PSJ Focus Personal powered by Predator #4 「BB_AKAI」
「PSJ Focus powered by Predator」は、PUBG SCRIM JAPANによるnoteの連載企画です。PUBG SCRIM JAPANをサポートいただいているPredatorさんの協力をもとに実施しています。2022年度はチームインタビューを中心に行っていきましたが、2023年は一新!これまでのPC版PUBGの競技シーンを支えてきたベテラン選手から、これからを支えていくであろう若手選手まで、それぞれの”パーソナル”な部分にFocusを当てていく「PSJ Focus Personal」を行います!
第4回は、昨年11月にPUBG部門を再建し、大会でも上位進出が期待されるBLUE BEESからAKAI選手にお越しいただきました。
誰もが認める圧倒的な練習量の傍ら、配信にも力をいれているAKAI選手のルーツをお聞きしました。
「PSJ Focus powered by Predator」のバックナンバーはこちら
https://note.com/psj_official/m/m5fce542a4541
はじめに
AKAI:
BLUE BEESの”あかい”です。21歳です。チームではオールラウンダーですが、状況によってはサブオーダーも務めています。
AKAI:
前回のPJCは自分たちのミスが目立っていて、逆に上位のチームはそういったミスが少なかったのが差だったのかな、と思います。
なのでこの2ヵ月は、とにかく”ミスをなくすこと”に重点を置いて練習してきました。
特に、これまでだったらフィードバックをせずに流していたような小さなミスに対しても、何が悪かったのかをちゃんと考えることを心がけています。
AKAI:
ファイト面でのミスは少しずつ無くなってきていると感じています。あとはムーブ面でのミスを無くせれば、って感じですかね。
AKAI選手が経験してきた出来事とその時のモチベーションを可視化するために、選手活動における人生グラフを作成していただきました。
このグラフをもとにAKAI選手の思いやバックグラウンドを深堀りしていきます。
”栄光”と”挫折”
AKAI:
高校2年生くらいのころです。友人と一緒に楽しく遊べればと思い、プレイし始めました。PCを購入したのもこれがきっかけでしたね。ただ、「選手を目指す」とかは考えていませんでした。
AKAI:
当時は選手を目指していなかった一方で、”強くなりたい”という気持ちはありました。そんな中、SNSを通じてできた友人がスクリムに参加しているということを知って、その友人に「俺も出てみたい」と言ったら、「じゃあ即席で出てみよっか」という形になりました。
その初めて参加したスクリムでドン勝が取れたんですよ。それが嬉しくて、選手になりたいな、と思うようになったのがきっかけです。
ただ、当時行われていたPUBG JAPAN SERIES(通称:PJS)は年齢制限があって自分は出ることができなくて、大会に参加できるようになったのは、高校を卒業した後に開催されたPJS Season6(2020年7月)からでした。
AKAI:
当時所属していたチーム(RebellionArts)で初めてオーダーになったんですけど、初めてなりに勉強をして挑んだPaRではなかなか上手くいきませんでした。ただ、直後にPSJ ALLTIER CHAMPIONSHIP(通称:PAC) #1が控えていたので、短い期間で切り替えて準備をしたら、Grand Finalで10位になれたんですよ。その時は心のどこかで「運がよかったのかな?」とも思っていたのですが、その3ヵ月後に開催されたPAC #2でもまたGrand Final10位で、この時は2回もドン勝を取れました。
この時はドン勝インタビューがあったんですけど、自分はPJSを見ていて、チームみんなでインタビューを受ける姿に憧れを抱いていたので、オンラインではありましたがすごく嬉しかったことを覚えています。
正直PJS SEASON6 PaRの時は自分のオーダーセンスが無いと感じていてかなり落ち込んでいました。ただPAC #1を通して、オーダーとしていい経験が積めたと思いますし、#2でも結果が出たことで自信がついた。その経験が今に生きているんだろうと感じています。
AKAI:
当時のことはすごく覚えています。
eSS Northern Forceに所属したんですけど、その時初めてコーチがついているチームで指導を受けました。そのコーチが凄く厳しく指導してくれる方で、正直な話、自分としては前年のPACでの成績もありましたし、どこかオーダーとして自信を持っていた時期だったんですけど、実力がまだまだ足りなかったことを痛感しました。
悪い結果が続いていて、Phase1の時にはメンバーから外されたこともありました。自分の人生でこれまでレギュラーを外されたりした経験が無かったので、ものすごく悔しかった思い出です。
