きょうは豪雨
新任務についてから最初の一週間が過ぎた。
シンプルに言うと「呆然と戸惑い」の一週間だった。
何をしていても「本当にこの時間の使い方で合っているのか、他にはないのか」という戸惑いが消えず、つねに「もっと重要なことに時間を使っているべきなのではないか」という強迫観念にとらわれつつも、それが具体的に何なのかを判断するための素材が少なく、ただただ目の前に出てきた案件を、いったん受け入れながら、呆然と過ごしていた。
これが、泣いても笑っても、現実に起こった私の一週間。
これは実に月並みな感想であるが、やはり「見るのとやるのとでは全然違う」のだなということに尽きる。情けないが、あれほど順調に固めてきたつもりだった心の準備も実務の準備も、しょせんはシミュレーションゲームの延長にすぎなかった。
ここから先は
1,692字
¥ 307
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?