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PCに関して

 この記事は「2023 好きなこと・ものを書く Advent Calendar 2023」12月7日分として書いたものです。


はじめに

注意

 先週、机に向かっているときにやけに調子がいいなと思っていたのだが風邪をひいていたらしい。どういうメカニズムなのかわからないけど体調が悪いとき(やその前)はちょっと「ハイ」になる傾向があるようだ。体調が悪いことが原因で感情のコントロールができていなかったり客観性が失われているのかもしれない。
 今週の頭に熱が出てやっと少し落ち着いてきたところなのでアドカレを休もうと思ったのだが、言い出しっぺだし、「はじめたこと、引き受けたことは必ずやれ」と指導されているので、書くことにした。少し落ち着いてきたと書いたが、体内で炎症がおきている感じと粘膜がただれている感じがして非常によくない(咳も出るしのども痛いし、(ない)腹筋も痛い)。体が丈夫な人には理解できないだろうが、筆者は一回風邪をひくと(下手すると)二ヶ月くらい引きずる。
 そんな感じなのでとにかくこの記事は短く書くことにした。ちなみにどうしてPCについて書いたかというと、最近購入を検討している人が多くいるようなので購入の際の参考になればと思ったからである。ただ冒頭で書いたような理由でコンパクトに書いているので本当に最低限の情報くらいになっていると思って読んでほしい。

対象

 PCでゲームや簡単な作業をやりたいと考えている人を想定している。他にももう購入してしまったけど購入の際によくわからなかったという人も対象にしている。

精神論

 限られた予算(だいたい10万~30万くらいか)で自分にとってより良いもの手に入れるには少し根気が必要な気がする。購入の際にスペックを調べてみたり、(自作なら)パーツの価格を追ったり比較したりと面倒なことは多いし、予算額がそこそこ大きい買い物なので(かえって)妥協してしまうことはありがちだと思う。この記事をきっかけにいろいろな情報にアクセスして良い買い物をしてほしい。

自作 or BTO / デスクトップ or ノート

自作PCとBTOパソコンとは

 自作PC文字通り自分でPCのパーツを買って組み立てるPCのことを言う(細かいことを考えなければ)プラモデルやLEGOのようにあるもの(部品)を組み合わせるだけ、という感じ。
 BTOパソコンはBuild To Order(受注組立て)のPCのこと。各パーツに選択肢が与えられており、購入する側はそれを選択するだけ。部品同士の相性やパーツの初期不良を考えなくていいし、自分で組み立てる手間もないので楽。

どちらがいいのか

 次の三点を考えて決めるのが良いと思う。

  1. 時間と価格

  2. 予算とリスク

  3. その他の付加価値

 まず、「1.時間と価格」に関して。(次の①と②は同じスペックだとして)「①自作PCのパーツの価格(の合計)」と「②BTOパソコンの価格」にどれくらい差があるか、である。個人の価値観によるがほとんど変わらなければ、手間(時間)を考えるとBTOパソコンの方がいいだろう。また、価格差がある場合、たとえば1万円の差であれば組立ての手間を考えてBTOを選ぶ人もいるだろうし、その1万円をおさえるために自分の時間を組立てに投入するほうがいいと考え自作するひともいるだろう。それからパーツ購入時にポイント還元がどれくらいあるかにも左右される。(キャッシュの価値をどう考えるかによるが)大きくポイント還元されてそれを考慮すると①と②に大きな差があるなら自作PCの方がこの観点ではいいかもしれない。時間(組み立てる時間、到着までの時間)と価格(ポイント還元やサービスを考慮した価格)はトレードオフである。
 次に「予算とリスク」について。自作PCの場合に特有なことであるが、組み立てている最中にパーツを破壊するリスクがゼロではないことを考えると予算に余裕がない場合は自作は避けたほうがいいかもしれない。ただ、先述の①と②の差が大きい場合はリスクを取って自作するのもアリだと思う。リスクと書いておどかしてしまったが、自作PCにチャレンジする人=事前にいろいろと調べる人なのでめったに起こらないと思う。
 最後に「その他の付加価値」はそれぞれ以下の通り。

  • 自作PC:パーツ購入時のポイント還元、組み立てを通して知識がつく、BTOにはないようなパーツの組み合わせで作れる、古くなったらパーツを交換するだけでアップグレードできる(場合もある)など。

  • BTOパソコン:何かとのコラボ、無償アップグレードサービス、ポイント還元、保証期間の延長や修理サービスなど。

デスクトップ or ノート

 (1台目を買うことを想定すると)場所がない、移動して使いたいという場合を除いて基本的にはデスクトップがおすすめ。排熱や、スペックに関してのコスパを考えるとデスクトップの方がいい。パーツの故障に関してもデスクトップのほうが小回りが利く。例えばモニターが割れた時に、デスクトップならモニターだけを変えればいいが、ノートの場合はノートPC自体を修理に出さないといけなくなる。

