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英語で遊び続けたら英検一級一発合格しました(CEFR C1)


勉強と思わないように英語に触れ続けた 

留学とか一切してない日本人としては英語力が高いほうとされてるので英検一級受けてみたら独学の軽い対策で取れました。英作文が2つになってから初開催のやつですね。

17,18の頃までは英語力が本当にほぼ0で、英語を身につけようと思った最初の1500時間くらいは流石にしっかり長文読解本や文法、音素など勉強したと思いますが、それ以降は勉強という認識で英語に触れることはほぼしませんでした。
ただ一つだけマイルールがあって、ゲームをやる時は英語版でやる、英語圏で作られた作品は全部英語で見ると決めていただけです。
FalloutもDisco Elysiumもウォーキングデッドもビッグバンセオリーもクリストファー・ノーランの映画も全部英語版です。
最初のうちはそりゃちょっとしたセリフにいちいち辞書を引く事になるし、ドラマはポーズしたり巻き戻しまくるし、オープンワールドの作中作の本なんて開いたら1ページが中々読み終わらないわけですが、それも縛りを楽しむ遊びの一部なわけですよ。

この遊び方特有の体験というものもあって、Disco Elysiumみたいに主人公が記憶喪失設定で世界情勢のことすらわからないような状態で、それこそ「moneyとは何だ?」なんて選択肢まであるようなゲームだと、難しい言葉にいちいち辞書を引かなきゃいけない自分とHarryの状況がオーバーラップしてこの上ない没入感が得られました。ただでさえ神ゲーなのに。
ゲームの遊び方を縛ることによってさらなる楽しみを見出すというゲームのゲーミフィケーションです。

また、そもそも元プロゲーマーとして、自分より強いプレイヤーが海外にしかいないような対戦ゲームをやっていたことも大きいですね。情報を集めるために海外プレイヤーのプレイ配信を定期的に見ていたことで、聞き取り能力が維持・向上し続け、色んな訛りへの慣れや愛着も深まりました。

そんなこんなで結果的に英語に1万時間以上触れてきて自然と力が伸びてきました。逆にこれを勉強だと思ってたら続かなかったでしょうね。むしろ色んな事をサボる時の現実逃避先が英語でした。

まあともあれ全然英語使いこなせてる感じはしないですね。
高度な語彙は全然アクティブボキャブラリーになってないし、概念は浮かんで喉元まで出かかってるのに出てこない単語だらけだし、まだ調べないと分からないスラングいっぱいあるし、ネイティブの本気の早口は何となく構文と強調してる単語が拾えればいいほうですよ。海外ドラマは英語字幕なしじゃ分からないシーンが確実にあります。語学に終わりとかないし、多分一線級の通訳者と比べたら1/10とかの戦闘力なんですよね。

英語でRTSの試合を実況するのが目標です

実際の英語っていうのは試験に出ないような事で身に着けなきゃいけない事がいっぱいあるんですよね。標準的じゃない発音を聞き取れるようになろうと思ったら、色んな訛りをシャドーイングしたりとか、モゴモゴしてる汚い英語をシャドーイングしたりとか、あちこちで音素が脱落するラップの真似したりとかしないと対策できません。そうやってなんでもかんでも真似するんだよって姿を見せてるYoutuberのだいじろーさんは本当に教育的なことをしてます。
喧嘩中のカップルやスポーツ実況者のように早口で発話する能力も試験で測られることはありません。そういうのに比べたらリスニングも面接も非ネイティブスピーカーへの語りかけであることを意識してゆっくりクリアに喋ってくれてて滅茶苦茶優しいですよね。

まあライティング思いっきり失敗してるのでかっこいいスコアじゃないんですけど、ライティング特化で勝つ戦略が比較的楽と言われる中で、逆にリーディングで取ってるのは英語のインプットが多い証明にはなるんじゃないでしょうか。

いくらでも無料の素材があるようなメジャー言語を学ぶのにあまり金使いたくないので学習初期の参考書とか含めて学習には数万円しかかけてない気がします。(サブスクとかゲームまで学習代に含めるならもうちょっと高くなりますが)

