ビットキー広報に聞く成長期の広報戦略、二人目広報の役割とは？

こんにちは、広報サロンボランティアスタッフの菅泉です。

今回はスタートアップの先輩広報に聞く！シリーズ第二弾として、様々な企業との提携など急成長中のキーテクノロジースタートアップ『ビットキー』の広報を担当する北島香織さん、岩熊英一さんをお招きして、成長期のスタートアップに必要な広報について伺いました！

BtoBの広報ってどうやっていけばいいのか、社外発信のために必要な社内からの情報収集はどうすればよいのかを教えていただきました。さらに、広報部門が拡大に伴う、二人目広報と役割分担についても伺いました。

二人広報での役割分担はどうしていますか？
一人広報の方も多い中、二人広報でどう役割を分けているか伺いました！

岩熊氏：テレビを中心としたマスメディアリレーションズや、その新規開拓
北島氏：専門誌を含むメディア全般とのコミュニケーション、ネタの開発

社外広報と社内広報で分かれるのでなく、ネタをメディア毎にカスタマイズしたり、より広く情報が伝わるようやり取りをしつつ、アウトバンドセールスとインサイドセールスが上手く重なったような形で社外へ二人で攻めていらっしゃるそうです。

メディアリレーションズ以外の広報活動について教えてください
アプローチについて、メディア露出を最大化する策略を教えていただきましたが、メディアリレーションズ以外に注力していることについて伺いました。

・社内の各チームの業務フォロー・イベントやセミナー、展示会の主催・出展に関するプロジェクトマネジメント
・表彰・セミナー等で登壇する場でのストーリーや必要な資料作り・社内の出来事をPRする際に社会情勢を踏まえた使い方や価値について判断する

会社全体のメッセージとして何を発信するべきか、いつどこに発信するのが良いのか、何を伝えるのが良いのかのコントロールや、アクセラレーション企画やピッチイベントなどについて営業側に提案し、動いてもらうこともあるとのこと。採用されたり、受賞されれば、新しいPRネタになるだけでなく、営業やマーケティングにも使えそうですね。

メディアアプローチだけでなく、PR業務の平準化・整えるということも大事な仕事として取り組んでいらっしゃるというお話でした。

広報としての戦略・戦術について、意識していることを聞きました！
岩熊氏
「ビットキーの広報強いよなと社内外で言われるようにしたいと意識しています。ステークホルダーから利便性を感じてもらえるような広報戦略を考え動いています」

他にも採用広報やエンゲージメントにも強い作用を発揮するよう常々動いていらっしゃるとのこと。

北島氏
「徐々に知名度が上がってきたことで、攻めと守りのバランスが重要となっています」

リリース時の文言の細かいところに気を配る、社員のSNSでの振る舞いについて等、守りの部分が慎重になってきたが、攻めの姿勢を崩さないように両方の軸を太くしていく広報活動が重要なフェーズとのこと。

関係者の巻き込み力の秘訣を教えてください！
岩熊氏
「全ての方にリスペクトの気持ちを忘れないことから始めます」

何らかの接点を見つけ、共通点があればアイスブレイクして話しを始めるとのこと。SNSだけでは構築できないような、人のエモーショナルな部分を押さえて良い関係を築いていき、お互いに良い情報を提供できるよう意識していらっしゃるとのこと。

北島氏
「日々のギブアンドテイク、小さいことでも実績を積み重ねることを大事にしています」

周りの部署へ積極的に助けに行き、協力したり、営業や採用など、各部門に直接メリットがあるPRで実績を積むことを意識しています。この積み重ねができると、例えば、製品を導入したお客様にPR協力いただきたい場合に、営業が積極的に協力してくれたり、お客様先のPRや広報担当の方を繋いでもらいやすかったりします。お互いに良い協力関係が築けていますとのこと。

巧みな応報のやり方、広報にとっての重要な考え方、とても参考になる内容でした。

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