PSJ Focus Personal powered by Predator #1 「SST_Runax」
「PSJ Focus powered by Predator」は、PUBG SCRIM JAPANによるnoteの連載企画です。PUBG SCRIM JAPANをサポートいただいているPredatorさんの協力をもとに実施しています。2022年度はチームインタビューを中心に行っていきましたが、2023年は一新!これまでのPC版PUBGの競技シーンを支えてきたベテラン選手から、これからを支えていくであろう若手選手まで、それぞれの”パーソナル”な部分にFocusを当てていく「PSJ Focus Personal」を行います!
Personal第1回は、先日行われたPUBG JAPAN CHAMPIONSHIP 2023 Phase1(以下PJC)で優勝を果たし、今月末から行われる世界大会、PUBG Global Series 2023 Phase1(以下PGS)に日本代表として出場するSunSisterからRunax選手にお越しいただきました。
自身初の公式大会日本一に輝くまでに要した時間は実に3年半。名門チームの看板を背負うプレッシャーをはねのけ、日本の頂点に立つまでの軌跡を追いました。
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はじめに
Runax:
SunSister所属の”るな”です。今24歳です。チーム内では特に”これ”といった役割が決まっているわけではなく、割となんでもやっているので、強いて言うならオールラウンダーに近いですかね。
Runax:
素直に嬉しかったです。公式大会で優勝すること自体も初めてですし、SunSisterに所属してからチームとして世界大会に出ることも初めてなので楽しみです。
Runax:
最終週(Week3)を迎えるまでは暫定1位のArea310と34ポイント差をつけられていて、ちょっとキツいなとも思っていたんですけど、Week3の2日目が終わったときに3ポイント差をつけて逆転できましたし、3日目の初戦でドン勝を取れたこともあって、「これは流れが来てる」って思いました。
Runax:
やっぱり1枠しかない日本代表枠でしたし、世界大会に出たいって気持ちも凄く強かったのでめちゃくちゃ緊張してましたね(笑)
Runax選手が経験してきた出来事とその時のモチベーションを可視化するために、選手活動における人生グラフを作成していただきました。
このグラフをもとにRunax選手の思いやバックグラウンドを深堀りしていきます。
アマチュア時代の貴重な経験
Runax:
中2の頃です。その時はタクティカルシューターのタイトルをやっていて、2018年にはオフライン大会で優勝も経験しました。PUBGもリリース当初(2017年)からは プレイしていましたが、先程のタイトルが中心だったため、最初は少し触る程度でした。
Runax:
知り合いに誘われたのがきっかけですね。その知り合いが当時チームメンバーを集めていて、声をかけてもらったから入った、みたいな。その時入った一番最初のチームが「KAOMOJI」です。もしかすると誘われてなかったら選手活動はしていなかったかもしれません。
Runax:
KAOMOJIはアマチュアチームだったので、オフラインで世界のレベルを体感できることなんて普通じゃ考えられないことじゃないですか。正直レベルの差はだいぶあったと思いますけど、とてもいい経験ができたなと思います。
Runax:
そうですね、世界大会の直後のPJS Season6のPaRで、絶対上がってやるぞと思ってましたし色々な方から期待の声を掛けていただいていたんですけど、その時は10チームがGrade2に上がれる中自分たちは11位で上がれなくて。“上がらなきゃいけない”という緊張があったのか、PaRでは思ったような戦いができませんでした。今でも印象に残ってるくらい悔しかったですね。
Runax:
PACはプロアマが入り交じる大会で、自分たちはアマチュアチームだったこともあって、ウィナーズサイドにも行けるかも怪しいな、って思ってた部分はあったんですよ。だから個人的にもまさかこんな良い成績が残せるとも思っていなかったので、結構満足はしていました(笑)
出場権を獲得したPWIに関しても、個人的な目標としては、PACの時と同じくウィナーズサイドに行ければいいなぁ、くらいの感じではありました。あと、やっぱり目立ちたかったですね(笑) 自分たちはPaRで敗退してましたし、PWIはたくさんの人が見てくれる舞台だったので。
Runax:
