オールドカメラに思いを馳せる ~ピント、露光、窓辺にて編~
先日、3週間ほど前に現像してもらったフィルムをスキャンしてもらった。
実際に写真とほとんど変わらない画像で見ると、フィルムのネガで見ていただけではよくわからなかった様々な点が浮き彫りになる。今回は何点かスキャンした写真をピックアップして、あれやこれやと言っていきたい。
まずは一つ目。
この光はおそらく夜中に川沿いのアパートを写真で撮ったものだ。周りが暗い状態で撮ったからか、絞りを絞りすぎていたのか、アパートの輪郭は暗闇と完全に同化して、規則正しい照明だけが撮れている。
この写真を撮った時は露光について何も知らなかったからな……。ただこの写真、個人的には暗闇と照明の対比が割と好きだし、伸びしろの大きい写真とも言えてとても良いとも思うのだった。次撮るときの上達が楽しみにもなるし、一粒で二度おいしい写真だ。
続いてはこの写真。
小川を撮ったものだが、全体的に滲んでいるというか、ピントが合っていない気がする。これは私の手振れのせいか、レンズやカメラの知識がないためだからか……。これも次撮るときの上達が楽しみだ。あと写真の色あいが少し淡いようにも思える。ネットでJupiter8の作例を見ると結構柔らかな光の質感の写真が多いので、これはレンズの性質によるものかな?。うまく使いこなしていい写真を撮りたいもんだ。後この時には露光系を使っているけど、少し明るくしすぎたかな?
飛行場の広い空が好きだ。これからも撮っていきたいね。
深大寺周辺にある給水塔は住宅地の真ん中で異様な存在感を放っていてとても良い。マッシブなドラム缶のような見た目なのが良いし、横についている螺旋階段は給水塔に対して頼りなさげで実に良い。実はナウシカの巨神兵みたいな怪物を閉じ込めていたりしないだろうか。
色々課題はあれど、ひとまず古ぼけたカメラとレンズでしっかり写真が撮れることがうれしかった。これからもちょこちょこ撮っていきたいね。
散