写偽館 Twitter企画 第18回目-4

【写偽SS企画】2021年2月お題写真④

お題写真を元に想像した物語を｢#写偽ss ｣をつけて投稿してください。

募集期間:2/1(月)~2/25(木)

2021-2④ pic.twitter.com/9aok5ShXbG

— P.S.F.project公式ツイッター (@PSFproject) February 1, 2021

暗いトンネルを抜けると、見たこともない景色が広がっていた。
オレンジ色の光が、僕たちの心を灯した。
「ねぇ…。世界って、もしかしたら美しいところなのかもしれないわ」
「…そう…かな」
「きっとそう。そうに、違いないよ」
期待と不安に心震わせながら、僕らは一緒に踏み出した。#写偽ss https://t.co/jzJ38p4EN2

— わたしの (@uSa_gi12) February 21, 2021

「神様が降りてくる」ポッカリとした大穴を見つけて祖母は呟いた。「何しに降りてくると？」「さぁ、何しにやろうね？」得体の知れない不安感に襲われて僕は祖母の手をギュッと握った。久しぶりに見上げた空にあの時みたいな大穴を見つけた。「神様が降りてくる」「神様は何しに来るんだろう」#写偽ss https://t.co/ci8UH2glnb

— 莉子 (@yumerizum) February 22, 2021

その時、せつなさは切りとられた。
たそかれに煙る町。
廻り巡る、僕「ら」の時間。
空に、ぽっかりと穴があいた。
今世の後、向かうという場所まで、
言葉を届けられそうな…
雲を散らして、陽がほんのりと香る。
笑顔や、凛とした佇まい…
つかの間だった、僕らの時間。
いつかまた。空で…#写偽ss https://t.co/h80wudxbxf

— NYA NYA *** (@nn7colo_r) February 22, 2021

世界の終わりは、案外美しかった。大地が吐いた大きなため息が青い空を覆って、夕暮れみたいな橙に染めあげる。誰もが呆然と空を見上げた。信じられない、といいだけな顔をしていた。私は一人で笑っていた。絶望の真ん中で、一人、声を上げて。#写偽ss https://t.co/LTJACFnyWR

— うらぐち (@MomomoUragawa) February 25, 2021

目の前が光ったかと思えば見慣れた景色であるはずが別世界のようになっていた。燃えるような色をしている雲はいったいなんなんだろう。
しばらく空を見上げ唖然としていると、また明るく光り、目の前には日常が広がっていた。#写偽ss https://t.co/9lOakFaiHY

— 香椎麻白@eyenao (@kashiimashiro) February 25, 2021