t検定と分散分析 (t-test / analysis of variance)
○t検定
2つの平均値の差を比べる分析のこと。
差が有意なのか、それとも偶然生じた誤差なのかを判定する。
各標本の平均値、標準偏差、標本数からP値を算出する。
帰無仮説が棄却できなかった場合、誤差なのか有意差なのか判断不能なため、帰無仮説と対立仮説のどちらを採択するか判断できない。
○分散分析(ANOVA)
3つ以上の平均値の差を比べる分析のこと。
・帰無仮説=平均値に差はない
・対立仮説=どこかに有意差がある
分散分析では、有意差の数と場所が特定できないため、具体的にどの平均値が有意か、その数や場所を調べるには多重比較が必要である。