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平服とは? 大人なら知っておきたいTPOをわきまえた装いのルール~フォーマルについて③
冠婚葬祭のようなかしこまった場において「なにを着ていったらいいかわからない」と思ったことはありませんか??
ファッションにおいて数々のシーン、TPOをわきまえた装いを大人として知っておきたいですよね。
中でも、結婚式やパーティなどの公式、格式(フォーマル)な場所には装いの約束事があります。「平服ってなに?」となることはあたりまえのことです。
前回はPlace(場所)についてお話ししました。
今回はOccasion(場合)または新郎新婦の関係性(立場)において注意しておきたいスタイリングのポイントについてお話しします。
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平服指定のOccasion(場合)の装いのマナー
新郎新婦との関係性において、どんな洋服をチョイスするかはとても重要なポイントになります。
平服指定で招待される方の多くには、ご友人や会社の関係、ビジネス関係(取引先やクライアントなど)があります。
ご友人としてご出席の場合
ご友人としてご出席の場合は装いのマナー①②を参考にしてください。
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ビジネス関係でご出席の場合
女性はツーピースのものやジャケットを使い、ウエストラインは強調させないようにします。またベーシックカラーに硬めの素材感のものを取り入れ、かしこまった雰囲気を出すことが無難と言えます。普段使いのものをスタイリングできればお金もかけずにご出席できますのでよく取り入れられる着こなし方です。
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男性は略礼装のダークスーツを基本に置いたビジネススーツを平服指定に取り入れたシンプルで失礼のないかしこまったスタイリングにしましょう。あくまでビジネスの上でのお付き合いということを忘れない装い方を意識することが大切です。
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いかがでしたでしょうか??
平服指定といってもあくまでお祝いの席です。ご自身のおしゃれさよりも新郎新婦を立てることを意識することが大切です。
「あなたを呼んで良かった」「来てくれてよかった」と思ってもらえるような着こなし方が結婚式で一番大切な装いのマナーです。「おしゃれは自分本位 身だしなみが他人本位」を忘れずにしてください。
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記事の執筆者
武藤 和也 Kazuya Muto
パーソナルスタイリスト
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某アパレルショップにて個人売り上げ全国トップののちに、パーソナルスタイリストの資格を持ったプロ集団、ファッションレスキューに所属。総数2000人を超えるスタイリングを行い新宿高島屋常駐や数々の映像企画のスタイリング経験を持つ。
現在は現場にも立ちながら、大学、専門学校の教壇に立ち、スタイリストの育成も行っている。20代~50代の今の時世や流行をふまえた、その世代その人となりの品格を活かすスタイリングの提案に努めている。
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