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第15回精神科専門医筆記試験解答集(複数の専門医によるダブルチェック済み)

はじめに


本記事は第15回精神科専門医試験の解答集となります。専門医複数人でダブルチェックをしております。解答集の作成者は一部問題自体も作成しておりますが、全ての問題に関わっているわけではございません。
筆記試験は専門医試験での最も労力を割くところかと思いますが、ここを乗り越えれば合格は目前です。
また、例年比較的過去問に似た問題も出題されるため直近の過去問は繰り返し目を通すことをおすすめします。

なお、問題数は100問と多いですが、当日時間が足りなくなることはあまりないかと思いますのでしっかりと考えて落ち着いて解くことが可能かと思います。

まずひとつ問題1の問題・解説を例としてあげます。

第15回精神科専門医筆記試験解答

1. 全般性不安障害の症状としてみられにくいのはどれか、1つ選べ。
a. 寒気
b. 便秘
c. 胸痛
d. 発汗
e. 筋緊張

全般性不安障害(GAD)の特徴として、持続的で全般的な不安があり、不安の対象が特定の状況に限定されるものではなく、広範囲にわたる不安が主な症状です。伴う身体的症状として以下の3つのカテゴリーがあります:

  1. 心配(将来に対する心配、イライラ感、集中困難など)

  2. 運動性緊張(そわそわして落ち着かない、筋緊張性頭痛、振るえなど)

  3. 自律神経性過活動(発汗、頻脈、胸部不快感、口渇など)​。

設問で挙げられた選択肢のうち、「便秘」は他の症状と比較してGADの症状として見られる可能性が低いと考えられます。他の選択肢(寒気、胸痛、発汗、筋緊張)は、全般性不安障害における身体的症状や自律神経系の活動に関連していることが知られています。

答え:
b. 便秘


以上が問題1の例です。こんな感じで100問続きます。これ以下は有料部分になります。
また、有料部分の付録として誰が試験問題を作っているかについて裏話を書きます。
問題作成者は、約数問から10問ずつほど大学の医師などで、その分野が強うそうな先生に振り分けられます。

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