英検対策は一応Kindle Unlimitedの無料体験にある植田先生の8日間対策本やったり、無料公開されてる3回分の過去問、あと主に「英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現」使いました。
後者はオーバースペックとも言われますが勉強になります。色んなトピックとその賛否の理由を説明する短い文章がいっぱい載っててスピーチの部品を拾える本です。
10年前の本で時代遅れの内容もあるので自分で調整も必要ですけどね。英検のトピックは賛否分かれるものを議論させるようになってますが、テクノロジー関係や医療関係など、昔のトピックはもう答えが出ちゃってて使えないものも多いですよね。スピーチトピックのデータを見てたら10年前くらいに「感染症は今後も脅威になりうるか?」みたいなのが出てた回もあったはずです。 

英検一級の感想と対策



語彙問題 
18/22正解

19/22正解と思ったけどマークミスか記憶違い

「ネイティブでも知らないような単語」とかいうデマを言う人がいますが、しょせん最大1万5千語レベル程度の語彙なのでちょっと込み入ったニュースやコラムを読んでたら見かけるような単語群です。
何なら設定の凝った洋ゲーなどで頻出の言葉も多いです。そもそも英単語は古くて使われなくなったものも含めると100万語を超え、現代の辞書でも何十万語も載ったものもあります。
ネイティブスピーカーの語彙は2万~3.5万語と言いますから、一級の語彙問題がえぐい!なんてのは学習者視点での話です。
英語圏の知り合いが政治、経済、新作ゲーム、日本のアニメまで何でもありで雑談してるDiscordを見てると英語の試験では出ないであろう初見単語だらけです。
ネイティブからしたらどれだけ使い道の少ない単語でも、その表現がドンピシャ!って時は使いたくなりますからね。日本人だって使うチャンスがあったら日頃中々見ないような小説言葉使ってみたくなりますよね。
特定地域だけの言葉もありますからね。オーストラリアじゃBBQはBarbieですよ。人形かって思いますよね。

さて私はFallout、Disco Elysiumなどテキストの多い洋ゲーを英語でやってきた結果、一級頻出単語は「なんか正確に覚えてないけど見たことあるような単語、文脈で補えば読めるような単語」だらけだったので
数日前からSVL9000~SVL12000を1日1000単語ずつザーッと眺めて怪しいところだけ復習してれば突貫工事でも十分記憶が定着しました。
類義語のリストを作ったり、見た目の似てる自分にとって紛らわしい言葉を並べたリストを作ったのは効きましたね。
prudent/imprudent/impudent
inundate/enunciate/insinuate
みたいな、見聞きした回数が不十分で字面の似てる単語は一度頭で整理しないといつまでもややこしいですからね。

しかしこのセクション、そもそも4択でしかないので正解単語の意味を正確にわかる必要すらなくて、語幹から推測したり、ほか3つを消去出来てもいいんですよね。
その接頭辞でその意味になるわけないだろ。その前置詞の組み合わせでここに入る意味になるわけないだろ。という考え方で覚えてない単語でも7割くらい正解できる気がします。
漢字見て偏と旁から意味推測できるのと一緒ですね。

暗記のような単調作業はソシャゲとかと並行してサボりながらやってもある程度頭に入るのが良いですね。
パターン化した単調操作なんて適当な文章暗唱しながら出来ますからね。
逆に集中してガッツリ取り組むなら類義語・対義語と比べたりして構造的な理解伴って頭に入れていきたいですね。

ボキャビルは個人的には複数の意味の総和を取って核となるようなイメージを自分の中に作って覚えたいので、訳語や定義が一部しか載ってない単語帳はあまり好きじゃないんですよね。特にALCの英辞郎は豊富な文例に目を滑らせるだけでコロケーションの感覚が掴めて実用的です。

しかし難しい単語ほど意味も用法も限られてくるので、1万語以降の語彙こそ単語帳でさっさと覚えておいて文章読む時のQOL上げるというのは手だなと、今回試験について考えてて思いましたね。

まあ、お硬い試験なりの単語しか出ないのでそういう意味でも対策しやすいですよね。
映画やドラマに出てくるような卑俗な隠語とかも知らないと笑いどころで笑えないから学習者にとっては落とし穴になりますけどこういう場では問題になりませんからね。
Ted2の冒頭で出てくる「恋人がシェフだからhe knows how to toss one's salad」みたいなド下ネタダジャレはわからなくてもいいわけです。

正直私は一生、英語における”尻”を表す単語を全部覚えることはないかもしれません。試験は俗語や幼児語が問われないだけ楽ですよ。
https://eow.alc.co.jp/search?q=尻

