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ダスクモーンのカードレビューをしていく(青の回)

雑に処理されたキャラのサルベージってこうされるんだなぁと感心した(褒めていない)

他のレビュー



レビュー

タミヨウの物語

アジア圏のイラストレーターの様なタッチのタミヨウ、イラストアドがすごい。4章での恒久的な墓地利用?は面白いが当てにしづらい上に1-3章が悠長すぎる。シナジー重視の英雄譚であるとはいえ主役サイドのPWの最後の登場がこんな感じなのはかなり残念だし、4章で完成化タミヨウ再誕やんwwって弄られてるのも個人的には辛い。

忌まわしき眼魔

デッキの中身が基本的にこれをオールインする形になるのが構造的にかなり弱さを感じる、ただこのクリーチャー自体は毎ターン戦慄予示にてクリーチャーをかさ増しできるのはかなり強いので盤面に残った際の制圧力はかなり高い。基本的に最速設置より5Tあたりで構えるマナを残しながらキャストするほうが強いのでその点はジンと異なるだろう。

精神刮ぎ

ライフ20とライブラリ残数50枚だとどちらが削りやすいというところ以外に論点がありそうなカード、例によって”各対戦相手”というデザインがなされている。

落第への恐怖

(自らの手で守ったとはいえ)ストリクスヘイヴンがほぼ解体されている今でもジモーンは落第する夢を見ているのがちょっと面白い、ストリクスヘイヴンってどんだけスパルタなんだよ…

虚偽への恐怖

デメリット持ちカウンターは度々登場してはあまり使われずに消えていくが、肉付きカウンターだと少なくとも2対1交換になるので優位性はある。ただ問題は相手に与える戦慄予示が2対2にしてしまう可能性がまぁまぁ高いという点、これ自体も飛行などは持っていないためやや厳しいと言えそうだ。
もう少し調整は続いていくものと思われる。

謎への突入

平たい顔族な放浪者ちゃん…
それはそれとしてキャントリ付きのアンブロ付与ソーサリーということは1ターン限定の好奇心ということか、あまり強いカードではないが強い場面が確かにあるので評価が難しいところ。

静かに、隠れて

カードの命名規則が最近ぶっ壊れ気味、口語っぽいカード名はかなり違和感がある(何より句読点があるのが違和感がヤバい)
青らしい恒久的なタップ状態をクリーチャーに与えるエンチャント、例によって常在型能力やタップを必要としない起動型能力には効かない点は注意

精体の追跡者

セテッサの勇者がそんなに使われていなかったからこれも使われんように見えての瞬速だから使われそうに見えて2/3のままだしなぁ、で手のひらがクルックルするので困る

孤立への恐怖

追加コストをトークンバウンズなどで補いたいところ、ただタフ3なのがかなり頂けない寄りではある

水中トンネル/泥濘んだ水族館

水中トンネルだけドアを開放してあとはただの置物って感じの運用しかされないだろうなぁ、新メカニズムのコモンってこういうデザインのバランスの悪さの見本になりがち

音を立てるな

打ち消しが回避されてもおまけが付いてくる良カウンター、呪文の種類が問われないのもかなりgood
今後の打ち消しはこんな感じでバランスを取っていくんだろう、1対1交換は明示的に不利な時代は辛い…

食肉用冷凍室/冠水した食堂

こっちのコモン部屋はうって変わってナイスデザイン、とはいえ環境の横並びに対応できないのがかなりしんどいところ

まとめ

クリーチャーはスタッツが十全じゃないため弱さを感じる部分が多い一方で利便性がそれを大きく上回るため、デッキのパーツやアーキの中核を担うカードが何枚もある。強さにムラがあるのはどの色にも言えることだが、青は低レアリティーが赤と同じくらい貧弱なのが少し痛いところ。
スペルはバウンズが(スペルの収録枚数の少なさを考慮すると)充実しているのが意外ではあるもののいずれもやや使いにくい、一方で打ち消しは水準以上のものが与えられている。
最近強めに与えられていた麻痺カウンター系能力はエンチャント部屋に1つあるのみ、無期限タップや何もできないおもちゃに変えてしまう各オーラのほうが利便性は高いだろう。
総じて欲しいパーツが与えられている感はあるもののドロー・サーチはかなり弱めである点は留意しておきたい。

つよカード

・忌まわしき眼魔
ーこれが強くなければ青はほぼ全滅
・永劫の好奇心(インプレより)
ー2色デッキが運用の限度だが潤滑油としてかなり優秀
・音を立てるな
ー今後のカウンターはこういう物が増えていくのだろう

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