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kiku_chrys
合理的行動理論(theory of reasoned action)
○合理的行動理論
態度と行動理論に関するフィッシュバインとエイゼン (Fishbein. M. & Ajzen. I.)の理論。
行動に対して最も大きな影響を与えるのは「意図」であると主張し、現実に出現する行動は行動意図によって予測され、行動意図は態度(その状況下で行動を行うことに関するもの)と主観的規範(その状況下で何が期待されるか) の2つによって決定される。
行動の結果に関する予期と行動の結果への判断が行動に関する態度に影響する。
準拠する他者の考えについての信念と準拠する他者に従う動機づけが行動に関する主観的規範に影響する。
態度と主観的規範が行動意図に影響し、行動に結びつく。
態度=その行動をすると、どれくらいの確率でどのような結果に至るかの予期。結果がもつ主観的価値。
主観的規範=重要な他者がその行動を推進する程度。重要な他者に従おうとする自身の動機づけ。
○計画的行動理論(theory of planned behavior)
アイゼン(Ajzen, I.) が後に提唱した合理的行動理論に、自分はその行動をとることができるという行動統制感も行動意図と並んで重要であるとした理論。
行動統制感だけは行動意図に影響を与えるとともに、行動にも直接影響を及ぼす。