長文読解 
11/13正解


1問ミスと思ったけど2問ミス。
答えにしてはしっくり来ないなと思ったものの時間を残したくてて進んでしまったのが少し早まったかなという感じ。

センター試験や共通テストの現代文の、解答根拠について納得しやすい易問~標準くらいのやつ、あれを英語でやるだけですね。
ややこしい選択肢も論理的に検討するとちゃんと答えが1つに絞れる良問・易問ばかりだと思います。

本番では長文はまず段落ごとに設問を確認しつつ読解速度アップに4~5語セットで読み取っていくつもりでやりました。
設問の問題意識を持って読み進んで流れに沿って解けると戻り読みしなくて済むので多分いちばん早いと思います。
よく集中できてたので良い読解速度が出て語彙と合わせてリーディングセクション50分で終わりました。
基本的に文章展開自体はそこまでひねりがないので、次の行・次の次の行までなんとなく視界に入れてるような、日本語の速読と同じような感覚で出来ると次の論理展開が見えて早いと思います。

段落や話の流れを要約しながら読める人だともう後は消去法で解いていけばいいし、出てきた二項対立要素を頭の中で図にして整理する、という読み方ができればより確実だと思います。
基本的には著者や登場人物が色んな物事に対してどういうスタンスなのか、、何に対してポジティブで何に対してネガティブかという事を考えているだけでも十分な読み方の軸になるはず。
仮に単純な二項対立でない文章を読む場合でも、二項対立を意識して読むと「筆者はこの政策に好意的でそれを擁護する文章かと思いきや、最後にさらなる課題を提示して話を転換させた!」という流れが見えやすくなるので。

リスニング 
23/27正解


Part3以降は間違えなかったのにPart1,2でうっかり聞き逃したのが痛かったです。

音声自体は他技能に比べても拍子抜けするほど簡単。普段から英語を聞く習慣がある人なら多分聞き取れるような明瞭な標準スピードばかりです。
むしろ難しいのは音声が終わって問題が読まれるまで、内容を頭に留めておくことです。

問題が読まれた後選択肢をマークする時間は10秒しかなく、Part3以外はすぐに次の問題へ進んでしまいます。
軽く問題文を先読みして音声を聞きながら選択肢を消していく形がもっとも聞き流してしまうリスクが減ると思います。
注意力は音声に向けたいので、メモをするなら記号程度にしておくのが無難ですね。

登場人物が「やっぱり勘違いだったよ!」って言い出さない限りこの選択肢はもうないな……というものにバツをつけておくと音声が終わったとき選びやすいですね。

「筆記の時間を余らせて先読みしよう」と解説する人もいますが、時間が経つと忘れてしまうので私としてはリスニングの説明音声が流れている間にざっと先読みしたいですね。
というかライティングが2題になった今では筆記の時間を余らせるのは高得点合格狙えるような人以外かなりしんどいと思いますね。

私の場合は先読み出来ていない場合でも、流れている音声に9割以上の注意を向けつつ問題文にぼーっと目を滑らせていく形で、聞きながらでもぼんやりと設問を理解できることに受験中に気付いて解答の安定感が増しましたね。だいたい設問の選択肢の順番で情報が流れてくる設計になってるので。

コツとしては脳内音声を完全に消した黙読の感覚に近いが、音声から注意が逸れないよう、読むという意識を持たないように、ただ目を動かすことですね。

ちょうど見てる文章と矛盾する音声が聞こえてきたことがなんとなくわかり、選択肢を消去できました。
このやり方は海外ドラマをクロースキャプションで見る時も有効です。字幕をただ見て、聞こえてきた音と同時に目で滑らせるというのを試してみてください。単語とネイティブ発音がきれいに結びついていくと思います。一度これをやり始めると、半端に脳内音読が漏れ出た時のノイズが嫌になります。

ライティング 
大失敗で43/64


50分も残して突入したにもかかわらず失敗した感触。ここはC1ではなくB2レベルの点だろうなーという感触で、実際そうでした。
英語で硬い文章を書く習慣がないのでここだけはもっと本腰入れて対策したほうが良かった。
全体的にひどい点数ですがエッセイの文法だけは7/8。学習初期から文法は得意というか、意味の変化するイメージやニュアンスと結びつけて体に染み込ませていて、読み返せるような状況で文法ミスは滅多にしない方なのでそこは最低限評価されたのかも。