以上をふまえてどちらにするか決めるのが良いと思う。

各パーツに関して

 選択する際の基準は、

  • パーツの最新世代および開発世代

  • PCでやることの必要スペック(ゲームなら推奨スペックや快適に動作するスペックがHPにだいたい書いてある)

  • 見た目

である。

CPU

 CPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)は簡単に言うとパソコンの脳みそ(頭脳のこと)。メーカーは大きく分けてIntelとAMDがある。スペックを判断する時に注目すべきポイントを簡単にまとめる(細かい話や定義は扱わない)。

  • 型番(メーカー、世代、プロセッサーナンバー、サフィックス)

    • 開発世代:購入時にどの世代が最新かは確認したほうが良い。最新のものがいいとは限らないし、性能に対して(新しいために)高いだけの可能性もある。

    • Intel:Core i5-11600KFというような表記で書かれているものはIntelのもの(IntelにはおもにCore、Celeron、Pentiumというブランドがあるが主力のものだけ扱う)。i●はシリーズを表し、世代が同じならi3<i5<i7<i9の順で性能が高い。ハイフン以降の番号の頭が世代を表し、そのあとの番号が大きいほど性能が高い。アルファベット(サフィックス)は用途や機能を表している。Kならオーバークロック可能、Fなら内臓グラフィックがない、など(細かいので省略)。

    • AMD:Ryzen 7 5700Xというような表記で書かれているものはAMDのもの(Ryzenシリーズが主力なので他は扱わない)。最初の数字がシリーズを表し、同じ世代なら3<5<7<9の順で性能が高い。世代の見方は少し複雑なので省略。アルファベット(サフィックス)Intel同様に用途や機能を表している。Hはハイパフォーマンス、Uなら省電力など(細かいので省略)。

  • コア数とスレッド数、クロック周波数

    • コア数:作業する人の数にたとえられることが多い。多ければ同時にできる作業数が増える。

    • スレッド数:先の人が同時に処理できる命令の数。例えば4コア/8スレッドなら、4人作業する人がいて、それぞれ同時に2個(8÷4)の命令を処理できる、というイメージ。

    • クロック周波数:Hz(ヘルツ)で表現される。1秒間で処理できる命令の数だと思えばよい。

  • 選び方の大雑把な規準

    • ゲームをする、簡単な事務作業をする程度の想定であれば、IntelならCore i5かCore i7で、RyzenならRyzen5かRyzen7あたりでいいかなという感じ。めちゃくちゃ大ざっぱ。

GPU(グラフィックボード)

 GPU(Graphics Processing Unit、画像処理装置)、画像に関する処理・計算そしてそれを描写するためのパーツ。NVIDIAのGeForceとAMDのRadeonがあるがここでは前者のみ、かつRTXシリーズのみ扱う。
 GeForce RTXシリーズは例えばRTX 4070tiのような表記で書かれたものである。基本的には頭の二桁の数字が世代を表し、いまなら30シリーズか40シリーズをえらぶことことになると思う。そのあとの数字は50から90まであり数が大きいほど性能が高い。末尾のアルファベットtiは性能が高いもの(4070tiなら4070よりも性能が高いこと)を表している。世代によるが60tiから80であれば(想定している読者がやりたいことのうち)だいたいのことはできると思う。

メモリ

 机の広さにたとえられる。最低でも8GBはほしい。16GBあれば十分、32GB以上は普通にゲームをしたりする分にはいらない。規格の見方等は省略。

CPUクーラー

 大きく分けて空冷式(トップフロー)、空冷式(サイドフロー)、本格水冷式、簡易水冷式がある。空冷式(サイドフロー)か簡易水冷であればほとんどの場合は問題ないと思う。

マザーボード、電源、ケース

 省略(後で加筆修正します)

購入時期に関して

 自作PCに関しては、各パーツの値段が国際情勢、セールや新型の販売時期等々に左右されるので明確には言えない。気長に待てる人はセールやパーツが安くなるタイミング(型落ちしたタイミング)を狙ってそれらをそろえていけばいいし、そうでない人はその時に安いものを買えばいいと思う。
 BTOパソコンに関しては、今がいつでいつまで待てるかによるが、セールの時期を狙うのが基本である。年末年始(12、1月)、年度末(3月)、ボーナスの時期(6、12月)あたりは比較的割引率が高いと思う。

さいごに

注意

以下は注意点である。

  • 中古のパーツやPCはどのような使われ方をしていたかわからないので個人的には(メインとして使うのは)避けたほうが無難だと思う。

  • 自作に関して、最初の内は間違っている動画や、重要なことを教えていない動画もあるのでそういうのを精査するのは難しいかもしれない。自作は最初手間だけどいろいろ知識はつくし、わかってくると楽しいので個人的には好きだが、故障や初期不良への対応を考えると(責任も取れないので)そういう意味では勧められない。

 全然コンパクトに書けなかった、、、。アドカレの期限があるのでひとまずここまで、後で加筆修正します。

2023年12月6日更新

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