【ネタバレ大アリ】アイドルマスターシャイニーカラーズ 2023年度Pコミュ個人的10選
はじめに
アイドルマスターシャイニーカラーズももう6周年!まったく意図していなかったnote企画!
被ってしまった!滅茶苦茶恥ずかしや!
こうなれば先陣きって続くものの足がかりになるまでよ!ということで。
なんてことなく、去年の4月から今年の3月までに実装された「プロデュースカード」の中から、好きなシナリオを二つのテーマに分け、合計10個選んでみたものになります。また、入手当時の感想として筆者がふせったーにしたためていたものもありますので、そちらについてもついでに共有しています。
この一年のプロデュースカード、みなさんどう思いましたか?色々な思い出があると思います。まあそんな中、極めて独りよがりではありますが、ちょこっとの好きをご紹介。
ちょっと反則の5選
ここではコミュの中での描写やセリフが、反則級に可愛かったり、「そこに言及したらお終いよ」という反則のコミュを紹介してます。そのため、「反則」と感じた場面をコミュの中からピックアップしてご紹介。
エバー・リメンバー・ネバー
一枚目は風野灯織のコミュから。
このコミュでは主に灯織の過去に焦点があたり、灯織の苦心した思い出や、イラストや演出でも登場する絵本などの楽しい思い出などが、今現在の様子とリンクしながら描写されていきます。
さて、そんなコミュの反則なシーンは、灯織の好きなものである料理に関するシーン。ここでは灯織が料理を始めた時の経験を思い出しながら、プロデューサーと共に料理をすることになります。
…まあ、二人で特に説明もなく一緒に料理するというのは、よくあることです。はい。
灯織が思い出す経験とは、レシピ本の落とし穴による失敗の思い出。プロデューサーに料理を教えながら、懐かしき失敗談を語っていく灯織。
初期からの灯織を知っていれば、自分の失敗をこんなに微笑ましく話せるようになったか…と感慨深くもなるものですが、語りのトーンが可愛らしくて若干それどころではありませんでした
可愛い。この真乃やめぐるに対しても違う、かと言って普段のプロデューサーとのやり取りとも違う、気の抜けた二人のゆるーいやり取り。灯織にも、灯織の前だと普段以上に気の抜けた姿を見せてくれるプロデューサーも可愛いやり取りです。「なんか距離近くない君たち?」をゆるーく、だかしかし着実にレベルを上げにいっている。そんな反則、灯織コミュでした。
落ちる音がする
こちらは白瀬咲耶のコミュ。反則シーンはいかにも強調されるイラスト、ないしは演出の壁ドンシーン……ではなく(もちろんそのシーンに直接関係する場面も滅茶苦茶可愛い)、そんなコミュの合間に挟まる、二人の車中の出来事。
運転するプロデューサーを置いて一人で寝るわけにはいかないと、後部座席で抵抗を見せる咲耶。そんな咲耶にプロデューサーはちょっとズルい言い方で咲耶を眠りに誘います。まあもうこの時点でズルいのですが、問題はこの後。咲耶が無事に寝入った後に、プロデューサーがかける言葉が選択肢となります。その選択肢がどれも強烈。
おいおい。
あったかい…
は?可愛。
はぁ?反則反則。
え?これってプロデューサーの可愛い特集じゃないかって?
そんなわけないじゃないですか。ねえ。咲耶可愛いよ。
STEPも終え、改めて白瀬咲耶という人間が幸せそうにいてくれると、やっぱり自分も嬉しいのです。
Eve
こちらは去年のブライダル記念で登場した甜花のカード。今まで同じユニットからは選出されなかったブライダル衣装が、演出に甘奈まで駆り出して甜花に実装という、別にルールはないけど反則味を感じるこのカード。
反則な場面はまさにこの演出が出るコミュの中…
今回は甘奈が演出で見えたように、どうにも双子でのブライダルの仕事だったようです。シャニマスにおけるブライダルコミュでは、やはり題材が題材だけに「いずれそういう選択肢もあるのかも」「そういう選択肢を取った人がいる」と少し遠くを見るようなアイドル達の姿が印象に残ります。
今回はそんな題材が甜花に与えられ、近くにはずっと一緒にいた甘奈の花嫁姿まで。そして、自分にとっての幸せについて甜花は考えた結果……
おいおい
おいおいおい
ああ……
そりゃこんな顔にもなるだろ!
