降誕劇(ページェント)の練習風景を見て
絶賛、降誕劇の練習中
いま十日町幼児園ではクリスマスに向けて、イエス・キリストの降誕を祝う劇である降誕劇(ページェント)の練習中です。子どもたちは張り切ってそれぞれの役を演じています。子どもたちの姿を見て、特に降誕劇の練習を通して祈ってほしいことを今日の幼児礼拝でお話ししました。幼児礼拝のお話を掲載します。
聖書:ルカによる福音書 2章11節
「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそメシアである。」
メッセージ
クリスマスの話
みんなが降誕劇の練習をしているのでクリスマスのお話をしたいと思います。クリスマス祝会とも言っています。祝会はお祝いする会という意味です。じゃあクリスマスは何をお祝いしますか。イエスさまの誕生をお祝いします。イエスさまに限らず赤ちゃんの誕生はうれしいものです。降誕劇ではみんなうれしい気持ちでイエスさまの誕生をお祝いします。
イエスさまが誕生することを聞いて、羊飼いさんや博士さんが生まれたばかりのイエスさまのところにやってきました。そしてプレゼントを置き、お祈りをして行きました。とても素敵な場面です。
生まれたばかりのイエスさまが寝ていたのはどこ?
ところで生まれたばかりのイエスさまはどこに寝かされていましたか?3択です。⑴ベッド⑵座布団⑶飼い葉桶。手をあげてください。
正解は⑶の飼い葉桶です。飼い葉桶って家畜の餌を入れる石の入れ物です(写真を見せる)。イエスさまが生まれたのは家のベッドではなく家畜小屋の飼い葉桶でした。
いまって赤ちゃんはどこで産まれるでしょう。ほとんどが病院だよね。でも今の日本にも病院以外の場所で生まれる赤ちゃんがいます。お母さんがトイレで出産したというニュースを年に一度くらい耳にします。赤ちゃんができたことを誰にも相談できず、病院にも行けなくてついにトイレで一人出産したというお話です。お母さん、とっても心細かったと思います。
みんなが支えてくれる
イエスさまのお母さんであるマリアさんもおうちではなく家畜小屋で赤ちゃんを産んで心細かったと思います。でも不安で心がいっぱいだったところに羊飼いさんや博士さんたちがやってきてイエスさまの誕生を喜び、祝ってくれました。プレゼントをくれて、神さまのお守りがあるようにってお祈りしてくれました。マリアさん、うれしかったと思います。みんなが支えてくれるから、この赤ちゃんを育てていくことができそうだと思ったことでしょう。
クリスマスにすべての赤ちゃんの誕生をお祝いする
クリスマスはイエスさまの誕生だけでなく、世界のすべての赤ちゃんの誕生を祝います。特にマリアさんのように心細い気持ち、不安な思いで赤ちゃんを産むすべての人たちが神さまに守られて赤ちゃんを育てていくことができるようにとお祈りしつつ、降誕劇の練習をしてほしいと思います。お祈りしましょう。