要約 5/5/5/5

初めて登場する新傾向問題となる要約は、プレビュー問題と比べても素直な文章で、比較的簡単そうではありました。核となるポイント自体は抑えられたものの、全段落に対して抽象化を意識しすぎて、色んな要素を取りこぼしすぎてしまった感じ。
大きな文法ミスはなかったと思いましたが、文法点も5。構文が単調すぎて引かれたのかもしれません。
また、時間ギリギリに焦って分詞構文で雑に要素を付け足したあたりでミスが起きていた可能性はあるかも。

エッセイ 5/5/6/7

考えすぎて時間が足りなくなって3つ目の理由と結論部分をすごく適当に書いてしまったので良くなさそう。
→実際よくありませんでした。

 増加し続けるエネルギー需要に政府は応え続けることが出来るか?という設問で、一応理由の構成としては

  1. 今後石油資源などが尽きていくが、再生可能エネルギーは効率が良くない。

  2. 物理法則を考えると、技術革新による効率上昇にも限界がある。

  3. 環境悪化させてまでエネルギー需要に応えようとすると票を失うため政治家が方向転換したがる。


と考えたが、2つ目と3つ目の理由はサポート不足・書き込み不足で全体的に語数も少し足りなかった。
理由1と理由2もかぶってるし、3つ目の理由もズレてる感じ。
無理に難しい語彙を使おうとしてコロケーション的に微妙になった箇所あり。流石に大きな文法ミスはないが、構文もあまり凝ってなかったはず。しかし文法点だけは7/8。

Cryptocoinのような現状実用性のない投機商品の採掘で需要が無尽蔵に増えてしまう、そんなものに応え続けるのは現実的ではない。というような理由も一番最初に思いついていたのですが、上手くまとめる方法が中々思い浮かばず捨ててしまったのもまずかった。
供給が間に合わないという理由だけでなく需要側が大きくなりすぎる理由も提示したほうが内容が良くなったはず。

スピーキング 
落ちるタブーを破りつつ7/8/7/7で合格。


一般的な合格ラインが7/7/6/6や7/7/7/6と言われている

1分で5トピックの中から1トピックを選んで喋る内容を考えて2分スピーチ、4分質疑応答。

タブーと言われている10秒沈黙に加えて、質問の勘違い→訂正を1回やらかしたうえで合格しました。さらに直前は体調が最悪で、順番を最後に回してもらうも復習する余裕がない事態にも。

まず田舎暮らしなので3時間かけて大阪へ行き、午前中は現地民の友人と喫茶店でリラックスを試みたのですが、そこが今時珍しい喫煙全開のお店で非喫煙者の身にはけっこう厳しい。昼食のため外に出て移動すると猛暑日による寒暖差も大きく、涙と鼻水が止まらない事態に。

元々粘っこい白い鼻水が出る鼻炎なのですが、流れ続ける状態は初めて。さらにその後の食事も腹八分目に抑えたつもりが、胸に胃液がこみ上げてくる。緊張下では胃の活動が活発になるという認識を持って腹五分に抑えるべきでした。

しばらく休んでいてもあまり改善せず、スピーチまでになんとか鼻水止まってくれと祈りながら会場へ移動。駅よりも空気環境が良くなったからか鼻水自体は収まったものの、胸に何かがこみ上げてウプウプとなっている状態は変わらず、係員さんに体調不良を申し出て回復に時間がかかりそうだからなるべく後に回してもらえないでしょうかと尋ねるとアッサリOKの返事を頂けました。
最後の方だと不利みたいな根拠不明の書き込みも何度か見たことがありますが、まあ普通に受かりましたし出来に対して悪い点をつけられたとは思いませんね。

その後もなるべくお腹の中身を外に出す”努力”などをした結果、スピーチ控室に着く頃にはかなり楽に。代償として直前にしようと思っていた復習はほぼ何も出来ませんでしたが、どうせ過去問とは全然違うトピックが出るんだしその場のアドリブ次第だろと切替。

Knock Knock Knockのあと某ドラマのようにPenny?とかSheldon?と言いたくなる気持ちを抑えてHello~でにこやかに入室、どうぞ座って下さいでThank youと言ってカードの伏せてある方に一度リュックを置きかけてからカードに気付き、ン~ア??と変な声を漏らしてから席を入れ替えて着席。早速グダグダですがまあこんなことで減点はないでしょう、ご愛嬌と思って動揺はせず。