イベントコミュ「好きの満ち欠け」などでも、甘奈にとって甜花が如何に大切な存在であるかということ、またどこまでいっても甘奈の最後の砦は天下であることが改めて示された今、その最後の砦からまさかのブレーキ。
もちろん本人は「なーちゃんの幸せも大事」とは言っているんですが、甜花が我慢してしまうかも…という可能性の提示だけでも甘奈には充分すぎる気が……
しかしこういうことを思いつくや否や直接言いにいってしまうその行動力。素敵にも感じてしまいます。
ところで、シャニマスには年に一度バレンタインのコミュがあり、恋愛の色もチラつくイベントだけに、特に甘奈は色んな顔を見せてくれるのですが、妹にブレーキかけた君はバレンタインで何を…するのか…。
…まさか、あんなことにするなんてね…
真実は過去のもの含めてバレンタインチョコを貰ってみると、わかるかもしれない。君はもうちょいブレーキ踏もう。やってることだけなら28人で一番直球だから。
あと、全く関係ないんだけども。
そこ、もうちょい詳しくお願い。
うちと幸せ
やりやがった…
やりやがったよ……
4枚目の反則は和泉愛依のカード。
愛依といえば、初期も初期からプロデューサーに大分距離が近く、頻繁に家に招こうとしたり、なんか自分がゾンビになったら一緒にゾンビになって欲しいとか言ってたりもしてます。
その信頼度・好感度の高さはプロデューサーが「アイドル和泉愛依」が産まれる立役者であることにも起因しています。
しかし、じゃあこれが恋愛感情か?というとうーん?「一番好感度の高い異性は?」と聞くとプロデューサーと返ってきそうなのですが、まあ恋愛感情すっ飛ばした好感情で、恋愛関係になりたいとかそういう思いはないんじゃないかなー。とか呑気にしてる過去の自分よ。
恋愛感情じゃないから、シンプルに距離感近いだけどワハハ、としてた自分よ。
君は刺されることになる。
愛依がそれ意識しだしたら終わりじゃない?
さて、話は変わるのですが、【うちと幸せ】の前に実装されているグレフェス報酬越境カードには【をとめ条約】なるものがありまして。
イラストには凛世と愛依、加えてコミュには甘奈も出てきます。凛世と甘奈といえば…なのですが、当然のようにその二人のコミュはそれを匂わせるもの。をとめ条約とはお互いを助け合い、なるだけ良い状態で戦場に向かえるために二人の間で交わされた条約…というか心構えなのです。
そう。凛世と甘奈の二人の間に。
あれ、でもカードとしてはもう一人……?
なるほど、条約のカードに参加しても批准しなければよいと。
ワハハ。反則。
とキどき間氷期
最後の反則は大怪獣にちか。
当時のふせったーはこちら。
https://x.com/fugaprototype/status/1710616387142684863?s=46
にちかの破壊衝動について触れるコミュに、存分に暴れ回る姿が魅力の演出。ガッツリ着ぐるみの衣装だったりも結構衝撃的でしたが、反則ポイントはその最後。
にちかとプロデューサーの関係は、なんとも不思議なもの。「アイドルとプロデューサー」でありながらもどこかそれ以上の所にお互いに踏み込もうとしては、改めて境界を自覚し、それでも少しだけ手を伸ばすようないじらしい距離感でした。
そして、そこに重なるものとして「にちかの父親とプロデューサーの関係」があります。
というのも、これはイベントコミュ「明るい部屋」においてはづきが父親の影をプロデューサーに見たこと、プロデューサー以上の関係としてにちかの家庭に迫るプロデューサーが、「最も家に近い異性」としての父親に重なって見える、というものもあるのでしょう。
しかし、実のところ「にちかは父親のことをどう思うか」ということは、あまりわかっていない部分でした。
そもそもとして父親である七草弁護士に対する思いは、個々人が独立して発していることが多く、意外と統一性のある像は出来ていません。
プロデューサーと重ねたはづき、亡き友として思い出を語る社長、「手を差し伸べてくれた大人」を見たルカなど、様々に語られる七草弁護士。
しかし、この中では「プロデューサーと七草弁護士の関係」について言えることは、「はづきがそう見た」など、あくまで個人の感傷に留まるため、「にちかもそう見るのか」は不明瞭でした。にちか自身も初期を除いてSHHisとして激動の日々だったため、「改めて父親のことを考えよう」という機会もなかったように思います。
しかしてlanding pointを終えたにちかは、遂に…
触れて……いいんですね
ヒョー!と思わず声が出て我ながら気持ち悪いなと思いましたが、反則は反則なので、こちらをセレクト。
また、ちょっとハロウィンということもあって別に色々も考えたのですが、それはちょっと当時のふせったーの方で。
余りにも嬉しい5選
ここからはもうシナリオの流れがあんまりにも嬉しかったシナリオを5つご紹介。愛しているよシャイニーカラーズ。
ふたり色 クレオール
まずは八宮めぐるのカードから。
当時のふせったーはこちら。
https://x.com/fugaprototype/status/1719377028821196833?s=46
シャニマスにおける個性の尊重の裏。
誰でもない貴方の色で輝ける。
ならば、その色が合わない人に手は届くのか?
