iPhone　6か、6Plusか

「予約開始してすぐに予約したのに、まだ手に入らない」なんて声が、あちらこちらから聞こえた、発売当日。今、欲しかった人々の手にはiPhone6もしくは6Plusが、どのくらい渡っているのだろうか。

iPhone6＆6Plusが発表になってから、キャリアの「チキンレース」とも見受けられる値引き競争が活発化し、（色々な意味で）立場上、情報を追いかけていたのだが、日に日に辟易して仕方なかった。春のキャッシュバック戦争ほどにはならない模様だが、今回の下取り戦争もたいした騒ぎである。

我が家では、iPhone6も6Plusも、思った程は魅力的に映らず、購入を見送る方向で考えが固まりつつあった。とはいえ、僕も妻も未だにiPhone4sユーザであり、どちらの端末も桃色吐息状態。特に妻の端末は今年になって物理ボタンの利きが悪くなってしまっていて、買い替えるしかない状態なのは間違いない。だけどiPhone6も6Plusにも飛びつく感じではなく、兼ねてからキャリアの動向やショップ、サポートセンターの手際の悪さに辟易していることから、妻はガラケー＆iPad mini＆Wi-Fiルータの3台持ち、僕はもうちょっと4sで粘り、どうにもならなくなったら自宅でゲーム専用機になりつつあるiPadを活用して来年まで耐え忍ぶ、という運用で、ほとんど決まりかけていた。

ところが、である。

2年間キャリアを使用した場合の料金（とりあえずauで試算。SoftBankはiPhone6＆6s用の料金プランが新プラン以外で試算できない／試算しづらいウェブサイト構成で辟易したので概算のみ。新プランしか申し込めないdocomoは最初から除外）、ガラケー・Wi-Fiルータの2年分料金とiPad miniを新たに購入した料金、それとiPhone6をSIMフリーで購入し、MVNO（IIJの通話可能プランで試算）で2年間契約した場合で最終的な試算を行ったところ、iPhone6と安SIMのプランが最も安かった。iPhone6Plusを選択してもお釣りが来る事が分かってしまった。

そうなってくると、新iPad miniが出るまで待つのもいい加減微妙だし、そもそもガラケーとWi-FiとiPad miniの3台持ちという面倒臭さは、安さを想定した案だったので、他の案よりも安くないのでは意味がない。

ということで、SIMフリーのiPhone6を、Appleのウェブサイトでポチりました。9月中だとクレジットの12ヶ月分割までは分割払い手数料無料らしく、僕も自分用に6Plusが欲しくなってひと晩悩んだのは内緒である。