読むSOZO KOTOTOI RADIO #8 若桑みどり著「お姫様とジェンダー」から想像トーク!
毎週木曜AM7:00に更新中の音声コンテンツ「SOZO KOTOTOI RADIO」。このラジオの公式note担当、本間海鳴と申します。こちらのnoteでは、更新されるラジオの要約と、ラジオを聴きながら私が考えたことや想像したことなどを文章の形でお送り致します!
このラジオでは、毎週本の一節を紹介し、そこから着想を得て想像・妄想した、 未来の社会や人の価値観の変化などを超主観トークでお届けしています。
ラジオパーソナリティはオリジナルミュージカルを制作・興行する株式会社Protopia代表の水島さんとアシスタントのわかなまちゃんです。
それでは、第8回の内容も振り返っていきましょう!
今回の一節📗
第8回で取り上げられたのは、若桑みどり著「お姫様とジェンダー」からこの一節。
『昔話に隠された男らしさ・女らしさの呪縛から男女が自由になり、真の男女共同参画社会を目指すこと』を目的に書かれたのがこちらの本。その中でとある書籍から引用されている一文が、今回の妄想の種です。さて、どんな妄想が広がっていくのでしょうか?
第8回目のトーク内容💭
今回の主なトークテーマは、『社会をゼロから作り直す必要性』について。ラジオ内では、『現在ベースになっている社会を改善する』のではなく『全く新しいところから組み立てる』ことが大切なのではないか、という案が挙げられます。
なぜ『ゼロから作り直す』必要があるのでしょうか。
現在の社会は、男性本位で考えられた社会と言っても過言ではありません。高度経済成長期に社会で仕事をしていたのは、主に男性でした。当時は男性本位のルールである方が働きやすく、メリットも大きかったわけです。
しかしこれからは、性別・世代・信念に関わらず、全ての人が平等に社会で働く時代です。今の社会を改善しようと頑張っても、根本にあるのが男性本位で作られた社会であれば、「みんなの理想」の社会になるのが遅れる可能性があります。
ですから、今までの常識を一旦置いておいて、自分たち本位でアイデアを考えることで、『理想の社会』が来るのを速めることができるかもしれません。
考えたアイデアを多くの人たちに知ってもらう方法として、物語の形が有効なのではないかとラジオトークは進みます。
今回紹介された本では、「これまでのプリンセスストーリーには、女の子への幸せの強制や刷り込みがある」という主張がなされています。大多数のプリンセスストーリーは、『美しい女性が・大勢の中から王子様に選ばれて・結婚することこそが幸せだ』という流れで構成されています。しかし、現代の女性の幸せはこれだけではありません。もっと様々な幸せの形があるはずです。
では、現代に生きている私たちは、これから生まれてくる女の子にどんな物語を読み聞かせるのでしょうか。もちろん、従来のプリンセスストーリーも選択肢の一つとしては素晴らしいものです。でも、多様化する他の幸せも選択肢に上がるような物語を、子供たちには読み聞かせたいものです。
ここで、ラジオ内のトークは『82年生まれ、キム・ジヨン』という小説の話に移ります。韓国の男女不平等について取り上げられた大ベストセラー小説ですが、その内容には小説の本文だけでなく、実際に調査された統計数字や歴史的背景の資料などが差し込まれているようです。
この小説と同様に、私たちも、『社会をゼロから作り直す必要性』を伝えるために裏付けのあるストーリーを作ってみたい、と話は盛り上がります。たくさんの女性から意見を集め、それを活かして物語を作り、調査結果と共に『女性本位の新しい社会』を提案する。そして『女性本位の新しい社会』が想像できたら、今度は『若い世代』や『LGBTQ』本位の社会も想像していけます。こういった方法で、多くの人が「そんな社会も有り得るのかな」と思えたら、この社会は働きやすく過ごしやすい社会に変わっていくかもしれません。
本間の感想🤔
プリンセスストーリーに感じていた違和感を端的に言語化してくれて、とてもすっきりする回でした! 皆さんはプリンセスストーリーに憧れる方だったでしょうか。それとも違和感を感じていた方でしょうか。
ちなみに私は後者でした。小さい頃はプリンセスよりもプリキュアに興味があった覚えがあります。戦う女はカッコいい。
とはいえ、違和感を感じても、その違和感の原因を探そうとはしていませんでした。学校や職場でしんどい壁にぶつかったとき、「社会はこういうものなんだから仕方ない」とか、「これで社会は何年もやってこられてるんだからおかしいのは自分の方だ」とか、そんな風に考えることが多かったように思います。
そういう台詞を誰かから言われる場面って多くないですか? 学校の先生とか、職場の上司とか、親とか、自分より目上の人にそう言われると、それ以上違和感の原因を考えなくなってしまう気がします。考えても、「社会はそうだから」「社会って厳しいもんだから」って言われたらそこでおしまいですし。
もちろん、自分が社会に対して甘えた考えを持っているだけかもしれません。でも、『甘えた考え』から優しい社会が始まるかもしれない。そんなことを、ラジオを聴きながら考えていました。日本人、もうみんな十分頑張ってるから、もうそろそろ一回甘えてもいいんじゃないですか?
ラジオの中で言われていた、「週6日勤務して一週間まるまる休みにする」っていうのもすごくいいなと思いました。でも、正直な話、私はもっと甘えたい。
週休は3日にしません? 労働時間も今は1日最長8時間ってなってますけど、最長6時間にしましょうよ。だって8時間長いんだもの。6時間でみんな限界くるけど、気合いであと2時間頑張ってるでしょ。じゃあもういっそ最長6時間にしましょうよ。レジも座って打っていいことにしましょう。愛想も別によくしなくていいし、あんまりに理不尽なクレーム電話にはブチギレ対応してもいい。手紙の『季節の挨拶』もどうにかしませんか。あれ一生懸命検索して書くけど、どうせみんな読み飛ばして本題からしか読んでないでしょ。あれももう無し! 手紙はデフォルトを箇条書きにしましょう。その方が読むほうも分かりやすいし、難しいこと考えずに書きやすいんだから。
『甘えたこと』をたくさん書いてみたんですが、新しい社会ではこれが基準になる可能性も十分あると信じています。これからの社会を変えていくのは、私かもしれないし、これを読んでるあなたかもしれません!
皆さんの妄想する『新しい社会』はどんな社会ですか?
↓↓第8回目の本編はこちらからお聞きになれます↓↓
タイトルにもなっている「KOTOTOI(言問)」には、「共に語ること」という意味があります。このラジオを通して、パーソナリティであるお二人の想像・妄想を広く知ってもらうこと、そして、リスナーの想像・妄想も広げ、色々な意見や考えを互いに知ることを目的としています。誰かの妄想から着想を得て、自分の想像力をどんどん豊かにしていくのが「KOTOTOIラジオ」の目指すところらしいです。
聴いた人の想像力も刺激し、新たな考え方を取り込むことができる「SOZO KOTOTOI RADIO」。本編ラジオも、noteも、どうぞよろしくお願いいたします。ぜひ皆さんの想像・妄想もお聞かせください!
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