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小6のときの作文でピアノ愛が炸裂している話
前回の記事で、小学校の卒業文集でピアノのことを書いた。と書いたのですが、久しぶりに見返してみるかと思って、卒業文集を読んだら、思ったよりピアノ愛が炸裂していて面白かったので、載せてみます。
諸々の都合により原文通りじゃないところがあるのですが、内容に大きく変わりはありません。
ピアノと私
二年生の頃からピアノを習っている。ピアノがとても好きだ。
今まで様々な習い事をやってきた中で、一番初めに習い始めて五年間、一度も辞めずに続けてきたのがピアノだ。
二年生になって一か月。五月晴れの太陽の光が体に気持ちよく当たる。そんな日に私はお家の人と一緒に家の近くにあるピアノ教室に行った。
ピアノの先生はご近所さんで、一年生の時からよく会っていたから、教室に行った時、全然緊張しなかった。初めの二ヶ月は、お家の人がレッスンに付き添ってくれたけど、その後からは一人で教室へ行けるようになった。
基本中の基本から練習を開始し、五ヶ月経った頃、私はピアノに発表会がつきものだということを生まれて初めて知った。この時弾くことになった曲は靴と子猫。毎日三十分、一生懸命練習を続け、ついにやってきた発表会当日。白いドレスのような衣装を着て一生懸命引いた。弾く直前、心臓がバクバク鳴っていた。でも弾き始めると、あっという間に終わってしまった。最後まで曲が弾けてとても嬉しかったし、努力した後の達成感がこんなにも心地よいものだと知ってよし、来年はもっとすごい曲を弾くぞと心に決めた。
ピアノを習い始めて五年。当時二年生だった私は六年生になった。この五年の間にピアノから得たものは数えきれないくらいある。その中で一番大きいもの。それは努力することの大切さだ。どれだけ学年が大きくなっていっても、毎日決まった時間ピアノを弾くただ、それだけの小さなことでも、一年、二年、三年、四年と月日を重ねていくうちに、それは努力の賜物となっていく。それはピアノだけでなく他のことにも言えると思う。
このことを気づかせてくれたのもピアノだ。
この五年の間に「ピアノいやだなぁ。」と思ったこともある。でもなぜか「やめたい。」と思ったことは一度もない。曲がうまく弾けなくて大泣きしたこともあった。でもやめようと思ったことは一度もない。ピアノを続けて本当に良かったと思う。
ピアノから様々なことを学び、色々な曲を弾き、ピアノと共に歩んだ日々。それは私にとって本当に大切な宝物だ。だからこそ、私は弾き続けたい。音楽の道に進むつもりは今のところないが、ピアノを弾き続けたい。
周りの環境がどう変化しても、将来、音楽と関わりのない仕事についてもピアノという素晴らしい楽器を一生弾き続けたい。そしていつか憧れの曲をこの手で奏でてみたい。
「弾き続けたい」って何回言うねん。
執念じみたものを感じますね笑