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2025年1月31日 原田智亜美さん @GRAPES KITASANDO 新曲書き下ろし企画「こたつ」

【セットリスト】

  1. 1月30日

  2. ホタル

  3. 終わらない恋

  4. 透明になれなかった僕へ

  5. 人魚

  6. 願いはあなたとともに 作詞作曲 原田智亜美 / 編曲 山崎周之・岡島沙予

【サポート】
Pf:岡島沙予さん

この日は「こたつ」をテーマに新曲を書き下ろす日。どんなライブになるのか始まる前からワクワクだった。書き下ろし新曲も素敵だったし、とても心温まるライブだった。


1月30日が、お父様の誕生日ということで、聴けるかな・・と思っていた「1月30日」を1曲目に歌ってくれた。この曲も「カメリア」と同じように季節性のある、なかなか聴けない楽曲になってしまった。
途中感極まった感じで少し声が小さく乱れるところもあった。歌い終わった後のMCで、(お父様という)近しい人のことを歌った歌であることと、「お客様の中で老夫婦のことを歌った曲だと思った」という言葉に、そういうとらえ方もあるんだ・・と。どうもその二つの想いが歌っている最中に感情に触れてしまったらしい。
老夫婦の話とは、自分がかなり前に智亜美さんに伝えた感想だった。歌詞の内容が自分たち夫婦に置き換えても違和感なく、特に「いつか来てしまう最後のお別れは・・」の歌詞などは、年老いた自分たち最後にも思えての感想だった。(そこまで詳細にはお伝えしていないが・・)
覚えていてくれたことが嬉しい反面、歌の邪魔をしてしまって申し訳ないような気持にもなってしまった。でも、これに限らず智亜美さんは多くのファンからの感想や、好きな曲などよく覚えていてくれている。凄いことだと思う。


MCで恋の歌が続くと宣言した通り「ホタル」「終わらない恋」「透明になれなかった僕へ」と続き「人魚」へ。
もともとは設楽博臣さんがギターで作った曲を智亜美さんに楽曲提供したもの。沙予ちゃんのピアノで聴く「人魚」も久しぶりのような気がした。今日の智亜美さんは、最初からなんだかエモさMAXという感じで「人魚」への感情移入もいつも以上のような気がした。すごく心の深いところまで届く歌声だった。

暗い海の中の人魚を連想させる照明

最後は書き下ろしの新曲。今回のお題の「こたつ」からまず連想した言葉が「離れ難い」だったそうだ。「あいつは沼だから」とそこから離れ難い気持ちでできた曲が「願いはあなたとともに」というラブソング。凄すぎじゃない?

実は、外で開場待ちの整列中にリハの音漏れが微かに聴こえた。歌詞は分からなかったけど、そのメロディを聴いた瞬間に「好きな曲だ!」となっていた。

"♪また会えたね 長い季節を超え 瞬く 夜をつないだ 星が巡る 青い空の下で 二人の恋は始まる・・♪"
とまさに超ラブソングで、サビ始まりの歌い出し。
最近の智亜美さんの楽曲は心地よい浮遊感漂うものが多いと感じる。沙予ちゃんにも聞いたらM7とかm7とかのコードも多いらしい。沙予ちゃんのアレンジ影響もあるのかな… とにかく自分には「どストライク」で届く音楽で好き。
終盤のサビは、
"♪ふたり息を するように強く 何度も求めあう 星が満ちる 青い空の中で 凍えた闇を溶かして・・♪"
とラブソングの極みへ。また最高に素敵な歌を作ってくた。

ところで、物販で感想を述べると「こたつ」を思い浮かべながら聴いてみると面白いですよ!と智亜美さんからアドバイスが。
確かに。配信のアーカイブを何度も見直してみた。
こたつに会えるのは冬だけだから「長い季節を超えてまた会えたね!」だし、抜け出せない沼だからごく自然に「強く何度も求めあう」。「凍えた闇(夜)」を溶かすように温めるのもこたつの熱だ!と納得。ちゃんと「こたつ」のお題クリアしてるじゃないですか😙


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