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ファウンデーションズのカードレビューをしていく(青の回)

フランちゃん

他のレビュー



レビュー

トレイリアの恐怖

重複期間のある再録かつ基本セット(仮)での収録ということはこのカードが今後基本セット系で度々収録されるのだろうか?ガルダも再録されたし環境の優良青ファッティ枠というポジションを与えられたように感じる
初心者にはこういうカードが必要という認識をウィザーズが持っているのはいいことだと筆者は思う

ドレイクの孵卵者

最近は少なくなったカウンターを取り除いてパーマネントを生み出すカード、これはそういったものの中でも比較的能動的にカウンターを増やせる点は悪くないものの、色々と惜しい点がいっぱい集まって結果残念な感じになってるのはいかにも基本セットらしいカードといえる。

ハイフェイのトリックスター

コストがやや厳しいがインスタントタイミングで呪文が打ち放題になるというのはかなりイカれている。
5テフェなんかもそうだが制約をつける(あるいは打ち破る)系のカードは大体強いことが多いのでこれも強いだろう
この手のタイプのカードにしてはめずらしくやや前のめりでこれ自体が飛行を持ちクロックとして機能する点、後続のインスタントタイミングで打ちたい各呪文を構えやすくなる点と幅広い面で利用価値が高い

ピラニアによる摂食

クリーチャーを弱体化し盤上にとどめて再利用させないというカードが本セットには複数収録されている、一方でここしばらく散々強化してきた麻痺カウンターやタッパー系呪文はあまり存在しない(厳密には2枚、うち1枚はクリーチャーの上陸能力)
抑止力として直接的かつ複数局面での利用価値が高く初心者でも強さが明示的なものを強化した結果のカードがこれと言えるだろう
黒のクリーチャーになる点は友情コンボしてしまう可能性がわずかたりともあるので注意したい

ホムンクルスの大群

かなりフレイバー的なカードではあるが最近自身のコピーを生成する自己増殖系カードが増えてきている点は見逃せないだろう、もしかしたらこのあたり(自己増殖)の能力の強さをウィザーズが測っている可能性がある

ルーンの大魔導師

以前はこの手のカードは事前評価は評価する者が多少はいる感じのカードだったが、出したときに何もしないカードへの風当たりがあまりにも厳しい昨今は即50円コースとなってしまうのが悲しい・・・

一瞬の散漫

1マナが1ドロー換算なのでほぼキャントリが本体なカード、許される強さを探っているカードが多数収録されているのを見ると、そういう実験台のセットに基本セットは変わっていくのだろうか

上げ潮、キオーラ

???「キオーラは借りパクをいいかげんやめたほうがいいとおもう」

大ヒレの用心棒

MTG界のサメが持つ能力の一つ「バウンズ」

悪戯な神秘家

クリーチャートークン生成といういかにも青らしい能力を持つクリーチャーだが歴代の中でもかなり軽い部類に入る、トークン生成能力はさほどではあるものの飛行を持っているため利便性は高くこのクリーチャー自体のボディも悪くはない。かなりやるよりのアンコモンに見えるが果たして・・・

海賊船長

海賊ロードはクセ強が多い中で普通のロードがこのタイミングで収録されたのはピーキーな調整をしてきた部族という認識があるのだろう、着地で1マナ加速になるのが絶妙に偉い点にも注目したい

狡猾な侵入者、魁渡

登場以来比較的優遇されている魁渡くんだがこのセットでも他のPWと比べると使える調整がなされている
常在型能力による忠誠カウンターかさ増しを利用していかに早く奥義を撃てるか?というカードでそれ以外はあまり見るべき点がないのは厳しいが奥義の強さは言うまでもなくクロパ的なデッキには必要不可欠なカードになりそうだ

熟達の精霊術士

往年の良カード”嵐翼の精体”の使い勝手の良さを考えるとマナが軽いだけのこれに立場があるのか?と思いたくもなるが、以前の青単・イゼット・ディミーアフラッシュのカードはただフラッシュなだけみたいなカードばかりのデッキだったのでその頃と比較するとこれでも十分強くなったなと思ってしまう。

論破

イラストのフクロウ・ウィザードがかわいい
ルーティングがついてくる確定カウンター、ドローとディスカードが強制となるのでマッドネスや墓地肥やしを能動的に達成できる点は注目したいところ

運命の管理者

逆”うそまこ”的なカード、出して概ね1対2交換程度の仕事をすることが期待されているが素のうそまこが4マナなので2マナで5/5飛行相当と考えるとコスパがえげつない、なおかつ打ち消されないので最大0対3交換くらいになる可能性がある。土地6枚でこれを出す展開ならばテラーなどでビートするほうがいいと思うので、さらにレンジが後ろのクロパ専のカードだけど個人的にはかなり好きなデザイン。欲を言えば4/4で構わないので護法(カードを1枚捨てる的な感じ)が欲しかった

まとめ

この色に関しては基本セット相応より強めのカードが揃っている、ここ最近のセットは青の微細な調整に余念がないためその一環でデフレセット内でもカードパワーが比較的上振れている色になっていると思っているがこれは筆者の推測に過ぎない。
本セットには青に7枚(クリーチャー・エンチャント計)の瞬速のカードが収録されている、ここ1年ほど瞬速のカードがぐっと増えたがそれ以前はかなり枯れていたことを考えるとインスタントで動くインタラクティブな動きをする青らしさにウィザーズが回帰しているように感じた。

”ハイフェイのトリックスター”はその中でもかなり期待したい1枚で近年の青単において一番の弱みだった”クリーチャーを設置してマグロになることを是とするカードが多すぎてクロパ然とした動きができない”が一挙に解消される点がかなり大きい。ソーサリータイミングの青のドローカードが環境に比較的存在し有用なものが多いのに加え「運命の管理者」のようなインスタントタイミングでキャストしたいクリーチャーカードも設置できるチャンスが広がるという点で強い。
一方で青赤のクロパのようなデッキに入りそうな悪戯な神秘家、つぶやく神秘家の様なブロッカーとしてとりあえず立てとくか的な運用はしづらいものの2マナという軽さは魅力的。
バグの温床になりそうな”ホムンクルスの大群”、疑似万能除去である"ピラニアによる摂食"、奥義早撃ちマン”狡猾な侵入者、魁渡”など個人的に魅力的なカードが多数収録された

つよカード

・ハイフェイのトリックスター
ーお前が、お前がオーコだ!
・ピラニアによる摂食
ー強いクリーチャーを盤面で捌ける、青の苦手な部分を補っている
・運命の管理者
ーこれが使われる環境だと個人的に嬉しい

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