人間は宇宙に似ている:映画レビュー『海獣の子供』(ネタバレないつもり)
※漫画を読んで映画をみて、自分なりに解釈したイメージをイラストにしてみました。
叫ぼう、今は幸せと
大切なことは言葉にならない
主題歌:米津玄師「海の幽霊」より
自然への畏怖と、命の尊さ。
時が経ってまたこの作品に触れると、違うことに気づくかも知れない。
2020年に大流行した新型コロナウィルスは、私たちの生き方、考え方、全てを変えてしまった。
「当たり前」というモノは、こんなに脆いものだったのか、と愕然とした。
このまま人間は、太古の恐竜のように絶滅してしまうのだろうか、なんて考えてしまったり笑。
人間って一体、何なのだろう?
落ち着かない日々を過ごす中
たまたまメディアで、作者の五十嵐大介さんを知った。
真剣に自然と向き合い続ける五十嵐さんの姿勢と、その作風を見て
すぐに原作の漫画を手に取った。
そのまま、米津玄師さんの主題歌、映画、と流れるように観ていった。
宇宙は人間に似ている?いや、人間が、宇宙に似ている?
この地球上の存在全てが、宇宙から来た物質で形作られているとしたら
目の前を歩いている見知らぬ人、犬や猫、草木、家電製品なんかも
私と何かしらの共通点があって、どこかで繋がっているわけで。
そう考えると、地球上の何かが壊れたら、私の中の何かも壊れる気がする。
決して、無関係じゃない。もう、関係ないなんて思えない。
海で貝殻が割れた瞬間、地上で生まれたての子供が息を始める。
その反対も、あるのかも知れない。
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