寺田てら展に行ってきました
寺田てら展「SensiouS」に行ってきたので感想を書いていきます。
てらだてらてん…いい響きだ。
会場となる「松屋銀座」は比較的落ち着いた印象を受ける百貨店でしたが、当該フロアに行くとデカデカと貼られた描き下ろしイラストが迎えてくれ、一気に雰囲気を感じられました。
寺田氏の魅力はデフォルメの巧さと、優れた色彩感覚だと思っていたので、しっかりその辺を言及してくれて嬉しいです(拡大解釈)
特に色彩は彩度高めの色が多い印象なので、人物であれば頭からつま先まで彩度が高いのか、背景はどうなのか、そのあたりに着目しながら見ていきたいとか考えていました。
ここから先は、特に惹かれたイラスト(=写真に残したもの)を掲載しながら、その作品について感想を述べていきます。
「てきとう女子。」詰め合わせ。
髪に高彩度の色が使われていることが多く、メインの髪色が低彩度でも”差し色”として高彩度が用いられている印象です。
ゴチャゴチャしてるけど、しすぎない、デフォルメへのこだわりを感じる一枚。
上半分の重みと、下半分の軽やかさの対比が素敵。
雄大な自然と共に。
落ち着きのある珍しいタイプのイラストですが、人物を中心に置いていることで、やはり多くの作品と同様にヒトが主題であるのだなと私は思いました。
背景の描き込みがすごい2枚。
退廃的なのも共通。
モノトーン気味の中、差し色が作品を締めています。
拙者、どこか病んでるロリが大好き侍。
猟奇的な背景や腕、指先のぐるぐるの可愛らしさ、それらのバランスが絶妙なのです。
サイケデリックな一枚。
「引き込む」という側面がかなり強いイラストだと思います。
事実、一番印象に残っている作品です。
色使いが珍しい2枚。
珍しくても特徴的なデフォルメによって、この場じゃなくても寺田氏のイラストと分かると思います。特に目かな?
「私のイメージする『寺田てら』」って印象の一枚。
ずとまよのMVにありそう。
淡い。
多くの塗りはパキパキしているため、これまた珍しい。
いつもよりリアル調だがスカートの内側の模様などを見るに、やはりデフォルメに対する拘りを感じられる。
ビルより大きい女の子や吸い込まれている人々も勿論そうですが、ツリ目・ジト目が多い寺田ガールズの中では珍しい丸目が、狂気を引き立てていると思います。
「寺田てらと言えばナナヲアカリ!」
そういう人も多いのではないでしょうか?
私もそこから入りました。
全ての出会い(おとわっか)に感謝。←おい!
“好き“と“好き”のコラボ!
†昇天†
うおでっか…
寺田氏の画風って意外とえっち?
昔のイラストかな?
今と違う画風が見れるのも展示会の醍醐味。
この絵は大好きなMVと雰囲気が似ていて、マジもう寺田てらさん着いていくッス。
彼女にこうされたい人生だった(右がw)
枠にとらわれない「寺田てらの世界」が、この枠の中にある!
非常に有意義な時間でした。
とても価値のある1300円の使い方でした。
寺田てらさんに興味がある方、デフォルメイラストが好きな方は行って損はないです。
12/8(日)までですが、銀座に足を運んでみてはいかがでしょうか?
(大阪は、来年の1/11〜27に開催するみたいです!)
おまけ
同フロアでコラボカフェがやっていたので、行ってきました。
ん、向かい側に誰もいないのかって?
私は一緒に展示会やライブに行ってくれる方を随時募集しております。