神経心理学検査まとめ

神経心理学検査は神経心理学「的」検査とも呼ばれます。

神経心理学検査には「知能検査」「認知症検査」「遂行機能検査」「記憶障害検査」といった幅広い種類の検査が含まれています。
それゆえにイメージがつかみづらいという人も多いです。

これらはすべて「高次脳機能」を見る検査です。
「高次脳機能」は言語や行為、知覚、認知、記憶、注意、判断、情動など大脳で営まれる様々な機能の総称です。
その機能を見るのが神経心理学検査です。

以下にずらずらっと並べますが、一気に詳細を覚えるのは無理です。
ちょっとずつ覚えましょう。

まずは知能検査→WAIS、WISC、WPPSI
   認知症検査→HDS-R、MMSE
   記憶障害検査→WMS-R、RBMT
   遂行機能検査→WCST(日本ではKWCST)
これだけの名前だけでも覚えればかなりの知識になります。

1.知能検査
 ・ウェクスラー式知能検査(WAIS、WISC、WPPSI)
 ・田中ビネー式知能検査
 ・KABC-Ⅱ(カウフマン式子ども用心理検査)
 ・コース立方体組み合わせテスト

2.認知症検査
 ・改訂長谷川式簡易知能評価スケール (HDS-R)
 ・MMSE
 ・ADAS
 ・COGNISTAT

3.記憶障害検査
 ・WMS-R(ウェクスラー記憶検査)
 ・RBMT(リバーミード行動記憶検査)

4.遂行機能検査
 ・WCST(ウィスコンシンカード分類課題)
 ・BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)

5.器質的脳障害検査
 ・ベンダー・ゲシュタルト検査

6.言語検査
 ・SLTA(標準失語症検査)

7.注意力検査
 ・CAT(標準注意検査法)
 ・CAS(標準意欲評価法)

8.認知機能検査
 ・DN-CAS 認知評価システム
 ・Luria-Nebraska神経心理学バッテリー
 ・BACS(統合失調症認知機能簡易評価尺度)

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