【スナックカシマVol.3 前編】フットゴルフを通じたカシマのまちづくり
2023年4月18日(火)に茨城県鹿嶋市のコワーキングスペース『みちくさ』にて開催されたスナックカシマVol.3のイベントレポートをお届けします。
2023年2月に始動したスナックカシマは、鹿嶋市を中心とした鹿行・カシマで開催される“神出鬼没”の語り場で、場所や時間、店長、さらにはママまで変わり、トークをツマミに語らうコミュニティスペースとなっています。
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今回の店長を務めたのは、『合同会社Day Produce』代表の吉澤颯真さん。司会の株式会社KXの菊池優が中心となり、今後のカシマをどう盛り上げていくのか、アツくビジョンを語り合いました。
「この“まち”に新たな文化を~フットゴルフを通じたカシマのまちづくりを妄想しよう~」
店長ご紹介
菊池「フットゴルフを切り口にカシマのまちづくりを促進している吉澤さん。カシマに移住・起業して4年目とのことですが、なぜこの街を選んだんですか?」
吉澤さん(以下、吉澤)「はじめは正直自分の生まれ育った街になんとなく似ていたから、といった直感からなんですよね。あとは学生時代に野球をしていたんですが、合宿や試合などで2週間に1回くらいのペースでカシマを訪れていて。その時から、この地域に馴染み深かったから。というのもあります。」
菊池「とはいえ、移住。そして起業するにあたって、心配なことや不安とかってなかったんですか?」
吉澤「もちろん不安もありましたし、リスクを全く考えていなかったわけではないんですが、その不安よりも『スポーツイベントをやりたい・起業したい』という気持ちの方が強かったんですよね。」
菊池「なるほど。そして現在は、鹿行・カシマを中心に、大学生を誘致したスポーツ合宿・イベントの事業をメインにご活動されているんですね。」
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フットゴルフとの出会い
菊池「スポーツイベント事業を中心にご活躍されている中で、フットゴルフとの出会い、きっかけはなんだったんですか?」
吉澤「やはり青木剛さんとの出会いですね。青木さん*と出会ったことをきっかけに、『カシマでフットゴルフのイベントをやろう』っていうビジョンが生まれたんです。青木さんのフットゴルフへの熱量に惹かれて競技にチャレンジしてみたら、自分自身もこの競技にすっかりハマってしまいました(笑)」
菊池「学生時代から野球一筋だった吉澤さんがここまでフットゴルフにハマったのはなぜなんでしょう?」
吉澤「年齢も性別も関係なく、誰もが楽しめるからですかね。野球しかしていなかった自分でも、すぐに競技に慣れることができましたし、未経験の方にとっても敷居が低いと思います。」
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フットゴルフをこの”まち”の文化にするために
菊池「ここからは、カシマで熱を帯び始めてきたフットゴルフを、この地域・まちの文化として根付かせていくために、この熱をどう活用していくかを考えていきたいと思います。フットゴルフというコンテンツは、ビジネスとして持続可能なんでしょうか?」
吉澤「フットゴルフはやっていて確かにとても楽しいスポーツなんですが、メディアやスポンサーの力がないと、競技の面白さだけで持続可能的にやりたいことを成立させることは難しいのかなと思う部分は正直あります。」
菊池「いわゆるマイナースポーツにカテゴライズされており、メディアでの露出も少ないフットゴルフですからね。ただ、最近ではAbemaTVなどのインターネットテレビ局が普及されており、マイナースポーツにスポットが当たる機会も増えてきた印象です。」
今回会場参加いただいた皆さんの中には、鹿行・カシマでアスレチックパークの運営を始めた方、水上スキーを文化に根付かせようと活動されている方、ドローンレースをきっかけに、新たなイベントをつくろうと考えられている方などに集まっていただきました。
彼らとのディスカッションシーンの一部をご紹介!
菊池「会場にご参加いただいている方の中には、吉澤さんと同じように、ご自身がハマったスポーツ・アクティビティを使って、新たなコミュニティづくり・文化づくりをされている方がいらっしゃいます」
会場参加者A「子連れのファミリーの皆様に身体全身を使って楽しんでいただけるアスレチックパークを運営しています。アスレチックを運営している身としては同じくマイナースポーツの苦悩に共感できる部分も多いので、『フットゴルフ=カシマ』みたいなイメージが根付いていくと嬉しいなと思いますね!」
会場参加者B「実はお隣神栖市には、ドローンレースのワールドカップで世界2位まで上り詰めた方がいらっしゃるんです。彼らと一緒に地域との関わりしろを持ちながらイベントを作れたらと思って計画を立てています!世界2位という実力の持ち主でありながらも、その存在がなかなか地域、ましてや国内でも関係者にしか認知されていない。イベントをきっかけに地域・まちとの関わりしろを作れるように設計を進めています!」
会場参加者C「マイナースポーツによって地域の文化を作っているケースでいくと、長野県小布施町のスラックライン*などが有名ですよね。マイナースポーツが地域から世界に広がっていったモデルケースかと思います。」
吉澤「カシマも小布施町のように世界中の方々に、フットゴルフの聖地として、認知されたら嬉しいですね!」
フットゴルフを使った作戦会議!
菊池「この辺りから、少しフットゴルフを切り口に、会場の皆さんと一緒に妄想をしてみましょう!何か皆さんアイデアはありますか?」
会場参加者D「SNSやYoutubeの動画などで、スポーツを日常のシーンに取り入れたり、ストリートで遊ぶシーンなどがありますよね。”こんなところでやるの!?”みたいなのが撮影できたら面白いかもしれないですよね〜。できるできないは別として、カシマサッカースタジアムのコンコースでできたら楽しそう!」
吉澤「面白そう!サッカースタジアムを使ったイベントはぜひやりたいんですよね。。ストリートフットゴルフは、菊池さんとも妄想してました(笑)」
会場参加者B「フットゴルフの誰でも簡単にチャレンジできるというユニバーサルな特徴を活かして、街コンとかに取り入れても良いかもしれませんね。実際にフットゴルフイベントに参加したんですが、普通のゴルフに比べて、技量によって大きな差が生まれるかというとそうではないので、自然と会話量が増えるんです。はじめましての人とも気軽に交流ができたことが、とても良い体験でした…!」
菊池「確かに!自然と距離が縮まって楽しそうですね。」
おわりに
前編では、フットゴルフを切り口にどんなまちおこしができるのかを妄想してみました。フットゴルフを通じた新たなカシマライフの妄想は広がるばかり。後編もぜひチェックしてくださいね!
後編のイベントレポートはこちら: