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2025年1月28日 鳥居れなさんバンドワンマンライブ〈 COSMO*s 〉 @GRAPES KITASANDO
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鳥居れなバンドワンマンライブ GRAPES KITASANDO 9周年〈 COSMO*s 〉
Vocal : 鳥居れなさん
Piano : 植木晴彦さん
Guitar : manaさん
Violin : 丸山千聡さん
【セットリスト】
1. BLUE°
2. エイミー
3. キャラメル
4. かなしい怪獣
5. オパリオス
6. GOOD-BYE NIA
7. DEEP DOWN
8. 52Hz
<休憩>
9. CRY BABY
10. 告白
11. 8丁目のポルシェ
12. 酔いどれタクシー
13. 煙草と悪魔(作詞・作曲:ムラタトモヒロ)
14. UNITY CANDLE
15. ふたり暮らし
16. 合言葉
Enc-1. コントラスト
Enc-2. メーデーメーデー
鳥居れなさん、初のバンドワンマン。この日は本当に鳥居れなさんに出逢えて、彼女の音楽を聴けることがどれだけ幸せなことかを実感した日だった。
楽曲それぞれのキャラクターを演じるかのように、声や歌い方など多彩な表現力を有するシンガーソングライター 鳥居れなさん。この日の初バンドワンマンライブでは、その表現力のギアを1段また上げたような素晴らしさを見せてくれた。
幸運にも最前列で見られたことで、歌っている時の表情や発声に伴う首の筋肉の動きなど観察(?)することができた😅
ワンマン前、直近のブッキングライブでは「SOLDOUTは厳しい」と言っていたのに、ライブ当日会場のGRAPES KITASANDOは超満員。当然SOLDOUT。大観衆の中で見せたパフォーマンスは、増える楽曲の数とともに急速に成長を続ける鳥居れなさんの単なる通過点であることは間違いない。
もし見ていなかったら…「一生後悔するライブ」だったと自信を持って言える素晴らしいライブだった。
イントロが始まったとき「何の曲?」と思ったほどユニークなバンドアレンジが加えられた「BLUE°」からライブはスタートした。以前ライブで聴いた時とアレンジが全く異なっていた。この曲では、Vn:丸山千聡さんがグロッケンを叩き演奏のリズムにアクセントを加えていた。それもあり、玩具箱から何かが飛び出してきそうなワクワク感が抑えられないライブの始まりとなった。
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「キャラメル」実はこの曲を聴くのは初めて。曲が始まった瞬間に「知らない曲だ!」とハッとなった。曲をリリースするペースが早い れなさん。行けなかったライブでお披露目された楽曲だと思う。めちゃ爽やかなサウンドの中に別れの切なく複雑な心情を溶け込ませた楽曲。Pf:植木さんのコーラスが歌に深みを与えた。バンドワンマンならではのコラボレーション。
ギターを手放して「GOOD-BYE NIA」をハンドマイクで歌う。普段の弾き語りとは違ってJazzアレンジとなっていて、バンド編成にとても合い、聞き応え満点だった。
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植木さんのピアノのみでハンドマイクで届ける「DEEP DOWN」は弾き語りの時にも増して、深く深く感情が表現されているように感じられた。全て英語の歌詞で、極めて低い声から高い声までよどみなく歌い上げるのは凄い集中力だ。深く暗い世界が存分に表現されていた。
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もう一曲、植木さんのピアノのみで歌う「52Hz」。個人的には、この曲も独自の世界観を表現するために一番合うのはピアノ伴奏のみで歌い上げることではないかと思っている。れなさんが同じ気持ちかどうかは分からないけど、バンドライブの中でも「DEEP DOWN」とともに敢えてピアノ伴奏のみを選んだことはすごく良かったと感じた。
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休憩時間が終わり後半は「CRY BABY」から。この曲のみ植木さんはエレピを演奏。manaさんもアコギに持ち替え、丸山さんも再びグロッケンを叩く。演奏は優しい響きが満ち溢れ、れなさんの歌声も一段と丸みを帯びて優しく心地よかった。
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「告白」も自分はあまり多く聴く機会がなかったのでとても新鮮。
