認知症専門医合格対策 2022年度合格


・はじめに

 noteの内容としては、症例報告をどんな風に書いたか、試験勉強をどうしたか、2022年度認知症専門医試験問題の7割くらいの書き起こしになっています。
 
・認知症専門医のニーズについて
 認知症疾患医療センターの施設基準として、認知症専門医の配置が必要となっています。(他で代替することも可能です)
 認知症初期集中支援チームの医師要件ではある(専門医にプラスして認知症サポート医研修受講が必要)
 

・受験資格を得るために


 3年以上の学会会員歴(年度単位で計算。2024年度に入れば、2026年に最短で受験可能)
 常勤で学会認定教育施設における36ヶ月以上の研修歴(病院単位での認定なので科は問われない)
 認知症関連学会の専門医(日本認知症学会ホームページで要確認、精神科、脳神経内科、脳神経外科、内科専門医が主になるでしょうか)
 申請前の直近3年以内に学術総会への参加。最近はオンライン参加が可能になったので、より参加へのハードルが低くなっています。総会で行われている専門医試験対策講座についてもオンライン上で視聴できます。テキスト代は3000円くらいなので受けましょう。

・認知症専門医対策おすすめ本


・必須
 認知症テキストブック:発行から年数がたっており内容は古いが、ここから問題に出るので必要。改訂作業中らしい。絶版にて高価格で中古販売されており、これを購入しない場合は後述の「認知症専門医 問題・解説集」と、「認知症イメージングテキスト」で知識は補完できるでしょう。
 認知症専門医 問題・解説集:どんな問題が出るか把握しておくために大事。唯一の公式問題集。
 
・できれば持っておいた方がよいもの
 専門医試験対策講座テキスト:学術集会でやっているもの。コンパクトに画像など内容がまとまっており、問題集とセットと考えておいた方がよい。
 認知症疾患診療ガイドライン2017:クリニカルクエスチョン形式で知識を補完できる。引用文献が書いてあるので、症例レポート作成時の引用文献の参考になる(日本神経学会HPにPDF版あり)
 note(日本認知症学会専門医【認知症専門医】筆記試験対策・体験記):精神科ぽろにあ先生、筆記試験のためのまとめノートが非常に役立つ。
 
・病理や画像勉強におすすめ
 認知症イメージングテキスト:画像だけでなく認知症疾患の解説が載っていて良い。テキストブックでは内容が古いのでアップデート目的に。
 
・お好みで (受験においての必要性でいうと低い)
 認知症ハンドブック:分厚いので通読には向いておらず、辞書的に使用。
 認知症専門医のための臨床神経病理学:イメージングテキストと価格差が7000円近くあるので、あまりお金かけたくなければ、こちらを買ってみても良い。認知症の知識部分の内容は少ないので他で補強が必要。
 

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