ファウンデーションズのカードレビューをしていく(白の回)

2024年11月6日 20:55

基本セットの悪習は踏襲されないでほしいが･･･

他のレビュー

レビュー

お手伝いする狩人

弱小生物にドローが付与される場合、以前はマナ総量が3である場合が多かったがここ最近は2に調整がされている(それ分P/Tが弱くなっていたりする)今後この枠は2マナ基準になると思われるがそうなると強い部族にこの手のカードがすられることは無いだろう

光の模範

白の継続的ドローというものは意外に少ない、これは継続的と言うにはやや怪しいが処理を強く迫るという意味ではかなり有用だ。本セットはカウンター遊びをしろというセットに見えるが、それ以上にスタン以外の環境で役割がありそうだ。

光明の叱責

黒以外の除去が控えめな強さを持つ中これは破格の強さと言えるだろう、リミテでかなり活躍しそう

初祖牙、アラーボ

猫の祖というにはかなり控えめな能力、まあロードだからこんなもんかとも思うがフレイバーの壮大さに対してはかなりしょぼく感じてしまう

内陸の聖別者

ソウルシスターズ系デッキの新たな1枚、自陣限定の魂の管理人
本セットのオルゾフはかなりライフゲイン(orルーズ)を意識しているためこのマナ域にどうしてもこの手のカードが必要だったものと思われる

双刃の祝福

エンチャントのカードデザインがテーロス風に、視認性は上昇したもののあまりすきではないデザインなのでちょっと残念
瞬速で唱えられるダブスト付与オーラは構築ではかなり弱いものの統率者戦では入るデッキは限られるもののその手のデッキではかなり必要性が高い、今組んでる軽脚デッキにもぜひ入れたい1枚である

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天界の鎧

白の装備品は時折バカ強いものが提供される場合があるがこれもそれ寄りだろう、構えてターンを渡す白系のデッキがどれだけあるのかという懸念はあるがパワフルであることに変わりはない

宗龍

レオニンの戦導者あたりと比較するとかなり貧弱さを感じる白のファッティ、これでレア枠を1つ潰しているのがかなり残念

悪戯好きの子犬

自陣バウンズ系だがパーマネントを選ばないのがかなり珍らしく感じる、これを入れてまでというデッキは少なさそうだしタフ1はかなり貧弱だが群れの番人がまぁまぁ使われたのでこれも使われると見ている

戦乙女の呼び声

かなり強烈な能力を持つ置物、追放除去以外が1度だけ効かなくなる
既存の白の強い置物は大体4マナだったりするのでそれらと比較すると設置のコストは少し多いがそれに見合った能力と言えるだろう
地味に飛行付与されるのも偉い

水晶のバリケード

赤の天敵とも呼べるカード、一応青黒にも効くがほぼバーンやバーン内蔵クリーチャーだけを狙い撃ちしているというクソの塊
赤がライフゲインを止める程度のメタカードに対してこれはあんまりすぎる、一方で対黒にもこういう露骨なメタカードがほしいと思う自分がいる
(戦乙女の呼び声がそうなのだが)

永遠曙光の伝令

白い「白金の天使」これもうわかんねぇな
瞬速に元ネタよりもサイズアップと至れり尽くせり
まぁ出せればの話ではあるが

空騎士の従者

白の自身に+1/+1カウンターを乗せていくカードは強弱がはっきりしているがこれはかなり弱い、というか環境が許さないだろう
成長速度が遅いというわかりきったネックを持つので”群れ仲間”や類似カードにありがちなローグ的な強さもない
アジャニの群れ仲間が再録されているセットでこれがレア枠を1つ奪っていることがこのセット最大の罪と言えるカード

継位兎

4枚制限を破るカード、概ね使われない寄りのカードだが人道に対する膿のようなぶっ壊れが刷られることもあるので一応注目している
これはETBが結構強いのだがいかんせんAoEや全体除去に弱い、本セットはAoEが何枚かあるし環境にもいるためかなり厳しいだろう

過去立たせ

コスト不相応系カードの踏み倒しに使えるが果たしてそういうカードがどれだけあるのかという問題はある、その上4マナというスロットを一番圧迫しそうなコストがネックである。全除去の返しとかに使うのだろうか？

まとめ

基本セットらしいデフレ感があるパックになりそうという個人的な懸念の通り、残念ながら基本セットといった感じのカードが多い一方で今までの類似カードより強めの調整があったことを感じるカードが何枚かあった。
「戦乙女の呼び声」はその筆頭で、除去耐性という白がほしい能力を授ける置物としてはかなり破格の能力を持っている。
「水晶のバリケード」は今までは5マナ以降のクリーチャーが持つような能力を2マナのクリーチャーが持つというかなりふざけたの仕上がりである、それらと異なりこれは壁である点がどれだけデメリットになるのかが不明ではあるが大きくはないだろう
「過去立たせ」はレビューではボロクソに書いたが今までは多くて2つのパーマネントを戻す程度だった白のリアニメイトに大量に戻す機会を与えたのは調整の一端と言えるだろう。

ただこれらをしてもいかんともしがたいデフレに晒された色であることには変わりはなく、この色のレビューだけで既にパックの売上が心配になっている自分がいる。

つよカード

・戦乙女の呼び声
ー今までのこの手の置物は使われないよりのカードだがこれは別格、ただこのセットのこの色の強さがこのカードに全部かかっているという悲劇がヤバい