意地悪ですが、確かに存在する問いかけがそこにはありました。
色が心で見るものであれば、心が合わないということなのか。心が合わない人を相手にした時、アイドルは無力なんだろうか。
そして、それでもと傷付きながら手を伸ばすことは、正しい選択なのだろうか。
八宮めぐるに出来ること、出来ないこと。当たり前にそんなことが溢れる世界で、「それでも」と、めぐるが笑顔で進んでいけるように。
そんなプロデューサーの選択と、その選択の元、「それでも」とめぐるが残してみせた確かな成果。
嬉しいものです。ええ、本当に。
鏡界リフレクションレイン
お次は三峰結華のマイソングコレクションから。
ソロ曲に関連するコミュが出る。そういうコンセプトがあるわかった時、おそらく最も注目の集まったアイドルの一人は三峰ではないでしょうか。
彼女のようで彼女でない、少なくともファンに見せてる姿とは異なるこの曲を、彼女はどのように歌うのか。
その在り方が挑戦であったこと、誠に嬉しく。
易々とでなくとも、頑張って、気を張って、それでもやり抜いて見せた三峰、ああ、格好良いな。嬉しいな。
わかるよ、そういうとこ俺も好き。
ビューティ/フル
マイソングコレクション 有栖川夏葉。
出会いはリアルライブ、「我儘なまま」の後。
センターでもなく、新しくもなく、しかして2日間のライブを締めくくる大トリを努めたこの一曲。
夏葉がこの曲に向ける心情と共に、曲と立ち位置自身もこのコミュが出る前に大きな文脈が付与されており……そして、お出しされたコミュの形こそは。
ありがとう…ありがとう。あれもこれも、全てを背負っていってくれて。大トリに相応しい、そう想える貴方でいてくれて。
ありがとう夏葉……やっぱり強いや……
Keep it→up♡
続いて市川雛菜のカードから。
ユアクマに溢れるイラストが特徴的なカードですが、ここでは雛菜が自分が好きなコンテンツであるユアクマについて、エンターテイメントの裏方に触れていくコミュとなります
個人の趣向として「誰かを楽しませたいと思ってつくられたもの、場所」という人工のエンターテイメント性のようなものが好きなので、そこに触れてくれた嬉しさがまず一点。
そしてもう一つの嬉しいポイントは、そんな裏側を知った雛菜に対する、プロデューサーの姿勢にあります。
「雛菜が楽しめるようなコンテンツにするようにこれからも頑張る」
大好きなユアクマとのコラボの際に、あちら側のスタッフからそう聞いた雛菜。
「自分が楽しく幸せでいられるのは、誰かが頑張ってくれてるから?」
そして雛菜はこのコミュの中で、他にも「頑張ったと伝えることで、元気がもらえることもある」、つまり、頑張ることそのものをアピールすることついても触れます。そして、「人によって違う、頑張りの形がある」ことにも。エンターテイメントを作り出す裏側の一人、普通に暮らす学生の一人として、「誰かのために誰かが頑張っている。」ことを改めて知り、「彼女なりの頑張り」という心情を見せてくれます。
よく言えば周りが見え、悪く言えば不自由にもなる考えですが、だからこそ、最後のプロデューサーの対応は素晴らしく見えるものです。
プロデューサーが迷ったり、止まった時にはあいどるが、アイドルが悩んだり、疑問を抱えればプロデューサーが、支え合える関係と、他ならぬ「今の市川雛菜の価値」を雛菜自身の外でもちゃんと保証してくれる人間がいてくれること、とっても嬉しいことでした。
ノンセンス・プロンプ
黛冬優子のカードです。
当時のふせったーはこちらを。
https://x.com/fugaprototype/status/1755621147692216786?s=46