このくらいでクリアに聞こえますか?と聞かれて笑顔でアイコンタクトしながらYes

面接官2人が名乗るも、白人面接官のファミリーネームが聞き慣れないもので全然わかりませんでした(笑)
こちらの名前を聞かれて I am (名前) .で 軽く首振りアイコンタクト
そこから簡単に自己紹介してもらえますか、みたいないわゆる採点対象外のsmall talk.
素直に事実をありのまま語るだけで発展的な語彙が使える印象を残せると思ったので素直に答える。 eスポーツ業界であれやこれをしてきましたが、コロナ禍においてイベントのキャンセルを経験し、またanti-vaxxerやconspiracy theoristsのもたらすフェイクニュースによって家族との完全な分断を経験したため、今は医療やジャーナリズムに深い関心を持ってdisinformation(悪意あるデマ)の問題に取り組んでいますという感じの話。

では1分使っていいですから、トピックカードを裏返してスピーチを準備してくださいと言われて、
OK! 大げさに深呼吸のボディランゲージをしてからI'll start!と言って裏返す。ちゃんと視界に入る時間を考慮してるのか2秒くらい間があってタイムキーパーがタイマーをオンにする音。

5題の中にピンとくるトピックがなくて、「悩みすぎて半分過ぎたのでは?
やべー」と思って急いでトピックを「テクノロジーは消滅の危機にある文化に対して良い影響を持つか悪い影響を持つか」に決めたものの2つ目の理由が全然出てこない。

とりあえずタイマーが鳴ったのでゆっくり時間を稼ぐようにして
OK! I've chosen Topic Number 3, does technology have a positive influence on endangered cultures?

以下、大雑把に再現する。多分違うところもあるし、思い出せずに抜けてるところもある。

I think technologies have a positive influence on endangered cultures. (positiveを強調した。)
I have several reasons for this (severalは3~を示唆するけどどうせ2~3になるんだからa coupleのほうが無難だよなぁ)
First of all, we can use AI like ChatGPT to save data of endangered languages, like Language Learning Models , Chat GPT, can preserve their grammartical structures and vocabulary. umm… that way we can even revive a once dead language. so this is the first reason I have..
um… In addition to that….. uuuuummm…..well….  (最初の理由をしゃべるのに夢中すぎて頭の中に理由を並べた論理構造が作れていない。フィラーと沈黙の中で「うわ10秒とか経ってるやろこれ」と思う。)

We can advitise about endangered culture through Internet communications.
For example we can make promotional videoes about like native people of America, (the Americasが正しいし、部族が複数いたこと考えるとpeoples. こっちは理解度が低いせいの間違い)native people of Australia….on SNSs like Tiktok, Twitters(←s!?!?)
(たしかこの辺で鳴ったけど止められなかったのでまとめに入る。)

so…in conclusion, for the reasons I've mentioned, I do believe technologies have a positive effect on endangered cultures. (カードの記載を確かめながら)


質疑応答は4質問?で

Q1.Internet communicationsが助けになるというのは具体的にはどのようなことですか? (日本人試験官)

giving such information to people who don't know much about these native peoples and they might become supporters who donate money to preserve such cultures…
的な事を言ったはず。一応頷いてもらって及第点かなとか。
ひょっとしたら理由2とQ1の内容が逆かもしれません。

Q2.AIで言語を復活させることすらできるというような事をおっしゃってましたが、これについて詳しく教えてください。 (ネイティブ試験官)

Okay, so, AI, Language Learning Models, can preserve grammars and vocabularies and….
if you have them learn enough sound data they can even reproduce natural pronunciation  even after the native speakers of the language go extinct,
and you can talk to AI and learn the language just like face-to-face human communications, (このへんは連語関係でバーっと自然に出てきて乗れてきたかなと思った)
that's what I mean by reviving a once  dead language.