ただ、その時コーチが厳しくしてくれたおかげで今の自分がありますし、今では感謝しかないですね。
プロとしての成長
AKAI:
プロになることが1つの目標だったので、嬉しかったと同時に、大きなチームだったので半端じゃないプレッシャーがありました(笑)
RCはオーダーをSeakingJAWSさんがやっていらっしゃったので、初めてオーダー以外で大会に出たんですけど、正直プレッシャーに負けてしまい、萎縮したプレーも多くて、後悔が残っています。RCとして出場したのはその1回だけですね。
AKAI:
やっぱりSeakingJAWSさんのオーダーですかね。「これが本当のオーダーなんだ」と思いました。
落ち着きがありましたし、それがこれまでの自分にはできていなかったこと、eSS時代のコーチが言っていたことはこういうことだったんだ、と感じました。
一度自分はオーダーとしての自信を打ち砕かれていたからこそ、良いオーダーと自分のオーダーとの違いがすごく理解できるようになっていて、悪いところを直しやすかったです。
AKAI:
eSSを脱退した後に僕とSOLUさんは1度SoCoolに加入していて、当時トライアウトでBoSSさんが受けに来てくれたんですけど、その時はタイミングが悪くて一緒に組むことができませんでした。実はそのトライアウトの時からBoSSさんと組んでみたいと思っていて、再度SOLUさんとSoCoolを作るってなったとき、BoSSさんにすぐに声をかけました。
AKAI:
最初はそのつもりでした。自分が集めたチームってのもそうですし、やっぱりeSS時代のコーチの指導に加えて、RCで学んだこともたくさんあったので、そういった意味でもチームを引っ張れる自信がありました。
けどBoSSさんのオーダーが自分よりも上手いなと感じた時、自分からBoSSさんにオーダーをお願いしました。
多分昔の自分だったら譲らなかったと思うんですよ(笑)
だけどもう昔みたいに変なプライドも無くて、素直に自分がやるよりも良いって感じたからこの形にしました。
AKAI:
AKAI:
再結成して間もない頃は、「こういうムーブをしよう」という風に決めていて、それが良い結果につながることもありました。
ただBLUE BEESになったPJC 2022 Finalのころから、少しずつ迷ってしまうことが多くなりました。世界大会などで上手いチームを見ると、色んな選択肢があることを知ってしまって、それに感化されてミスが出てきたり、ムーブが遅れてしまったりしました。
この時感じたのは、他のチームの真似をするのが必ずしも良いというわけではないということです。なので今は、成績が良かったころのチームを思い出して、BoSSさんのやりたいオーダーを貫き通すことを心がけています。
応援してくれるファン、そしてチームメイトのために
AKAI:
最初は元チームメイトのZekestartとの些細な会話からでした。「今日から毎日配信して、やめたら坊主にするわ」って(笑)
結局体調を崩したことをきっかけに毎日配信は180日くらいで途切れちゃったんですけど、配信を続けていくうちに配信を見てくれる人や、大会で応援してくれる人が増えてきたのを実感していますし、応援してくれてるからには良いところを見せたいな、ってモチベーションにも繋がっています。
AKAI:
自分は負けず嫌いなんですよね。先ほども言ったんですけど、「強くなりたい」って気持ちがあるのが大きいです。今は日本で誰よりも長く練習してる自信があります。
あとは現状に限って言うと、REJECTが解散になってから集まった今のメンバーは、自分から誘って来てくれたメンバーなんです。自分についてきてくれたからこそ、みんなのために結果を出したいです。
AKAI:
PJCSでは、”臨機応変さ”を意識して戦います。そして次のPJCこそ1位を取りたいと思っています!応援よろしくお願いいたします!
今回はBB_AKAI選手のインタビューをお送りしました。応援してくれるファンのために、ついてきてくれる仲間のために勝ちたいという明確な目標が、AKAI選手の活力になっていることがひしひしと伝わりました。
そんなAKAI選手が所属するBLUE BEESは9月に開催される国内大会、PUBG JAPAN CHAMPIONSHIP 2023 Phase2を目指し、PUBG JAPAN CHALLENGE SERIES Phase2に参加しております。ぜひご一緒に応援よろしくお願いします。
メディア一覧
PUBG SCRIM JAPAN 公式一覧
PUBG SCRIM JAPAN 公式Twitter
PUBG SCRIM JAPAN YouTube
PUBG SCRIM JAPAN Twitch
Powered by Predator
Predator Gaming 公式Twitter
プレベア 公式Twitter
インタビュー・文章執筆: ノンナ Twitter
監修: amon
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?