戦術ですが、トト神同様に不発に終わった場合に危険なのでシナリオ次第という弱点があります。
というわけで、おもいつきではありますがマーダーミステリーで見かけるムーブをスタンド使いにしてみました。ここからはプレイスタイルのお話をマガジン読者へお届け
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