"サンダー・ジャンクションの無法者"のカードレビューしていく(マルチカラーの回)
熊・ドルイドはストリクスヘイヴン以来?
レビュー
ケランの加入
巷で両面モードや出来事の踏み倒しの有力候補と言われている伝説のエンチャント、伝説のクリーチャーが戦場に出るたびにクリーチャーにカウンターをばらまく
コストに対してそこまでパワフルといい難い面もあるが、2つの能力を持つと考えるとかなりお得であると言えるだろう
ケラン・ザ・キッド
お前ついこの前まで土牢に閉じ込めて助けてもらってたのにシュッとすんなよ…。ハイコストの踏み倒しから更に強い呪文につなげるというズルができるそうです。こわいね!!
ベルトラム・グレイウォーター男爵
自身が飛行も絆魂も持たないのが痛手、盤面制圧力もあまり高くはない
吸血鬼シナジーを使える僅かな期間で利用が試されるだろうか?
ラクドスの加入
せっかく厳つくていいイラストなのに色味が悪すぎて流石に可愛そう…
リアニにおまけが付いてくるがこちらも専用デッキでなければダメージは飛ばなさそうだし何より直近のレジェンズ系デッキってシェオルのパワー4が最高なのでダメージ効率が悪い
ヴラスカの加入
スクレルヴのパンチで1ドローはかなりやばめ
乱伐者、ボニー・ポール
誘発が(自軍の)攻撃なので着地後除去されなければ仕事をする、ウーロの調整版のような能力だがおまけのポーというエレメンタル様な牛トークンがかなり強い。到達がかなり染みる感じだが頭のほうが少し位大きいタフ5というのがやや懸念点。
双眼のマルコム
セカンド系能力を内蔵しているクリーチャー、飛行速攻の平均的なスタッツを持つ。セカンド能力の方はイゼットのカラーに噛みあってはいるものの手がかりトークンを使っている猶予があまりなさそうな点は残念
同化の神盾
3マナのクリーチャーの一時的な追放除去を兼ね備える装備品、装備時の能力はむしろおまけちゃうかレベルだが性質上悪さしそうな雰囲気はある
多様な道のリクー
呪文内にモード選択(選択するモードを持つ呪文ではない)がある呪文で誘発
バリューは大きくないがクリーチャーはこれだけを入れて、守ったり育てたりしつつ相手に何もさせないという古の青単みたいなデッキを作りたいが緑成分が端的に邪魔である白だとよかったな感
悪地の回復
リアニと墓地回収を同時に行うカード
リアニは黒成分、回収範囲がパーマネントというのは緑成分となりきれいなゴルガリのカードになっている
これ自体は重たいものの釣りたいカード回収したいクリーチャーがこれらの2つの色には多いため噛み合うデッキもあるだろうと見ている
害獣駆除
サイクリングがなくてもどこかしらで使われそうって思うレベルなのだが
サイクリングが付与されることで完全にメインからインできる壊れたカードになってしまった
正直者のラトスタイン
弱くていいのでもう1マナ軽ければと思うけど前例破りになってしまうし、2マナのクリーチャーで軽減能力を持つものは流石に壊れだろう
回収能力に肉がついてきたと言うだけでも結構強い、リミテで取れたらたぶん嬉しいやつ
泥沼の略奪
ラフな2マナサーチカード、入るデッキを想定すると2マナで唱えても3マナで計画しても良さそう。高速コンボ系には向かないので入らないがそれくらいだろう、ランプにいれるのもよし。
潜入者、悟
計画を実行したりリアニなどに1ドローがついてくる悟
これ自体アグロを受け止めやすいのを含めての評価ではあると思うが
強めのおもちゃというイメージしか今のところない感じ
逆にこれがとても使われる場合には計画がかなり強かったということが言えるだろう
灰毛の天才、オーロック博士
最近は可愛げの人型の動物クリーチャーが多くリリースされてよい
クイントリウスてめぇは違う、座ってろ
熱心な先駆者、セルヴァラ
トークン戦略をかなり推し進めるセレズニア色のカードなんだけど
