ProVisionがアスリート採用を始めたワケ
こんにちは!ProVision Booksです!
今回は、昨年1月より取り組み始めたProVisionのアスリート採用について、そもそもなぜアスリート採用を始めたのか、始めてみてどうだったか、などを発起人である中新井肇上席執行役員に伺って参りました!
今や世界レベルで活躍するアスリート社員も多くいるProVisionのアスリート採用、その始まりを是非ご覧ください!
- 上席執行役員 中新井 肇 (なかあらい はじめ)-
2007年ProVisionに入社。評価エンジニアとして活躍後、技術部門の部門長を経て、現在は人事・採用領域を統括。今年4月より、システナグループ会社の東京都ビジネスサービス株式会社、専務取締役も兼務。
アスリート採用のはじまりと現在に至るまで
-本日は宜しくお願いします!まず、アスリート採用を始めようと思ったきっかけを教えて下さい!
きっかけとなったのは、あるスポーツチームからのスポンサー依頼でした。色々お話を伺う中で、日本代表やテレビに出るほど知名度がある選手たちでも仕事をしながら競技をする方がいたり、競技だけでは生活が成り立たないケースもあることをそこで初めて知りました。そこで競技に打ち込むアスリートを継続的に支援する形はないかと考えたときに、思いついたのが「アスリート社員」だったんです。経済的な安定を確保しつつ、競技に打ち込める環境を提供するというものですね。
あとは、ProVisionはちょうどこの頃、今までメインで取り組んできたテスト以外のサービスも増やしていく段階にいたため、テスターだけでない社員の役割も増やそうと思っていたタイミングだったこともあります。私たちはもともと「百花繚乱」というコーポレートアイデンティティを掲げていて、様々な個性を受け入れ活かしていこうという会社でもあるので、そういう意味でもアスリートは新しい風になり得るのではないかと思いました。
-そうした理想をもちながら始めたアスリート採用ですが、どういう経緯で最初のアスリート社員の採用に至ったか教えてください!
きっかけとしては、ビジネスに関して多方面でよき相談相手であった知人からの紹介でした。その知人とは、アスリート採用を始めようと思う前から深いお付き合いをさせて頂いており、やりたいことをお互いに助け合える関係性だったんですね。アスリート採用を始めようと思った時にもこの方に声をかけたところ、実際に動いてくれて。2019年の12月にラクロスの選手興味ありますか?と連絡がきた訳です。勿論すぐに興味あります!とお返事し、実際にお会いしてみて、お互いにマッチしそうだったので記念すべきアスリート社員1人目を2020年の1月に採用しました。
まあ、まさにインタビューしてくれている髙野さんなのですが‥!笑 この知人とのつながりなくしてアスリート採用は始まらなかったですね!
-はい、私ですね!笑 その後、アスリート採用の進捗、反響などはいかがでしたか?
最初はこちらから競技を続けながら働きたい方をリクルーティングしていましたが、途中からはこちらが動かずともアスリートの方からお問合せがくるようになりましたね。前年度頂いたお問い合わせは当初の想像をはるかに超える40件以上、中には条件面などが合わない方もいらっしゃいましたが、最終的に1年で7名のアスリートの方をProVision社員として迎えることができました!現在は9名のアスリート社員が在籍しています。
ProVisionのアスリート社員とは
-今はどんな競技の方がいますか?
ビーチサッカーにラクロス、パラアルペンスキー、ホッケー、eスポーツ、あとはカバディ‥!
多様性という観点で言うと、パラアルペンスキーの社員はアスリートであり障がい者でもあるのですが、障がいなど関係なくアスリートと仕事を両立したいと本人が自らProVisionに連絡をくれたんですよ。その社員は初めて会った時に、「障がいがあるだけでもお金がかかるし働くのも大変。ましてや働きながらスポーツをやる人なんて全くいない。私はその道を創りたい」と言っていました。その言葉通り、今も誰よりも明るく前向きに仕事をしてながら競技に取り組んでいます。そういう姿を間近で見ている社員に与える影響は計り知れないですよね!