【三文ノワール】入ってないんです?という声もあるでしょう。別に未所持ではありません。
ただ、自分の心を何より奪ったのはこのカードの結論。ということで、一連のシリーズを代表するものとしてこちらを選出しました。
エンターテイメントの裏、アイドルの幸せと寿命、変わらないシステム、過ぎ去っていく時間。
それは、現実にあるどうしようもないものです。
いくら夢のような世界に逃げようと、現実の残酷さも、夢のような世界の裏に潜む残酷さも消えはしないのでしょう。そうした現実から目を逸らさないこと。きっとそれは素晴らしいことで、格好良いことで、美しいのだと思います。
では、夢を見るのは愚かなことでしょうか。
我々もまた、「アイドルのゲーム」という嘘に夢を見るもの。そんな姿はやはり滑稽になるのでしょうか。
…例え滑稽なのだとしても、夢を見ることが与えてくれる何かというものを、信じていたいと思います。
これはあくまで自己の話。夢を見ることが自分にとって素敵なものであってほしいという願望にすぎません。
では、夢を見せる側は?
夢のような物語を愛し、自らも物語を創り出す側へ移った冬優子。
「アイドル:黛冬優子」、あるいは「愛されたもの」の最期、選択について考えた彼女に、ふりかかる言葉。
実にセンスのない言葉でした。
的外れに過ぎる、と
とても卑怯な言葉だ、と
口ではなんとでも言える、と
余りにもおこがましくないか、と
そういうことを話したいんじゃない、と
ここではもっと現実的な話をしてるんだ、と
きっとそんな言葉をぶつけられるような。
言葉だけを取れば中身のない薄っぺらい言葉になるような。
「アイドルのプロデューサー」であって、この男であって、初めて少しの意味が生まれるような。
夢を見ることを
その危うさも理解した上で
それでも夢を見ることを
自分は素晴らしいことだと思っていたい。
だから、騙してくれてありがとう。
騙されてくれていて、ありがとう。
そうでありたいと、想ってくれてありがとう。
騙す、騙される在り方を、誰より貴女が受け入れてくれて、誰より貴方が促してくれる。
こんな問答は、いつか時間が無意味にしてしまうかもしれないし、現実に負ける日が来るのかもしれない。
だけど、今日この日に確かに夢を見たのだと。
確かに、確かに心を動かす夢を見たのだと。
それが自分だけでなく、彼と彼女にとってもきっとそうなのだということ。
嬉しいな。本当に。
たかが一人、見ているだけ、酔っているだけの人間が、背中を押された気持ちになることだけ、どうか許してください。
おわりに
以上で2023年度、Pカードコミュ10選でした。アニメにシャニソン、新ユニットに新ライブ、盛りだくさんでした。Pカードこそはその中でも最も供給スパンが短く、その量も多いもの。合わせて引いた過去実装されている未所持カードを含め、今年度も沢山のコミュに囲まれた一年となりました。
STEPやマイコレに終わりが見えはじめ、アニメの二期が決まり、コミカライズやシャニソンの方でも着々と物語を積み重ねていく中ではありますが、今年度の振り返りとシャニマスへの感謝を込めまして、こちらを纏めさせていただきました。
嬉しいね。シャニマス!
追伸
えっ、前年度に取り逃がしたカード?
hurray for
good-bye ラブレター
唯・唯・寧・詠
きみだけ!
聞いてマイハート
あたし・マスト
あてもなく、風
雲の彼方まで
YOU&I
連綿と、桜
Be red
…ちょっと嬉しくない。嬉しくないな。
もっと見せておくれよ。シャニマスくん。