生成されるトークンは本セットにちなんだ赤い傭兵トークンである
マナクリ能力がかなりクセが強いが3マナくらい出れば後続が出しやすくなるだろう、いざとなったら傭兵トークンの起動型能力でパワーに修正をかけることでかさ増しも可能
用心棒、ラクドス
ラクドス楽しそうで笑う、サクリ台にはなれないのがかなり残念
タップ状態になって能力が使えなくなるのは古のMTGといった感じで懐かしさを感じた
百戦錬磨、アニー・フラッシュ
2つ名がダサすぎる…
パーマネントをリアにできるがオーラや着地でクリーチャーに装着される系の装備品あたりが結構イケてるかなと思う
ただ6マナの伝説持ちの神話レアの割に能力がやや慎ましいなと思う
秒刻みのオベカ
アップキープ誘発を通常のアップキープステップ外に複数回誘発させることができるクリーチャー、威迫だからやや通りやすいものの絶対ではなくその結果のインセンティブが小さいように見えるがアップキープ誘発の能力は数限りなく多く何かしらのおもちゃになる可能性は高いと思われている
ちなみに英雄譚はアップキープ誘発で章移動するわけではないので注意したい
群れと話す者、ミリアム
なぜか機体にまで呪禁を付与できるカード、基本的にインスタント除去を防ぐだけになってしまうが持たせられる役割が大きい、加えてアタック時誘発のカウンター付与もサイズが物足りない乗騎も多いためナイス
何より2マナなのが一番偉いと思う
荒野の鏡、ギレッド
生成タイミングが問われていないので相手ターンにトークンを出して
それを次々とコピーすることも可能、たぶん構築物トークンとかそういったものをコピーするのがバリューが大きそうだが普通に宝物トークンとかでも良さそう。
生成の際にデメリットがタップコストのみというのもかなり悪いより。
詐欺師、エリエット
おそらく使われるとしたらドメインが主戦場ちゃうかな
絆魂はインクのシミっぽい気がする
負け知らずの精鋭射手、リラー
反復が使えない時代でよかった、本当に
貪欲な乗りもの、ギトラグ
ギトラグが領界路通っていろいろな時限を彷徨ってるとするとやばすぎんだろ…
静める者、ヴラスカ
死亡時に相手のクリーチャーを掠め取って宝物トークン化するという
尊厳破壊が極まっているカード
条件がかなりゆるくコストも小さいため不快コンボみたいな動画がいっぱいyoutubeに流れてくると思うと今からうんざりしている
まとめ
低~中マナ域のシステムクリーチャーやギミック持ちクリーチャーは
他の多色次元よりもパワフルなカードが刷られているという印象
一方で高マナ域のクリーチャーはかなりだらしがない
あといつになく3/3のクリーチャーが目立つのはおそらく除去対策と思われる
セットの顔であるオーコもジェイスに話題をさらわれてしまっておりやや可愛そうだ、トリックスターよりも弱くするなんて流石に…と思ってしまう
他の色でもそうだが基本的に既存デッキと枠を争う便利カードが多い中、マルチカラーはズルができそうなカードも多く発売後の動きが楽しみである
あまり触れてきていなかったが加入サイクルはケランとヴラスカがかなり強くあとはかなり厳しいイメージ、もう少し調整の余地があったのではないだろうか…
インスタントの収録がなんと1枚、ただソーサリーは使いでが良さそうなものが多い
つよカード
・乱伐者、ボニー・ポール
ー既存のティムールランプじゃないタイプのランプデッキができそう
・灰毛の天才、オーロック博士
ーこのカードが使われることが計画というメカニズムの強さの証明につながるはず
・泥沼の略奪
ー数値調整のための2倍が思ってるより見れてしまう感じになってるし何より軽いのが悪い
・負け知らずの精鋭射手、リラー
ー実質スペルが反復になる、かなり悪い
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