そうですね、あのドン勝はめちゃめちゃ覚えてますし、今でもたまに見返します。そのくらい嬉しかったです。
プロデビュー、そして日本代表へ
Runax:
そうですね、PJC2021 Phase1中に、White Fishとして、JUPITER(現ZETA DIVISION)に加入しました。PWSにも出場し、Grand Finalまで進出したのですが、Grand Finalに進出した嬉しさよりも最終順位が16位になってしまったことが悔しくて印象に残っちゃってます。結局最終順位が良くないと…(笑)
ただ、海外チーム相手でもやれるようになってきたと思えるようになった時期でもありましたね。
Runax:
チーム加入の経緯としては、チームを探しているときにたまたまSunSisterがメンバー募集をしていたので応募したことが加入のきっかけでした。
やっぱり当初から負けられないというプレッシャーは感じましたし、今でも感じます。日本では”PUBGと言えばSunSister”だと思っていましたし、だからこそ結果が求められていると思っているので。
Runax:
もちろん嬉しかったんですけど、正直「俺?」って思った部分もあります(笑)
自分の中で「自分以外のこの4人が選ばれるだろうなあ」って考えてたりしたので。
後から、SHEVAさん(元USG)とかSatouさん(元E36)が自分を推してくれていたと聞き、「え、嬉しっ」ってなってました。
Runax:
今までの経験の中で一番嬉しかったです。いつもと違うメンバーと大会に出るのは新鮮さもあって楽しかったです。
あとオフラインが2019年のLoC以来だったので、Day1はその環境に慣れるので精一杯でした。試合中も会場の音でゲーム音が聞こえにくかったり、観客の声で安置の雰囲気とかがわかったり(笑)
Runax:
でもあれ1キルも入ってないんですよ(笑)
あれ4人持っていけてたらなあ(笑)
Runax:
大会前とか最初の試合とかは緊張もあったんですけど、そこからの試合をしてる時には全然緊張してませんでした。LoCとか、PUBGより前のタイトルで、そこまで大規模ではありませんが、オフラインの経験があったからかもしれません。
SunSisterへの思い、選手活動への思い
Runax:
正直、これまでのPUBG人生の中でも1番キツかったです。チーム事情的に自分がオーダーを務めてたんですけど、自分もオーダー経験がなかったのでいっぱいいっぱいでした。一時はLower Bracketに降格してしまったり、何よりSSTという歴史あるチームをそんな順位にしてしまったことが今でも悔しいです。
Runax:
当時チーム募集をしていたTae9さんとはずっと一緒にやってみたかったのでまず彼を誘いました。お互い意気投合し、次にFeavenくんを誘い、最後にオーダーが必要ということでImhacくんを誘いチームを結成しました。このチームなら実績も十分にあり、優勝が狙えると思っていました。結果として2位ではあったんですけど、当時は結成1ヵ月だったので及第点かな、と。
Runax:
自分は選手を辞めようと思ったことはないですし、きっとこれからも思わないと思います。何より自分は負けず嫌いなんです(笑) PUBGの競技シーンが残り続ける限り、自分は選手を続けたいです。
Runax:
最低でもGrand Finalsには残りたいですね。最後に自分たちが出てない試合を観戦してから帰国するってのは嫌なので(笑) 歴代の日本代表で1番いい結果を目指します!
今回はSST_Runax選手のインタビューをお送りしました。常に冷静沈着というイメージが個人的にはあったRunax選手ですが、有名チームを背負う責任感が強く、すごく芯の通った方という印象を受けました。
そんなRunax選手のSunSisterが戦っている、PUBG GLOBAL SERIES1 が、マレーシア・クアラルンプールで開催されています。日本語放送をやっていますので、19:00~ぜひ一緒に応援よろしくお願いします。
大会公式サイトURL:https://pubgesports.com/ja/news/6069
大会日程:4月27日(木)~5月7日(日)
配信サイト(Youtube/twitch):https://www.youtube.com/c/PUBGBATTLEGROUNDSJAPAN
https://www.twitch.tv/pubgjapan
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インタビュー・文章執筆: ノンナ Twitter
監修: amon
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