【知らずに犯す罪】

■    どちらが罪が重い？

　知ってて犯す罪と知らずに犯す罪、あなたはどちらが重いと思われますか？
「悪いことを知ってて犯す方がもちろん重い。知らなかったのなら、しかたない。」と私は思っておりました。
　しかし、知らずに犯す罪の方が重いのだという考え方があることを、最近知りました。それは一体、なぜでしょう？理由は、「それを罪だと知らない場合は、繰り返し何度も同じ罪を犯すことになるから」。
　罪だとわかっていて犯している場合は、いつかは自らの良心が咎めて罪を犯さなくなるかもしれません。しかし知らずに罪を犯している場合は、それが罪だと知るまでは何度も繰り返してしまうおそれがあります。
　なるほど、確かにそういうふうにも考えらえますよね。

■    あなたの電気製品、大丈夫？

　私どものnote記事で触れているように、電気用品安全法（PSE）は「法律」です。その法律で定めている義務を果たしていない場合は、「法律違反」。
「そもそもPSEなんてよく知らない（知らずに犯す・・）」「PSEって自己確認だから調べられることはないだろう（知ってて犯す・・）」はダメです。法律違反には罰則が定められており、改善命令が出されたり、状況によっては商品回収命令が出ることも。悪質な場合には罰金や懲役刑も課されるそうです。

■    一度点検してみよう

「どんな製品がPSEの対象になるの？」「自社製品はＰＳＥ対象になる？」「PSE対象だったら、やるべきことができている？」
　PSEはあなたの製品を使ってくださるお客様を守るための法律です。（実は、あなたの会社を守ることにもなります。）
法対応は難しい。だけどがんばって、一緒に一歩を踏み出しましょう！