ブルームバロウのカードレビューをしていく(マルチカラーの回)

PrPr

2024年7月29日 18:07

ゴツいアライグマこわい･･･

他のレビュー

レビュー

ゴミの策略家、ムエラ

アライグマ専用マナブースター、3点ライフも環境的にしみるし衝動的ドローも自身の能力と噛み合っている。大きな魅力を感じるが赤緑の軽量スペルが弱いスタンだと居場所がなさそう。

全てを喰らうもの、イグラ

クリーチャーをファクト化するとんでもないやつ、食物トークン化の宿命と言えるだろう。コストがある程度重いのだけが救いではあるが悪いことができる塊のような能力である。

分岐する嵐、アラニア

コピーが3回発動する可能性があるがコストである相手にドローを与えてしまう点がネックなので使い所が難しい。死ににくそうな点は評価できる。
質問に質問で返すフレイバーを見る限りこいつはバカ。

刈り手、ベイレン

トークンが2個出ている状態で着地すればすぐにマナが出る点が偉い
強めの能力が3つついているものの自身が3色であるという点がやや逆風だろう

司直の長耳、ビルケ

自身が攻撃しなくてもいい点がかなり偉く、カウンターを乗せるという下準備もこの色であればそこまで気にせずできるだろう
ただカウンター遊び系カードはしばらく強化が続いていて、評価をしているもののついぞ使われない環境なのがしんどい

夢露の幻惑者

麻痺カウンターは護法や強めの常在型能力を持つシステムクリーチャーに効きにくい点だけが問題ではあるがそれでも強い、自陣のいらないクリーチャートークンなどに付与して2ドローしてももちろん良い。リミテのほうが活躍の場が多そう。

岩山炎の後継者、メイブル

ハツカネズミロードにしてもややパンチに欠けるか、装備品を産み落とすという謎の能力を持ち装備品自体も装備コスト相応ではある。ただ伝説なのであてにはしづらいだろう。

嵐捕りの導師

アンコ相応とはいえタフ1はちょっとなって感じ

忌まわしい守護獣、ハグス

ランドセット権が1回増えることが大きいうえにトランプルもついてる、衝動的ドローはオマケだろうが利便性が高いしで言うことが無いカード

心配潮、クレメント

この色で強いETBを持つクリーチャーがどれだけいるのか不明瞭、クリーチャーのマナクリ化はかなり強いように見えるがクリーチャーを唱えるのにしか使えないので悪い意味で閉じている能力なように見える

悪名高い残虐爪

威迫持ちでダメージが通りやすいところに良くない踏み倒し系の能力、これを主軸に加えたガチャ系デッキがまかり通ると発見や霊気池の驚異の立場がないし続唱もちょっと怪しい、根本原理は元々立場がない

情け知らずのヴレン

対面に対する除去と相性がいいクリーチャー、複数マイナス修正を張れるようなカードで2体以上除去れると宇宙だろう。地味に各終了ステップなのも構えられる色に合っていて良い、これを主軸に据えたデッキが成立してもおかしくないほどのポテンシャルだろう。

星界を呼ぶ者、ゾラリーネ

継続的なリアニを2マナで行えるただし攻撃時誘発なのがやや窮屈か、正直3/2/4絆魂くらいのスタッツだったらもっと嬉しかったやつ。白と黒は単色では優遇色だがオルゾフは不遇寄りな気がする(この前禁止寸前の化け物が出たが)

星見の導師

複雑な能力だがかなり強力、ただまぁ5マナだしなぁといったところではある

月の集会

黒にはドレイン系のカードの収録が多い、ただ自傷がかなり難しいように思う。スタンで便利に扱えるような代物ではなさそうと見ているが果たして。

池の預言者

混成2マナのドロー内蔵クリーチャー、概ね3マナの役割なので破格と言えるだろう。単色だと与えられる役割は狭いのでやはりシミックで使ってナンボか？

激浪のならず者、ブリア

ポテンシャルはものすごいので着地して何とか無事を祈りたいタイプのクリーチャー、わからん死をかなり引き起こしそうにも見える

災厄の占い師、グラルブ

トップを見て土地ならセットしたり4マナ以上の呪文を唱えたりもできる、
マナ送料制限はあるものの呪文の種別は問わないのが強く、自ターン限定じゃない所がかなり悪くてトップから諜報を挟んで強いインスタントブッパみたいなことも出来ちゃうのが凶悪。無論相手エンド時の諜報2もかなり強い。

神経質な予見者、ヘルガ

可変マナクリ、これ自体は弱そうに見えるが豆の木に肉がついてきてると考えるのは流石に過言か？どうにかして着地時にカウンターを置くなりしてタフ4にしたいところ、パワーも2になればかなり使いやすくなるはずだ。

穴ぐら守りの導師

押し込んでいるときに着地するとかなり強いクリーチャー、これに除去があたってもあまり痛くはないだろう
本セットに限らずトークン生成が幅を利かせるスタンなので、1/1から急に大きくなることもある、除去コンがどうせトップティアなんだから割り切っていい的になってもらおう。

腕利きの射手、フィ二アス

これも横並び戦術系のカード、セレズニアはこういう押し付けるカードが多く除去の的になるような低マナ域のカードがふんだんに刷られているように感じる。

蓮葉跳びの導師

ティムールにして猛竜をブリンクしまくりたい

轟く機知、ラル

モダホラでもかなり強さを発揮しているラルだがこのラルも結構強そう、+1と忠誠カウンター付与の常在型能力がかなり噛み合っている。-3は緊急時のドロー以外ちょっと使い所がなさそう、奥義はかなりぶっ壊れている。これは着地からいかに奥義をブッパするかというPWなので専用構築が必要だが一人回しがすごく楽しそうではある、ソリティアしたい･･･

風冠の者、ケストラル

かなり派手に仕事をする鳥ロード的なクリーチャー
戦闘ダメージ誘発のリアニ？ショーテル？がかなりぶっ壊れている、アゾリウスフライヤー復権を期待したいがスタンでは鳥という部族が貧弱なのが難点･･･

鱗の焦熱、ゲヴ

多人数戦を強烈に意識しているクリーチャー、前段の誘発は後段によって賄われるため自己完結している点が強い(ただしトカゲである必要はある)

まとめ

収録枚数が多くスペルが異常に少ないためにそう感じるのを差し引いても驚くほどのクリーチャーの強さを感じる、ただ新スタンでは多色基盤は多少弱まってしまう点と(このセットではそこまでではないが)引き続きの除去環境である点がこの強さをオミットしてるかもしれない。
パイオニア以下で活躍するカードが何枚か現れることを期待している。
小粒なクリーチャーが非常に多い上に回してみなければ強さが測れなさそうな点がかなり面白く、デッキを組んで回すことに喜びを見出す人にとってはしばらくはもしろおかしくデッキが組めることだろう。
一方でクリーチャー以外の呪文はエンチャント1枚というのは思い切ったと言うかなんというか･･･ただ呪文が過剰に強いセットはどうせ(踏み倒し系が跋扈して)ろくでもない感じになるのでその点の調整は評価したい。
問題はこの次のセットがどれくらいデフレってしまうかではあるが･･･

つよカード

・全てを喰らうもの、イグラ
ー除去に当たりやすくなるのが本当に良くない
・司直の長耳、ビルケ
ーこれが使われるような環境であってほしい
・情け知らずのヴレン
ー環境が後押しするもののそれを差し引いても強い
・轟く機知、ラル
ー-2の融通の効かなさがどれほどのものかと言ったところ
・鱗の焦熱、ゲヴ
ー多人数戦で序盤からビートできるポテンシャルを持ってる

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