南オーストラリアで日産を買ってはいけないと言われた件。レモンという生き方を表す英語表現の件。


経緯…オーストラリアで持った最近の2台の車。ニッサンが羊頭狗肉である説

2ドアのプジョーから、砂漠もいけちゃいそうなXtrailに乗り換えて2年が経ちました。

今年ようやくローンが終わる時期になり、まず子供がすぐ酔うようになりました。

精神的なものだろうと思ってたら、元夫がボンネット横で鼻をクンクンさせて「このあたりから臭う」といい、エンジンがやばいかもしれないと言い出しました。

エンジンから煙が立ち上るようになりました。

デイブに紹介してもらったメカニックのケンさんに見てもらうと、「日産つかまされちゃったのか!」と、「こいつはやらかしたな」っていう表情をしてます。

ケンいわく、日産は外側が日産なだけで、中身はFIATなんだそうです。

FIATといえば、「Fix It Again, Tony!」の略と言われ英語圏では故障しやすくて有名なメーカーです。

本革のインテリアの美しいプジョーに乗ってた頃は、自分ではとっても気に入ってたのだけど、元夫や周囲からは「部品の入手しずらいヨーロッパ車を買うなんてどうかしてる。日本車や国産のほうがいいんだ」と散々言われてました。

田舎生活に備え、山道や長距離に強そうで、信頼できそうな日本の車と信じて日産を選んだ経緯がありました。


それをケンはレモン(不良品)であるというのです。

ニッサンにいたるまで、メカニック経験もあり車に詳しいという人の話も聞いてきていたつもりだったので、最初、ケンがいうことが全く腑に落ちませんでした。

ケンは、わたしの住むビレッジから20分ぐらいにある小さな古い街のメカニックです。おそらく70近い年齢で、FAFEという政府の職業専門校でメカニックの卵たちを教える先生です。

つまりこれまで「車のことをよく知ってる」と話す若造たちを教える立場の御大だったのです。しかもデイブが仲良くしていて紹介してくれたのでおかしなことにはならないはずです。

ケンに言わせると、日産は買ってはいけない。理由は、上にも述べた通り中身がフィアットだから。買収されて、エンジンがフィアットなんだそうです。

Xtrailのエンジンを見てもフィアットのFも書いてないので気づきませんでした。プジョーのエンジンはOPELとデッカく書いてあったのに。


オイルが漏れて燃えて煙をだしているとのことで、オイルを余分にもらってつぎ足しながらだましだまし乗り続け、ようやく直してもらいました。

そのお値段…1200ドル。

1年ローンにしてもらわないと無理です。

この車につぎ込んだお金は、もうすぐ100万のオウ台に乗りそうです。

前のプジョーは散々いわれてましたけど、一回スターターを買い替えただけで、こんなエンジンのトラブルはなく、修理代は1000ドルもいきませんでした。総額で今回の車の半分もかかってないと思います。

今日の費用をみて倒れないように踏ん張っていたところ、ケンの店の売店でたむろっていたおにいちゃんが、「日産か!どの部品も3倍の値段なんだよな!」と叫んでました。

というわけで、まとめます。


  1.南オーストラリアの日産は、中身がフィアットである。

      ↓   

    すぐ壊れる。


  2.南オーストラリアで日産の部品

      ↓  

    ひとつひとつが他の車の3倍かかる。

  結論:南オーストラリアで日産は買うとやたらお金がかかる。


他の土地では違うのかもしれませんが、ここでは日産はよほどの粋人でなければ買ってはいけない、ということが分かった次第です。

誰かの役にたつかもしれないと思い記録することにしました。

ホント、日本では、日産にそんなイメージありませんでしたけど、場所が変わると部品代などの条件が加わってこんなことになるようです。


人生の辛酸を表す英語…レモン。

ちなみに今日ご紹介したい英語は「レモン」です。

英語で「レモンをつかまされた」というと、運悪くつかまされてしまう不良品を指します。

I've got the lemon!

というと「レモンをつかまされたっ!」


人生の辛酸をなめる、といった意味でもレモンが使われます。

ずっと売春婦してきた女性のインタビューで、女性が語っていました。

Life kept giving me lemons, but I kept making lemonade out of them.

「人生からはレモンばかりつかまされてきたけど、私はレモネードを作り続けた」

レモンのような辛酸ばかりの人生だけど、辛酸にまけず、自分の受け止め方で料理して、美味しいレモネードに作り替えた、という、イメージ豊かな人生のありかた、生き方を表す表現です。

そういえば最近、映画かYoutubeビデオか何かで、この「人生がくれるレモンからレモネードを作る」という表現にねじりを利かせた表現をききました。

If life gives you a lemon, don't make a lemonade.  Give it back!

人生がレモンをくれたからって、レモネードなんかつくるな。突き返せ!


これはこれで、強者の考え方であると思います。状況に甘んじるな、状況をコントロールしろ、という考え方です。


同じ状況にたいして、どのような態度をとるか、

どのような生き方をするか、そんなことを考えさせられる英語表現です。


私はどちらかというとレモンをもらってレモネード作っちゃう派です。

結構おいしいじゃん、なんていいながら。

突き返せるようになるには、まだまだ修行が必要です。





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