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2024.6.20ハゼ釣り実釣編・止まらないアタリの果てに。

2024年6月20日木曜日。

今年初のハゼ釣りにむけて早朝4時静かに起床です。梅雨入り前の素晴らしい快晴の日であります。予想最高気温は30°でなかなかの夏日となりそうです。

川に到着した時の高揚感

電車を乗り継ぎやって来たのはハゼ釣りのメッカと言われる江戸川放水路。
平日の朝、東京都心に向かう電車は心荒んだサラリーマンで溢れており車内の雰囲気はまるでアウトレイジです。抗争に巻き込まれず釣り場についた事にまずは感謝しましょう。

いつもなら東西線高架橋付近のボート屋さんのお世話になるのですが今回はもう少し上流に向かいます。川沿いのススキ原から小鳥の鳴き声も聴かれて雰囲気良好、先ほどのアウトレイジ電車から一転し俗世を離れたチル・アルト気分を満喫します。

「貸ボート」ののぼりが裏返ると「貸ボーイ」に見えます。

今回お世話になるのはマルヤ遊船です。ここはSNSでこまめに情報発信しているとてもありがたいボート屋さんです。今年はオープン時からかなり釣れてる人がいるみたいで期待犬です。

多少濁ってるけど一昨日に降った大雨の影響は
それほどでも無さそうな雰囲気

釣り場到着が6:30頃で開店からさほど経っていませんが先客は既に数名。桟橋釣り料金1500円を支払いつつお店の方から「今日は大潮でかなり潮が引くから水深がある先端にいたほうが良いかも」とのアドバイスを頂きました。先客の釣りの妨げにならないよう静かに桟橋を歩きます。軽くご挨拶などしながらご様子をみると皆さま風貌、装備からいずれも相当なベテランであることが伺えます。正直ちょっと怖いです。

シンプル仕掛け。

さてとりあえず釣り開始ですが仕掛けは中通し丸オモリ1号+小型スナップ+フロロハリス1号+秋田狐3号のシンプル仕掛けです。塙式とかも良いと思うんですが自分にとってはちょっと複雑な気がしてしまって結局この仕掛けに落ち着きました。

餌はホタテです。いやあこのホタテ餌を知ってからイソメを全く使わなくなりました。近所のスーパーで買っておけばいつでも使えるのが素晴らしい。

今年のファーストハゼ。

肝心の釣りですがアタリ多し。一投目からちょいちょいと軽く餌を持っていこうとするようなアタリが連発します。しかし掛からない。どんなに合わせてもなかなか針がかりしません。これは小さなデキハゼが大量に湧いているなと付け餌をどんどん小さくして行くとようやく釣れました!!

うん、小さい!!

余程たくさんのハゼが居るのか同じ場所でアタリが続きます。アワセにアワセ、アワセまくるとタイミングが合うのかパパっと釣れる。
ちょっとアタリが落ち着いたかなと思うと1メートル程場所をずらして餌を入れるとまたアタる。

そんなこんなを繰り返していると「カツン」と言うちょっと良いアタリが来て竿先を心地よく引き込みながら少し大きめのハゼが来ました。

ヒレの先までチカラ強い素敵なハゼ💓

ヒネハゼと言うほど大きく無い気がするけどデキハゼではない気がする中途半端ハゼではありますが嬉しい1匹です。

露出した泥底には水藻がびっしり。

さて時刻は10:00を過ぎました。
本日は大潮で干潮の下げ止まりがたしか10:30頃のはず。桟橋から岸側を振り返ると既に水が引いて底がかなり露出しています。

相変わらずアタリは続いていますが少し休憩です。周囲を見るとベテラン勢が頑張っています。実は今回このマルヤ遊船に来た理由のひとつはこのベテラン達の存在です。先程お伝えした通りマルヤ遊船はSNSアカウントがあるのですがそれを見ると自分には信じられない様な釣果を出している釣り人さんがたくさん居てここに来ているらしい。それは是非見たいじゃないですか、、。ベテランの釣りと言うものを。

コッペパンなど食べつつ「あ〜、なんか疲れちゃた。うふ。」みたいな友好的な雰囲気を醸し出しつつ周囲を見渡たすと、、竿はまあ皆さん大体2.1〜2.4mの延竿。餌はホタテが多いのかなあ?ジッパーにホタテを数個ワイルドに入れて持ち歩いている人もいます。仕掛けは不思議とシモリ仕掛けが多い印象。なんでだろ?

外道のフグ。とてもかわいい。

干潮ど真ん中で釣り場が限られている事もあり自分の隣にも人が入ってきました。この人もなかなか「只者では無い」雰囲気を醸し出してします。ある意味朝の電車のアウトレイジ会社員と共通した迫力を感じてしまいますがここは気さくに「こんにちは〜😊」と挨拶。すると向こうも挨拶を返してくれます。好感触です。自分のバケツのハゼを見ると「おおっ、なかなか元気じゃない!?」と素敵な笑顔を見せてくれたところで「アタリは多いんですけど掛けられないんですよね〜」と投げかけてみます。自分の仕掛けをパッと一瞥しつつ「ああ〜、脈釣りはね〜。」と一言、、。

・・・どう言う事?
もしかすると脈釣りよりウキを使った方が合わせやすいとか利点があるの?ベテラン勢にシモリ仕掛けが多数派なのもそのせい??

「やっぱりウキの方が釣りやすいんですかね??うふふ」と聞いてみたのですが爽やかな笑顔のみで明快な答えは返って来ませんでした。見事な微笑み返しにこれ以上の深追いは失礼と判断しましたが新しい疑問が生まれました。
「ハゼをウキを使用して釣る利点はなにか?」
次回以降の釣りで試してみたいテーマです。

釣れたハゼをバケツに入れるってなんか風流。

なんと干潮の最中を経過し、正午を過ぎてもアタリ止まりません。アワセ空振りを繰り返しながらも数はどんどん増えて行きます。これは針のサイズを落としたらどうなるんだろう?と言う悪魔的思い付きで針を秋田狐の2号にサイズダウン。予想ではアワセの空振りが減ってとんでもなく小さなハゼまで釣れてしまうかと思ったけど、結果はそうでも無いんですね。逆に4号にあげても見たけど、、針が大きくなれば小さいハゼは釣れないかと思ったけどこれもそうでもない。結局針のサイズで釣果はあまり変わらない結果となりました。

・・・魚の活性とか条件をシビアにすれば針のサイズの違いの意味が出るんだろうけど今日はある意味魚の活性が高くて勢いで掛かっちゃってるのかなと言う気もする。

今日の釣果。

結局6:30から14:30まで釣りをして釣果256匹でした。リリースしたのを入れると260〜270匹かな?
アワセも空振りが多かったから多分1000回はアワセの動作してるんだろうなと。アタリの多い釣りは遠慮無く釣り方やアワセのタイミングを試みることが出来るのが嬉しいですね。

楽しい釣りではありましたが先程の「ウキ釣りvs脈釣り」の検証もしたいし、ハゼのリリース問題、あと以前の記事「2024年ハゼ釣り準備篇・真紅のホタテ」で書いた試みの結果もまとめなきゃと色々思うところのある1日となりました。また次に今回の釣りの補足記事を書きたいと思います。

それではまた。
GOODハゼ!!

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