料理未満〜言語化されていない台所マネジメントのこと
こんにちは!おやさい料理研究所の所長で栄養士のたかはしかよこです。
2020年の #週1note スタートしています!が、2週ぶっちぎってしまい周回遅れで失礼いたします。
研究中の #未来のふつうの食生活 のキーワード。
おやさい料理研究所では、クックパッドに野菜1つで1つの料理のレシピを公開しつづけています。最近またちょっと増えて137レシピ。
最近は、ポリ袋に醤油と酢と砂糖をちょいと入れて大根を切って入れるだけのレシピがお気に入りです。
これらのレシピの出発点は、「どの料理レシピを見ても難しい!」という思いがありました。かんたんクッキング的なレシピはたくさんあるのです、が、それを見ては「ひょえ〜、難しいよ!」という思いばかりが募ります。それは文字数や手順数の問題ではなく、、
レシピの中で求めているのって↓ができていることが前提ってことなんじゃないかと薄々気がついてきました。
・機材マネジメント:キッチン設備・キッチン道具・食器
・食材マネジメント:調味料と食材の調達と保管、コスト管理、衛生管理
・調理技術:調理用語と技術
この難しさの問題、遡ること2016年に勃発した「クックドゥ論争」が象徴的でした。
クックドゥを買うより、それぞれの調味料を買い揃えて作ればいい・それだけじゃん!というツッコミ。この当時、並行してバレンタインディに向けたお菓子のキットが売れていたのを横目で見ていました。
「メニュー用調味料市場」「ミールキット市場」はその後も順調に勢力を伸ばし続けています。
2023年には720億円市場の見込み。
料理の世界は、少し前までは豊富な専業主婦リソースに支えられ台所のマネジメントができる前提に「料理レシピ」が流通してきていました。が、今となってはこのマネジメントはどこでも教えてもらないような。。
私が知る限りの唯一の料理マネジメント本は丸元淑生さんの「システム料理学」でした。
こういう台所マネジメントの研究をされている方がいないかしらとリサーチ中です。見つけたらおしえて!
今年も #週1note の仲間を励みに更新していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
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