クソッタレな毎日へ。
昨今、スタートアップ、ベンチャーと起業をもてはやす。政府が後押ししているのだから当然だ。
ネットニュースには自分より冴えない奴が巨万の富を手に入れているところ、チヤホヤされているところを見るだろう。
東大を出て大企業へ、医学部を出てブランド病院へ、海外大学を出て外資や国際機関に進んできた自分より、渋谷で得体の知れない飲み会をやっている連中の方が稼いでいるという事実には納得できるものではないだろう。
私もそう思う。
私はメディアは嫌いだ。自分が上り調子の時は呼んでもいないのに擦り寄ってきて、きつい時は助けてくれることはない。私の記憶が正しければ中学でも高校でもそういう奴はキョロ充と呼ばれだいたい嫌われてきたはずだ。
しかしながら今の起業環境はBuzz Word(web3,DAO,ブロックチェーン、生成AI)を使って起業し資金調達をPRし、オールドファッションな中小企業に売りつけて、トラクションと宣い、VCが大手にM&Aを仲介する。
思うに、これはスタートアップ創出元年という錦の御旗に見合った現状なのだろうか。
なお、本来期待された、新技術・新産業の創出はハイリスク・ハイリターンであるためそのリスクの高さからVCから敬遠されがちである。
私の近辺のかなり優秀なベンチャーには製薬企業というスポンサーがついているのだが、そうした現状を鑑みると最初からトヨタ、任天堂、オリンパスとかにたくさん金渡して新規事業創出支援と題して資金を拠出する形にしたほうが良かったのではないかと思ってならない。
とくに田舎では一次産業のDXが盛んであり、そうした企業は往々にして黒字化までが遠いためにVCから敬遠されているため、政府が拠出したファンドマネーはエンタメなどのIPビジネスに代表されるファスト・ビジネスに集中しているのが現状となってしまった。せ、切ない……。
私の実感として全くマネジメントしやすいように少数精鋭に組んだにも関わらず、なお足並みが揃わない現状を鑑みると、人は巨額の金を前にしていかに愚かであるかを思い知らされる。
古に曰く、三人よらば三つ巴だ。
このノートも備忘録の側面が強い、全てから解放された際には私が経験した話を載せていこうと思う。その際には私がコンサル・広告代理店・起業とその後に起きた一連の事件を洗いざらい詳細に書いていこうと思う。願わくば医学部の学生として非凡な才能を示し続け、起業を考える人間に対するブラックボックス(飛行機などの意)として機能するように……。