【対談】ドラゴンボール
皆様こんばんは。私山梨県のとある山奥に来ているんですけれども、なんとですね。この山に住む男性の方、なんと、なんと、ドラゴンボール歴が…60年ということで!えー我々取材班を快く迎え入れて下さったので、早速お話を伺いたいと思います。
し…かしある条件を提示されましてですね、今我々の目の前にありますこの鳥居。ここから先は靴を脱いでくれということですので、スタッフも含め全員が。ここで靴を脱いでから、あの山頂に今見えますでしょうか。カメラ映りますかね?映りますか?あの大変大きな祠へと…向かいます。
山頂
…はい。我々30分ほどですかね。歩きまして、山頂の祠へと到着致しました。えー裸足で山を登っていいものなのかと、多少不安はあったのですが山道が柔らかい落ち葉で覆われてまして、難なく登頂できました。
さ、この中にですね。ドラゴンボール歴60年の方が住んでいらっしゃるという事ですので、早速お話を伺おうと思います。失礼します。
祠
ドラゴンボールの人(以下・ド)「…………。」
記者「失礼します。あなたがドラゴンボール歴…60年の方で…間違いありませんでしょうか?」
ド「………(首をゆっくりと縦に1回ふる)」
記者「この度はインタビューを快諾していただきましてありがとうございます。では早速なのですが二、三質問しても宜しいですか?」
ド「……ウ。」
記者「ありがとうございます。ではまず…
…ルという物は…
…ゴンボールとつく名前のものしか食べられない生活の中で、一体どのよ…
山頂で発見されたカメラの映像はここで途切れていた。扉に大きく「ド」と書かれた祠に残っていた物はテレビ局の名前が書いてあるネームタグが1枚と、このカメラのみである。
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