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モダンホライゾン3のカードレビューをしていく(白の回)

油の祭壇

(6/1フルスポイラーによる更新)

他のモダンホライゾン3のレビューはこちら



レビュー

オアリムの詠唱

前方確認というか前方確認させないためというか、まぁそういった用途のカード、恒久的な下環境の需要に対して再録されおらずそこそこ値段が貼っているためほしかったユーザー的には嬉しいところ
等時の王笏を何故か持っているためセプターチャントをするためだけに引きたいカード、多分セプターチャントをするために買った記憶があるが当時とシングルの値段変わらんのはなんなんやろね

ナカティルの最下層民、アジャニ

擬似的な除去耐性があり、一度裏面になってしまえば継戦能力が飛躍的に高まるカード。ただし放浪皇とは違い”退かす”能力は低い、まぁほぼ全体除去みたいなものではあるので横並びを痛打できる点は大きい。あとオラクルを見るに強烈に統率者戦を意識している点は賛否が分かれるところだろう。

堅忍の閃光

モダホラ2のインカーネーションサイクルはかなりやりすぎたためスペルで調整といった感じ、こちらはマナを求められないためフルタップ状態でこれを使い相手の裏をかいた場合のバリューは大きい。どちらかというとセレズニアみたいなデッキに入れておきたいカードだが腐りやすそうなところが難点か…。サイクル全てに言えるがコストが生贄なので噛み合う色とそうでもない色の差が大きそうなのもややネック。
これがクリーチャーだったら完全にぶっ壊れてたと思う。

外身の交換

古の部族インスタントの再録、元々はファニーなイラストであったがかなり悪趣味なイラストになったのは流石といったところ(褒めていない)

慈悲深い取り立て

この手のカードに新たなカードが加わったに過ぎない、白はすっかり陰キャの色である

溌剌の牧羊犬、フィリア

ガンギマリ牧羊犬、もう少しイラストはどうにかならなかったのだろうか…フルアート版はかなり可愛げがあるイラストなのに
使い所が難しそうなカード、基本自陣側を対象に取るように使うカードではあるものの相手のシステムクリーチャーを一時的にのかすと言った方法も可能な上にトークンなら完全に除去可能となる。

白蘭の幻影

ランデスは許されないご時世なのに2マナでできてしまうというかなり良くないカード、注目度が意外と低いのが個人的には信じられない1枚
部族的にはスピリットになった点はちょっと微妙な気はするが飛行を得た上に上記能力自体が十二分にパワフルである。

皇国の相談役、真珠耳

夢はあるよなぁでも結局戦場に定着しないから弱いよなぁ、というエンチャントレス系カードのリストに1枚加わっただけ。エンチャント全般に親和(オーラ)を付与する辺りは使用時のプレイの難しさやあらゆる状況に対して強いというわけではないという点ではデッキ内においても引きによってはミスマッチになる可能性は高い。ただ既存のこの手のカードと比較すると場持ちは多少良くなっている点は今までと違う(と俺が思いたい)

銀の高座

白の継続的なドローソースになりそうなカード、大体自陣の何かしらのトークンを追放する感じになるだろうけどいざという時に相手側のパーマネントを対象に取れるのもかなり良さげに見える

魂の導き手

ボロスなんかだと2T目にこいつが3/4になったりするんだろうか?
ただそういうデッキが強いというわけでもないのが難しいところ
アグロが主軸でそれに対して別軸でエネルギーカウンターを多く溜めたりとかするデッキなんかでは絶対にファーストチョイスだと思うがそういうデッキは果たして存在するのだろうか?

魔女の結界師

過去の裏面土地サイクルは神話レアのみがアンタップイン可能なボルトランドだったが、ついにアンコモンのアンタップイン可能なボルトランドが収録。ノーランドな各種デッキを大きく押し上げると見られているが、ことこのカードにおいては人間である点やETB能力が2マナ相当である対策カードである点を考えると土地を兼ねる枠としてナチュラルに使われそうではある

オセロットの群れ

自ターン内ライフゲインで終了ステップ時に猫トークンが出てくる猫
昇殿時には自ターン時に出したクリーチャーのコピーが出てくるという振れ幅があまりにもヤバいヤツ
ただしシナジーを組みやすい部族ではない点だけが残念である

正義の命令

往年のフィニッシャーも無惨なアンコ落ち、ただサイクリングのトークン生成は現在のトークン戦略の中においてはそこまで弱いわけではない
まぁ急報よりもコスパは悪いのだけれども

護衛募集員

万能サーチ、マイナーセット出身で枯れている市場在庫に対して大体4積みされるのでかなり高騰している、案の定神話レア化ということで全く緩和はされないだろう

転移の福音者

カウンター戦略がかなり捗りそうな一枚、毒デッキあたりもかなり無茶苦茶な動きをしそうで怖い

霊気晶の鉱夫

白おなじみの2/3/1で除去耐性持ちカード
ただ追放だとあまり強いと思えないしこれが統率者収録のレア枠なのは大概だと思う

故人の集結

比較的入りやすい保険、3マナはちょっと…と思うが2マナだとぶっ壊れているしアンコモンだから妥当か
特定デッキ向けサイドなんかでかなり見かけそうな気はする

激震の目覚め

白に最近ある条件付きリアニ、このカードは支払ったエネルギーカウンターのマナ総量に等しいカードのリアニ。サイクリング2を持つのと空撃ちもできる(対象が適正である必要はある)点がかなり偉い
パウパーにエネルギー系デッキがあるかはわからないがリソース回復手段が限られる環境というイメージがあるので使われそうだ

遺跡の天使

置物除去を兼ねるファッティ、平地サイクリングを持っているのが偉い
釣られて出てくるとまぁまぁえげつないことになるだろう


まとめ

見た目のパワフルさに欠けるものの既存デッキやアーキタイプを強く後押しするようなカードが多い、エルドラージが少なめなのは何か理由があるのだろうか
あと近年セット内に1枚程度収録されていた白のリアニメイトのカードだが本セットには複数枚収録されたことで黒に次ぐリアニカラーという立ち位置はほぼ確立したと言えるだろう。今後はこの手のカードからバグが発生する可能性について注視していかなければならなくなった。

つよカード

・白蘭の幻影
ーおかしさが詰まっているカード
・銀の高座
ー色拘束弱めなところがかなり悪そうに見えるドロソ
・護衛募集員
ーやっぱこれだね

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