―そうですね。しかも競技レベルは日本トップクラスでパラリンピックも夢じゃないですもんね。
そうだね。それでいてうちの社風に合ってるなんて…本当にすごいよね。
他にも色々な選手がいて、せっかくだから多くの社員にその人柄や経験を知ってもらおうということで、今年の6月からは毎月入社する新入社員に向けて、アスリート社員にスピーチを行ってもらっています。実際にスピーチを聞いた研修生からは、アスリート社員の経験や考え方に触れることで沢山の気づきを得たという声も多く挙がっているそうです。
-私もスピーチさせてもらっていますが、毎月皆さん素敵な方ばかりで、お話しするこちらが元気をもらいますし、何よりとっても楽しいです!!どんな方をアスリート社員として受け入れているのですか?
一番大きいのはやはり、ProVisionの社風にマッチする人材かどうか、ですね。これは、アスリートであってもなくても変わらないです。「明るく元気に前向きに、ひたむきに貢献することで笑顔の花を咲かせます」という経営理念を体現できそうな方にご入社頂いています。
あとは、うちのアスリート採用は、アスリート活動を第一に考えつつアスリートをもし引退したとしてもここで培ったスキルや経験が無駄にならないような役割を担って頂くスタンスなので、そういった考え方にもマッチする方を採用しています!スポンサーという形だと引退した後や怪我で競技ができないときには支援が打ち切りになる可能性もありますし、実際にコロナ禍においてはそうした話をよく聞きました‥。
支援の形は様々で、どれが良い悪いなどないと思います。ただ、私たちがやりたいことは、会社としてアスリート活動を支援しつつ、アスリート活動以外でも会社の中でしっかりと活躍してくれる、そんな関係性を築くこと。単発的に大きなお金をお渡しするより、この形の方が今のProVisionには合っているかなと思っています。
アスリート採用による影響、そして今後の展望
-アスリート採用を始めて会社として何か変わったことはありますか?
「多様性のある組織」や「挑戦する文化」など会社として目指したい姿が、アスリート社員の存在によって他の社員に浸透しやすくなったように思えます。やはりアスリート社員の存在は社員にとってメッセージ性が強いですし、ProVisionという会社は多様性のある組織を目指していますと社員にも伝えているので、1つの大きな個性としてのアスリート社員の存在により、それを実感してくれているのではないでしょうか。
あとは新しいことへのチャレンジや、やったことのないことをやってみることなどに違和感がないのも、アスリート社員がその存在でProVisionに新しい風を吹かせてくれているからだと思っています。色々な競技の人が入ってきて、担う仕事も様々だったりするのも社員のみんなが見てますしね!
-アスリート採用の今後の展望はありますか?
そうですね‥‥アスリート社員がW杯で日本史上初の準優勝を果たすとかですかね!笑
-それは‥ビーチサッカーの原口さんがすでに達成しましたね!笑
(※アスリート社員の原口翔太郎さんが今年8月に行われたW杯で日本代表として史上初の準優勝を達成しました!)
真面目な話、ひとつ思い描く姿としては、今回の原口さんのように世界大会や日本一を決める大会などの大舞台で社員が活躍することがまず大きくありますね!それを他の社員がみんなで応援して、その応援を通して会社の一体感や結束が生まれることを期待しています。
あとは新しいビジネスの種になることもやはり期待していますね。色々な競技のアスリート社員がいるので、アスリート目線ならではの新しいサービスを作ったり出来たら良いなと思っています。これに関しては、実はすでに実現したものもあります。PRO×ARというサービスを展開していますが、これはアスリート社員の競技の様子が社外の方に伝わるように名刺にARを付けたのが始まりだったんですね!
その後、アスリート社員の繋がりでスポーツチームのPRのためにステッカーやトレーディングカードを作ったところ、大変好評で、これはサービス化してもよさそうだとなりました。
ちなみにまだオフレコですが、某有名バスケットボールチームへとのARグッズサプライヤー契約や教科書に載っているような文化施設へのARコンテンツの提供なども予定しており、アスリートやスポーツ界以外にもARサービスは発展してきています!今後もこうしたアスリートならではの発想で新しいものを創っていけたらいいですね!
-そういえばつい先日、札幌の開発部門とアスリート社員でMTGをしました!こんなのあったら嬉しいなというブレストの会で、それが実現したら良いということですね!
おーそうそう!そういうこと!そこから何か実現されていったり、形になるとしたらとても夢があるよね。アスリート社員の皆には是非今の自分の役割にとらわれずに、新しい可能性に挑戦していってほしいなと思いますし、そうした挑戦をしっかり後押ししていきたいなと思っています!
-はい、頑張ります!本日は有難うございました!
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