Kiss-O-matic, St. Angelique and PSYCHO PLANET

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再起動したPSYCHO PLANETも1周年を迎え、やっと軌道に乗ってきた感のある、今日この頃です。この1年は、本当に様々な体験をして、いっぱいの人に助けられて、イヤな思いも少しして、そしてあっという間に過ぎていきました。A&R兼、アーティスト兼、営業兼、、、などなど(有田芳生氏口調で)、いろいろな人間になった気がします。そして、いろんな人間になれたことによって少しは、いろいろな人の気持ちがわかるようになった気がします。少しは大人になったのでしょうか・・・?
 それにしても、レーベルを継続するのは、とても、エネルギーがいります。こっそりと、いろいろなレコードショップへ出向くのですが、試聴器に入って、手書きのポップなんてついていると、それだけでその日1日、幸せになってしまいます。反対に、明日にも、「や〜めた!」って、云ってしまいそうな気分の朝もあります。そういう時は、PGFを始めた頃よく聴いていたニュー・オーダーの「1963」をかけながら、”I don’t want this world to shine♪”
なんて、歌ってしまうんです。そうするとまた、闘志が湧いてきたりもするのさ。もともとPSYCHO PLANETは、その昔英国のマンチェスターを本拠地とした、ハッピー・マンデーズ、ドゥルッティ・コラム(もちろんニューオーダーもね)などを輩出した” factory“というレベルを、リスペクトして始めたのでした。(今はもう、誰も知らない?たまに、自分でも忘れてしまう事実。)

 今回の”St. Angelique”は、Kiss-O-maticの美味しいところがいっぱい詰まっています。廃盤になってしまったファースト・アルバム”circularhythm”から、人気だった”Tea 4 two”を特別収録。アーティスト的な立場から言わせてもらうと、本当は、こういう日本独自規格盤みたいなものは、止めて欲しい!(笑)のだけど、1st anniversaryの意味もあるリリースなので、多めに見ることにしましょう。そして、DJ WADAに続くリミックス・プロダクションは、今、最も女の子に人気のあるDJ SHINKAWAの登場です。こんな弱小レーベルが、こんなにすばらしい、日本を代表するDJ 2人に可愛がってもらえて、なんて幸せなんでしょう。
2年目のPSYCHO PLANETは、もっと、もっと、開かれたレベルになると思います。Kiss-O-maticは、生楽器をフィーチャーしたディープハウスへ。新ユニットTESTYPEはブッチ斬りなロッキンブレイクビーツ。さらに日本語のウタモノ、なんかも出てくるかもしれません。でも、いくつになったって、クラブからは離れられません。いつだって、踊っていたいんです。大好きな日本人のDJの方々に、フロアー炸裂なリミックスをしていただき、赤字覚悟でアナログだって出し続けていきます。相変わらずメディアの露出は、極めて少ないかも。でも、このCDを買ってくれた皆様とは、きっとまた遭えるはず。幾千ものCDの中から、これを選んでくれて本当にありがとう。そして、まったくの利害関係なくレーベルを応援してくださっている方々、心から感謝しています。
Happy Christmas and best wishes for the new year 1998!!! nOrikO

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 1997年12月1日に発売されたKiss-O-maticのSt. Angelique 用に書いたライナーノーツを、この度の配信リリースに向けて転載致します。

Twitterの140字では書ききれないこと、今後このnoteに気まぐれに綴っていこうと思います。

どうぞよろピコ〜♪

2020年12月25日 メリークリスマス🎄 by nOrikO xxx

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