だいぶスラスラ出てきて納得したように頷いてもらえて良かったのかなと

Q3.その対策がAIなどのテクノロジーでないといけない理由はあるんでしょうか?みたいな質問 (日本人試験管)

oh that's a little difficult question…hmm….
well I think it's the most cost efficient way, as we have limited resources, limited manpower, limited budgets, and we can't spend them all just to save a language, (aは文意的に変じゃないか!?) as there are thousands of minor languages in the world, なんか適当にしめた

Q4.消滅の危機にある文化について例をあげてみて下さい (ネイティブ試験管)

ここでずっと言語の話してたから言語の前提で、あまりマイナー言語について詳しいわけではないのですが……とか言ってしまった。

そこで「いえいえそうではなくて、文化についてですよ、たとえば日本の文化とかでもなんでもいいですよ」と訂正が入って

訂正の途中でOh!ってリアクションを取って
ah yeah….
More and more people are moving to urban areas from rural areas and they are giving up on their traditions, prefering convenient technologies so yeah I think there are such traditions getting lost
みたいな感じの、自分の主張の立場を少し危うくするような文言混じりの事を言ってしまった気がする。ひょっとしたらテクノロジーに否定的にも聞こえる文言は思い浮かんだだけで言ってないかも知れないけど、記憶が定かではない……
ところでおわかりであろうか。そう、これ一次試験の要約問題の内容が思い浮かんだだけなのである。Ainu peopleとかindigenous peoples of Okinawaとかについて言及すればドンピシャだったのに。

全体的にまあトピックに対してドンピシャな答えでもないし、理由も適当だし高級な語彙も使ってないし、文法・用法・コロケーション的なうっかりミスは当然出るし、一回やばめの沈黙あったし、それでも合格点より素点いくつか上がもらえるんですね。もっと高度な話の準備自体はもちろんしてたんですよ、たとえば戦争ならロシアが好き勝手出来てる理由をstability instability paradoxに絡めて、核抑止は大国同士の争いは防げても、核保有国による小国いじめをむしろ助長してしまう事を話すとか、国連関連ならsome countries abusing their veto powerに絡めるとか。紙がコンピューターより良い点ではオリジナルネタとしてEMPが発生するような状況でも情報が残せることなど。「英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現」でありがちなネタは仕入れてましたし。でもパッとネタが2つ思いつくトピックはなかったですね。
ぐだぐだになりながらも、ネイティブもよくやるような、言葉がしっくり来ない時に同義語をいくつか並べる方法などを自然と取り入れてたのはまあ良かったかなと思います。
また、いざ言葉が思い浮かんで喋りだしたらそれなりに強弱つけてリンキングして話せるので、そこも多少は良い印象を与えたんじゃないでしょうか。

けっこうグダグダだったスピーチが7なのは質疑応答で不明点が解消された効果でしょうし、点数が全体的にならしたような点数になる傾向があるっていうのは多分本当なんでしょうね。よっぽど個性的な人じゃないと偏った点にはならずに引きずられるのかと。発音も決して音素やリンキングや強勢アクセントの出来だけを見るのではなくて、全体的な発言のスムーズさが影響して、口ごもったり言葉に詰まると発音の方から引かれることもあるみたいですし。

学習の基本姿勢としてはオーパス英語学院のファーマンさんの「二次試験はスピーチというよりディベートと思え」という論に肚落ちしたので長い原稿暗記のような事はせず論点整理と表現増やすことに徹しました。

例によってこんな学習素材だらけのメジャー言語の学習にお金なんて使いたくないので英会話レッスンの類はしませんでした。話しかけることができる海外の知り合いはいますが、それもなんか面倒くさいのでしませんでした。ひたすら独り言によって解決しました。

なんだろう、必要に迫られたらコミュ強になれる時があるんですけど特に人との関わりが必要ではなく独力で解決できると思ったら途端に引きこもり根性になるんですよね。本の著者との文字を通した対話で俺はイインダー。
「英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現」からトピックだけ抜き出したものを作り、YESかNOで理由を2つ以上すぐ思いつけるか? そこにサポート文を付け加えられるか?
というのをひたすら積み重ねていましたが、やはりどうも過去問から予想できないようなトピックが出てくるものなので、ニュースとか見るたびにオリジナルトピックを自分で作って喋ってみるようなアドリブ練習こそ一番大事な気がします。

ましてや既存のサンプル文章を覚えることにはこだわらないほうがいいでしょう。自分の自然な思考の流れで出てくるアイデアを大事にして、どう表現していいか詰まったら英辞郎やChatGPTを使って自然なコロケーションを見つける。

