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自己紹介ができないという話

 皆さんこんばんは。斑です。

 本日6月3日金曜日、私の(一応)所属しているMUVCという団体は自己紹介イベントを開催しました。私は、そもそも一切準備をしていなかったこと、人見知りであること、特定の集団に深入りしたくないこと、自己紹介が苦手なこと、翌日に早起きする予定があることなどを理由にほとんど参加しませんでした。

 そういうわけで、今日は自己紹介ができないという話をしていきます。

 そういえばFollowerさんにも自己紹介を苦手としている方を見た覚えがあります。ちゃんと気になるnoteやtweetは覚えていますので、ね。

 前置きが長くなりましたね、本題に入ります。

はじめに

 私は自己紹介が苦手です。もう何回言うねんって思われているかもしれません。これで「自己紹介が苦手なひと」として覚えられたらそれはそれで良いのかもしれません。

 まあ、言ってしまえば単に「自己紹介をしたくない」というだけなのですが、理由は主に3点あります。目次から気になる項目に飛んでください。


自分は何者なのか

 私は自分という人間についてほとんど理解していません。自分のことは大好きですし、自分のことを世界で一番知っているのは自分であって欲しいですし、自分のことをもっと理解したいという気持ちはかなりあります。それでも理解できない。儘ならないものですね。

 取り敢えず所属やステータスの紹介だけします。

  • 三重大学医学部医学科、2年。

  • 吹奏楽団フルート、ピッコロ。たまにエレキベース。

  • 愛知県生まれ、神奈川県育ち。

  • 女装経験あり。

 ざっとこんなところですかね。書くべきことは書いたような気がします。

 ここで勘の良い皆さんは「好きな〇〇」とか推しキャラとか書かれないのかな、と疑問に思うかもしれません。ですが、書きません。
 これには明確な理由があって、自分の好きなものを安易に開示してしまうと、「〇〇が好きな自分」に縛られることになったり、周囲のひとがあまり私のことをよく見てくれなくなったりするのではないかと思っているからです。

 「〇〇が好きな自分」に縛られる、というのは、〇〇のことを嫌いになったり、他のものをより好きになったりしづらくなるということです。私は気分屋なので、好きなものはコロコロ変わりますし、何者かを推してもいずれ冷めることがわかっています。
 それにも関わらず「〇〇が好き」を自己紹介で開示してアイデンティティのようにしてしまうと、自分の嗜好が縛られるようで気に食わないんですよね。自分は在りたいように伸び伸びとあるべきです。

 まあ、猫好きと柑橘好きの呪いには既に縛られているので開示しておきます。

 嗜好を開示すると他人が自分のことをよく見なくなる、という感覚は更に一般的ではないかもしれません。
 例えば、私が仮に「猫好き」を自称し、可愛い猫の画像ツイートをリツイートして、「猫かわいい」「猫になりたい」とツイートしていたら、皆さんは私のことを「猫好きの人」と認識するでしょう。そうなってしまうと、皆さんにとっては「猫好き」というラベルによって私を分類できることになってしまうので、私についての興味が少し薄れると思うんですよね。

 「そんなことはない」と思う方は、私に贈る誕生日プレゼントを考えてみましょう。「猫好きな斑」には猫関連の何かを贈れば良いとすぐ思いつくでしょうが、普段の斑には何を贈るか悩むんじゃないかな、と思います。
 誕生日にプレゼントをくれる人は、人数は少なくて良いので、自分のために少なからず悩んでくれる人であって欲しい。

 それと同じで、関わる人は少数で良いので、私のことをちゃんと私として見てくれる人であって欲しい、という我儘です。

高学歴イケメンフルーティスト(?)斑

 これは私の自己肯定感が高いから言えることなのですが、私はステータスがそこそこ高い方だと思っています。通っている学科(≒頭の良さ)、楽器ができること、顔立ちの均整などどれをとっても悪くはないです。「足りていないのは性格と身長くらいかな」という自虐をたまにするくらいです。

 そんな私ですが、だからこそ、ステータスで私のことを見て欲しくはないと思っています。頭が良いから利用価値が高そう、とか、将来医師になるだろうから恩を売っておこう、とか思われたくないという話です。

 もちろん、私は、私の周りにいる人はステータスに惹かれて仲良くしてくれているわけではないと信じています。それでも、世の中にはステータスを見て物を語る人が居るというのもまた事実です。他人のことを容姿やステータスで差別したり、接し方を変えたりするのは、ある程度は仕方ないとは思っています。

 ただ、自分は自分のステータスに惹かれて仲良くしてもらっても嬉しくないですし、逆に「賢そうだから接しにくいかも」などと思われるのは苦手です。それもあり、自分は日頃あまり学科や経歴、楽器の話は控えていますし、頭の良さそうな物言いも抑えて接しやすさを高めているつもりです。

 もちろん周りの人のステータスとかはほとんど気にせずに過ごしているつもりです。

 この記事を読んで「そういえばよく考えたらすごいやつだな」って思ってもらえたら本望です。

知らない人に知られるの、怖くね?

 ここまででほとんど言いたいことは言い尽くしたのでここはオマケです。

 素性もわからない人に自分のことを知られるのって普通に怖くないですか?
 私は過去に「Twitterで気が付いたらFollowerが2,500人だった」という稀有な経験をしているため、これを強く感じています。

 逆に、私に身長や体重、喉の調子の悪さをかなり正確に言い当てられた同期のTwitter erもめちゃくちゃ驚いて怖がっていたので、やはり怖いのだろうと思います。

 Twitterで散々tweetを量産して自己開示をしておいて何を今更、と思われるかもしれませんが、実はこれでも私は人間関係に関して臆病な方なので、苦手そうな人は鍵アカウントに通していなかったり、自分についての話はあまりしなかったりとある程度の自衛はしているつもりです。

 それなのに初対面の人に対して自己紹介という形で自己開示をして、自分が相手のことを知らないままにどんな人間なのかを少しでも知られてしまうのは怖いというわけです。


 直接関わりに来てもらった人には私のことを理解してもらいたいと思っておりますし、本当に少しずつではありますが自己開示もしているつもりです。

終わりに

 自分の「自己紹介が苦手である」という短所を棚に上げてイベントに参加せず、こうして後出しジャンケンのようにnoteを書いているわけですが、これで私のことを少しでも理解していただけたなら何よりです。

 これを最後まで読んでくださった物好きな皆さん、本当にありがとうございました。これからも末永くよろしくお願いいたします。

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