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週間相場分析11.14-11.18

◎相場分析

14日は土日に米中間選挙や中国のコロナ関連の報道がありドル売りが止まって来るような開始となった。
先週末は米休場だった事もありドル売りが加速。
しかし月曜早々にFRB高官の発言が散見された。内容はタカ派発言が多かった。
まず注視すべきは『インフレはCPIの結果のみでは判断できず簡単にはインフレは抑えられない』という事だった。
確かにインフレはそう簡単に抑えられない。インフレ鈍化で楽観相場になるとドル安からまたインフレを引き起こすからである。
FRB高官はとにかく利上げペースとターミナルレートの話が多い。
欧州ではECBは利上げ幅縮小を明確にしてきた
連合体の弱点ともいえる足並みがどうも合わない。各国で事情が違うので合うはずもない。ユーロの弱さとドルの弱さが来週どこまで回復するのかみもの。
日本のCPIは40年ぶりの数値がでた。
あとは賃金上昇だがまだ厳しそう。今後の各国の対応に注目していきたいです。


ドル円と各通貨ペアにファンダメンタルズ

◎来週に向けて

注目はFOMC議事録。
単純にインフレ鈍化で利上げペース鈍化でリスクオン相場になる市場は楽観的すぎるのではと思う。ターミナルレートは引き上げられ利上げも継続していく。何よりまだインフレは抑えられていない。
数値で言えば予想よりポジティブな数値だっただけで先月と同じ%で物価は上げている。
来週欧州各国のPPIが発表される。
インフレ加速はしているだろうが米にどう影響されるかだ。
ニュージーランド中銀は0.75%の利上げ予測。
各国のインフレに対しての反応は注視していきたいがやはりドルだろう。
FRB高官の発言とFOMC議事録公表後の値動きが非常に注目される
ドル円は高値を更新していくような相場ではなくなったが相場迷子にならない様にしっかり分析していきたいと思います。
今週もありがとうございました。


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