不自然な表現になったかもしれないと思ったらグーグルの全文一致検索なども利用して確信が持てるまで調べる。
という風に、実際の英語の運用で文章を書くときにやるようなことが全部血肉になるのではないかと思います。
(まあChatGPTくんが登場して以降、論文であまり使われない言葉であったdelveという言葉が論文にやけに出てくるようになるなど、学習データによる偏りもあるのでAIの過信は禁物なんですが笑)

とはいえ一次試験のライティング爆死したのが不穏すぎたので「英語の議論を極める本」「14日でできる! 英検1級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版」「英語で説明する人文科学」「2030年までに知っておきたい 最重要ボキャブラリー1000」あたりも図書館で借りてざっと目を通してました。直接は役に立ちませんでしたが、「英語で説明する人文科学」は高度な会話をするためのヒントが多くていいですね。

あとはOtter aiで録音して音声認識が変になるところを参考に発音をチェックしました。
元々発音は初期からアメリカ英語を真似して練習してるので割とちゃんとしてる方ですが、聞き取り能力を上げるためにあえて発音を滅茶苦茶崩して早口を練習したりしたことがあり、変な癖がついてる単語がありました。
あまり耳にしたことがなくて発音を勘違いしてる単語に気付く機会にもなりました。本当はDeMuやDALTさんのようなブリティッシュが喋りたいです。

まあライティングもB2レベルになってしまったとはいえ文法点は取れてたし、一度話したいことが決まれば連語関係はすぐ出てくるので喋る能力自体には問題ないと思ってました。
あまりにも自分の型を決めてなさすぎたせいで時間を浪費しまくった&理由をサポートするネタが足りなかった&表現が洗練されてなかったというだけの問題ですから数をやればいいと思っていました。

受けた感想

この試験受けて一番良かったのは、序論->理由1->理由2->結論というスピーチの流れを意識する習慣が身について喋ってる途中に今どのあたりか意識するようになったこと、今までちょっと難しいと敬遠してた表現も自由に使えるようにならなきゃ!と思えたことですね。

悪かったことは、こんなんで受かるのかよ、CEFR C1一応通りましたレベルだとこの程度なのかよという絶望ですかね。言語の沼ですね。

4技能を鍛える考察オタク勉強法

まず興味の持てる海外ドラマを観たり、ストーリー性の高い海外ゲームをやります。登場人物の口元を見ていると発音が入って来やすいですよ。(Listening)
次にFandomなどのサイトを探して、その作品のエピソードごとのSynopsis(あらすじ)を読みます。記述が充実している人気作品の場合、本当に細かいシーンまで書いてくれています。このシーン、理解度不足だったな……この部分、記憶にないな……というフィードバックが得られます。(Listening & Reading)
次に、RedditやImdbなどのSNSやレビューサイト、あるいは愛好者の集まっているフォーラムを探して、他ユーザーのレビューや考察を読みます。
この時独り言でリアクションや思いついたこと、反論を口にしていきましょう。(Reading & Speaking)
もはや止められない自分の中から沸々と湧き上がる感情を文章にしてレスしましょう。表現したいものがあれば調べることも苦ではないはずです。(Writing)

英検一級という試験に思うこと


英検一級といえども小手先の試験対策テクニックで突破するみたいなしょうもない行為も横行はしてるみたいですね。
最近は英作文に要約が追加されたことで使えなくなったかもしれませんが、CSEスコアの特性を利用して、ライティングをガチガチに暗記して高得点取ることで、語彙問題やリスニングがひどい出来でも受かるなんていう方法もあったようです。
これは英作文が1題で一次試験の1/3の得点かつ、CESスコアの算出では素点分布の真ん中のほうでは1問で数点差しかつかないのに、分布の端のほうでは1問で何十点も増減するためです。

しかしそういうガチガチの受験戦略を取った合格者であっても結果的には論理的な話の流れの型を習得して、いろんな分野の話をするためのアクティブボキャブラリーを増やすことになるので、
ある程度は喋れるようになってるだろうという点はさすが4技能試験という感じで素晴らしいと思います。

ただ、間違った事を適当に「こういう研究がある」と言っちゃえばいい、みたいな超小手先の指導すら世の中に存在してる事はどうかと思いますね。そんな癖ついたら実際に英語を使う時に弊害がありすぎでしょう。ここまで来た受験者ならケースバイケースで切り替えられるはずという信頼なのかもしれませんけど。

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