♪あなたのことが好きだよ♪とストレートに言える歌詞が心に響きまくり。
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続いてJazzアレンジとなって2024年再リリースされた「8丁目のポルシェ」。舞台となるのは銀座8丁目。以前のバージョンは少し場末のバーの物語をイメージするが、Jazzバージョンはもう少し華やかなバー、というよりはキャバレーみたいな賑やかなイメージが浮かぶ。バイオリンが華やかさを演出する。歌う声もその辺りのキャラをイメージしてか少し華やかに変わっているように感じる。
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ライブ中にステージの演者さんに絡まれたのはこれが初めて。「酔いどれタクシー」を歌う れなさんが、間奏中に酔っ払いに扮して最前にいた客の中で、もうお一人と自分に「何杯飲んだ?」と絡みつく。お一人は(下戸でジンジャエールを)1杯。「激弱・・!」と捨て台詞を吐いて、今度は自分に「何杯飲んだ?」と絡みつく。自分も帰ってから仕事に行く都合があって「1杯!」と答えると「私この後、終わったら9杯飲むのに・・」とベランメイ腸に…
そこからmanaさんのスーパーギターソロに繋げるのが凄い。とにかく客の心を一気に掴む破壊力があり楽しい楽曲。
「8丁目のポルシェ」も「酔いどれタクシー」もお酒好きな れなさんだからこそできた曲だと思う。
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ムラタトモヒロさんに提供された楽曲「煙草と悪魔」。天才ギタリスト&シンガーソングライターが書いた楽曲。manaさんが超クソ難しいイントロを披露して一気に期待が高まる。植木さんはピアノを鍵盤ハーモニカに持ち替え、二人が奏でるボサノバのリズムでカッコよく歌い上げた。この曲をムラタさんの伴奏以外で聴けたことに感動。
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「UNITY CANDLE」は年末のGRAPES KITASANDOの新曲書き下ろし企画で披露する予定だったけど、れなさんはインフルエンザでライブには出演できなかった。それでも来場したり、配信を見てくれたファンへの感謝の言葉。新曲のお題のキャンドルは自分の身を溶かして周囲を明るく照らし温めることから「無償の愛」と言われていると曲の由来を話し、「どストレートの愛の歌」を弾き語りで披露。
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れなさんの曲の中でも一番好きな歌のひとつ「ふたり暮らし」。バンドサウンドになってどう変わるのか…
バンドになってもベースは変わらず切なさMAX。この曲の歌詞は本当に秀逸だと思う。自分の若き日のことを思い出させてくれる曲😅
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本編最後の曲は「合言葉」。れなさんらしい粋な選択だと思った。誰の心に今もある「秘密基地」。そこに入るための合言葉は永遠不滅だよ。人生はそうやって進んでいくもの。楽しんだ者勝ちだ。
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本編終了し Enc-1は「コントラスト」。自分の描く夢に向かって、これからもひた向きに突き進んでいく れなさんの意思の表れとも取れる楽曲を、記念すべきバンドワンマンライブのアンコールに持ってきた。光と影が交わる中で、これからも素敵な世界を切り開いて欲しい。
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本日のステージ、本当に最後の曲となる Enc-2は「メーデーメーデー」。最後にもう一度ギターを手にして歌うラブソング。
♪世界にたった一人のあなたを思ってるよ♪
は、れなさんから皆に投げかけられた最高の愛の言葉に感じた。
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ライブの中で重大発表も。
後日、スマホゲームのメメントモリでキャラクター 「ティリー」のラメントを担当し「Tears」が楽曲MV後悔されるというビッグニュースだった。
2025年、全力で駆け抜ける 鳥居れなさんが初バンドワンマンライブでスタートダッシュに弾みがついたと思う。
これからも、一瞬たりと目を離せない!
本当に素晴らしいライブになったと思う。
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