Logseq ⇒ Obsidian
2023-05-29
初版公開
2023-06-18
更新
2023-07-02
「気になった点」に全文検索の件を追記。Omnisearchの紹介を追加。
2023年5月、それまで1年くらい?背中を預けていた Logseq と別れ、Obsidian に。
触ってみると、Logseq との違いが色々見えてきたので、備忘録として残しておく(適宜、追記する)。
良い点
フォルダ・ファイル構造が明確
Roam Research 時代・Logseq 時代に溜まっていたゴミファイル(Add-on関連のファイルなど)を一覧し、一掃できた。
また、Logseq のように余計なフォルダを作らないので、ファイル検索の際にノイズが入りにくい。
スマホでも軽快に動く
私の保管庫には、Roam Research 時代から溜めているファイルが 3,000 超存在する。
ファイル数が多くても、iPhone(iPhone SE2)でも問題無く開け
Logseq 時代は、同数のファイルでは読み込みが頻繁に発生して使い物にならず、やむなく、Mac用とiPhone用で別に作っていた。
読み込みが軽快
長い文章を作っても、読み込みが遅延しづらい。
(Logseq では、1ページの文章が長くなり過ぎると、スクロールした際に遅延が発生していた)
複数ウィンドウが出せる
Logseqでもできなくはないが、動作がもっさりしがちだった。
気になった点
Block Referenceが弱い(というかほぼ機能しない)
これは、設計思想上の違いなので、やむを得ない部分はある。
純正のTimestamp機能が無い
Youtubeなどの動画を埋め込んだ際に、特定の時間にジャンプするようなTimestamp機能が純正で存在しない。
Logseqで何も考えずに使えていたことを考えると、ややハードルは上がる印象ではあるが……
Obsidianでも「Timestamp Notes」という plugin で対応可能。
最終更新が1年前だが、2023年6月時点、問題無く使用できた。
動画のURLを選択した状態で、ホットキーで「Open the video player」を呼び出す(なぜか、コマンドパレットからでは上手く起動しない)。
参考⇓
純正のPDF編集ツールが無い
これは Roam Research も無かったので、Obsidian が劣るというよりは、Logseq が優れていた部分だったのだろう。
ただ、純正ツールに頼りすぎると、ツールを移った時のダメージも大きくなる。
これを機に、文献へのハイライトは Zotero に集約し、それを Obsidian と同期させる……という形に運用を変えた方が、後々のことを考えると、有益な気がしてきた。
純正の Zotero 連携が無い
これも、どちらかというと、Logseq が優れすぎていたのだろう。
Obsidianでも plug-in で対応できなくは無いが、Citation と Zotero Integration の2種類があったりして、導入までのハードルはやや高い。
ただ、極めると、Obsidian 上で論文を書いて、Word に Export する時に一緒に文献を付けたりできるようになるよう。
これは Logseq には無かった機能なので、せっかくなら、そこまで極めたいところだが……。
参考⇓
デフォルトが全文検索ではない
Logseqの検索バーはデフォルトで全文検索を掛けてくれるが、Obsidian の Core Pluginである「Quick Switcher」はファイル名でしか検索してくれない。
Quick Switcherとは別に全文検索する機能もあるが、少々面倒臭い。
⇓
解決策として、Omnisearchというプラグインを発見。
Logseqのように、全文検索もできる Switcher として機能する。
注意点としては、日本語でAND検索を掛けるには、Word Splitting for Simplified Chinese in Edit Mode and Vim Mode というプラグインも追加する必要がある。
濁点が勝手に消えていたり(で → て)など、表示上の怪しさはあるが、検索する上では障害になっていないようなので、ひとまず良しとしよう。